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横浜市における急性期脳血管疾患の搬送と治療の実態調査
最終更新日 2026年7月17日
研究課題名
横浜市における急性期脳血管疾患の搬送と治療の実態調査
研究の目的・方法
目的
人口約376万人の横浜市では、年間およそ15,000人が、脳卒中を疑われて医療機関に搬送されます。脳卒中の予後は、治療開始までの時間に大きく依存しているため、横浜市では、救急隊と市内31医療機関が連携を組み、独自の横浜市救急医療情報システム(YMIS)を用いて、脳卒中患者様を、治療可能な医療機関に最も短時間で搬送できるシステムを構築しています(脳血管疾患救急医療体制)。
脳血管疾患救急医療体制は2009年に開始されており、搬送先や搬送時間、治療内容、治療成績などを分析することで、横浜市の脳卒中診療の質の向上に役立てられてきました。ただし、この間にも脳卒中の治療は進歩し、例えば脳梗塞に対する動脈再開通療法は、経静脈的血栓溶解療法(t-PA)が標準だった治療が、機械的血栓回収療法(MT)まで含まれた治療に変化しました。こうした変化を受けて救急隊も、現場で搬送患者様が脳卒中かどうか判断するスコア(MPSS)に加え、MTの適応の可能性のある主幹動脈閉塞を判断するスコア(LVO)も用いるように、プロトコルを変化させました。さらにその後LVOは、日本脳卒中学会の指針に従い、項目に変更も加えられました。
今回はこうした治療法の変化や、搬送プロトコルの変更が、横浜市の脳卒中患者の搬送時間、搬送施設、治療内容及び治療成績に、どのように影響したかを検証することにしました。本研究により、横浜市脳血管疾患救急医療体制が行ってきた搬送や治療の工夫が、どの程度有効であったのかが判明します。また、本研究の検証結果は、今後の横浜市の脳卒中地域医療体制の改善に利用できるため、横浜市の脳卒中医療のさらなる改善につながります。
方法
横浜市で脳卒中を疑われて救急搬送された患者様について、搬送先医療機関、現場活動時間、応需状況及び治療開始までの時間等のプレホスピタルデータを集計して評価します。搬送後の医療機関における患者様の最終診断や治療内容(t-PAやMTなど)、予後などのインホスピタル(一部ポストホスピタル)データについても集計して評価します。
これらのデータは、tPA治療のみの時期、MT標準治療期、LVO導入期、LVOプロトコル変更後、に分けて集計評価し、治療の進歩や搬送プロトコル変更の効果を比較検証します。
患者様のデータは、横浜市で毎年集計しているものを後方視的に収集します。今回の検討では、脳血管疾患救急医療体制構築から2025年までのデータを用います。
研究の対象
横浜市で脳卒中を疑われて救急搬送された患者様(2009年の脳血管疾患救急医療体制構築時から2025年までの期間)。
研究期間
2026年7月10日から1年間程度
研究に用いる試料・情報の種類
横浜市で脳卒中を疑われて救急搬送された患者様について、搬送先医療機関、現場活動時間、応需状況、治療開始までの時間等のプレホスピタルデータを集計します。また、搬送後の医療機関における患者様の最終診断や治療内容(t-PAやMTなど)、予後などのインホスピタル(一部ポストホスピタル)データについても集計します。
個人情報の管理
情報はすべて匿名化されており、個人は特定できません。
試料・情報の管理について責任を有する者
【研究機関(共同研究機関を含む)】
①横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(城倉 健)
②公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター(中居 康展)
③恩賜財団済生会横浜市東部病院(各務 宏)
④財団法人横浜勤労者福祉協会汐田総合病院(山内 達也)
⑤医療法人社団のう救会脳神経外科東横浜病院(園田 章太)
⑥菊名記念病院(石崎 律子)
⑦独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院(佐々木 拓也)
⑧医療法人社団三喜会横浜新緑総合病院(野田 昌幸)
⑨医療法人社団明芳会横浜新都市脳神経外科病院(福田 慎也)
⑩医療法人社団緑成会横浜総合病院(中川 将徳)
⑪昭和医科大学藤が丘病院(入江 亮)
⑫昭和医科大学横浜市北部病院(和田 晃)
⑬聖隷横浜病院(佐々木 亮)
⑭横浜市立市民病院(工藤 洋祐)
⑮医療法人社団明芳会イムス横浜狩場脳神経外科病院(谷井 雅人)
⑯聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(萩原 悠太,飯島 直樹)
⑰医療法人社団明芳会横浜旭中央総合病院(吉田 陽一)
⑱上白根病院(直江 伸行)
⑲横浜鶴ヶ峰病院(島田 佳明)
⑳医療法人財団明理会東戸塚記念病院(山根 庸弘)
㉑独立行政法人国立病院機構横浜医療センター(上木 英人)
㉒西横浜国際総合病院(串田 剛)
㉓国際親善総合病院(仁木 淳)
㉔医療法人社団鵬友会ゆめが丘総合病院(櫻井 孝)
㉕横浜市立みなと赤十字病院(大久保 卓哉,三宅 茂太)
㉖独立行政法人地域医療機能推進機構横浜中央病院(川田 望)
㉗恩賜財団済生会横浜市南部病院(櫛 裕史)
㉘医療法人社団仁明会秋山脳神経外科病院(秋山 武和)
㉙公立大学法人横浜市立大学附属病院(土井 宏)
㉚国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院(児矢野 繁,間中 浩)
㉛国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院(仲野 達)
㉜横浜市医療局地域医療部救急・災害医療課(向井 克志)
お問い合わせ先
本研究に関するご質問・ご相談等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することができますので下記連絡先まで電話またはFAXでお申出ください。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者様もしくは患者様の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者様に不利益が生じることはありません。ただし、拒否のお申し出をいただいた段階で既に研究結果が公表されていたときなど、データから除けない場合があります。
研究責任者(研究への利用を拒否する場合の連絡先)
〒235-0012 神奈川県横浜市磯子区滝頭1-2-1
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター
脳神経内科 城倉 健
電話番号:045-753-2500(代表)
このページへのお問合せ
脳卒中・神経脊椎センター管理部総務課
電話:045-753-2500
電話:045-753-2500
ファクス:045-753-2859
メールアドレス:by-no-somu@city.yokohama.lg.jp
ページID:446-059-558





