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フーリエ変換赤外分光分析装置

最終更新日 2022年2月22日

フーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)の装置紹介

装置写真
 

概要

原理

試料に赤外光を照射し、透過、または反射してきた光を測定します。
試料を構成している物質の分子構造の違いにより、照射した赤外光の一部は、特定の波長で分子が振動するためのエネルギーや回転するためのエネルギーとして使われることが分かっています。測定して得られたスペクトルパターンを解析することで、物質の分子構造や官能基の情報を得ることができます。

特徴

有機化合物やプラスチックの構造分析ができます。
測定したスペクトルを並べて比較を行うことや、データベースと照合し代表的なサンプルデータと比較を行うことも可能です。

不得意な事

試料に照射した透過光や反射光を測定するので、光を吸収してしまう黒い物質(ゴム等)の測定は不得意となります。また、有機物の構造の解析が行える一方、無機物の元素の種類などについて正確な情報は得られません。ごく薄く付着し基材にしみ込んでいるような異物や、熱や光で劣化した物質などは、ピークが不鮮明であったり、劣化前の構造と異なる可能性があることから、同定が困難となります。

装置性能及び仕様

装置型番:FT-IR 6100FV_IRT-5000 日本分光 社製
導入年月:平成22年 4月

測定例

測定例
図1白色異物の測定スペクトル照合結果

手数料

依頼試験手数料
区分 単位 金額
定性分析 1試料1測定点につき 9,900円

手数料について

  • 試験、分析又は調製について特別の材料、労力等を必要とするもの及び研究又は調査の手数料の額は、実費相当額とする。
  • 特に期限を定め急を要するものの手数料又は使用料の額は、定める額の2倍の額とする。
  • 横浜市内に事務所又は事業所を有する者であって、中小企業基本法第2条において定められた中小企業(外部サイト)以外からの依頼に係る手数料又は使用料の額は、定める額の1.3倍の額(100円未満の端数があるときは、その端数金額を100円に切り上げる。)とする。
  • 横浜市内に住所を有しない者又は市内に事務所若しくは事業所を有しない個人若しくは法人その他の団体からの依頼に係る手数料又は使用料の額は、定める額の1.5倍の額(100円未満の端数があるときは、その端数金額を100円に切り上げる。)とする。

このページへのお問合せ

経済局中小企業振興部工業技術支援センター

電話:045-788-9000

電話:045-788-9000

ファクス:045-788-9555

メールアドレス:ke-kogyogijutsu@city.yokohama.jp

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