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大規模地震への備え ~日ごろからの備え~
最終更新日 2020年7月14日
1.日ごろからの備え
大規模震災時に自分の命を守るためには危険を予防し「被害を減らすこと」、あらかじめ安全な場所や避難先を確認し、「避難方法を知ること」が大切です。
このページでは、被害を減らすための、各家庭の対策をご紹介します。
被害を少なくするために
自宅の耐震性を確認しましょう
自宅の倒壊は、けが等の直接的な被害だけでなく、その後の生活にまで影響を及ぼします。
自宅の耐震診断を行い、耐震化を図る必要がある場合は早めに専門業者に依頼しましょう。
〇 「誰でもできるわが家の耐震診断」(外部サイト) (一般財団法人日本建築防災協会のページへ)
〇 在来軸組工法の木造個人住宅の耐震診断 (建築局建築防災課のページへ)
〇 分譲マンションの耐震診断費用補助 (建築局建築防災課のページへ)
家の中の危険を減らしましょう
家の中の様子(阪神淡路大震災) 写真提供:神戸市
地震による大きな揺れが発生すると大きな家具や家電は倒れ、扉のある食器棚や棚の中身は散乱します。
また、大きな揺れにより歪みが生じることで、窓ガラスが割れ、飛散することがあります。
これらの被害はけがの原因になるだけでなく、避難の支障にもつながりかねません。
自宅内の対策を確認し、被害を軽減しましょう。
家具の転倒防止
家具の対策は比較的簡単にでき、効果の高い対策です。専用器具を購入し、各自で取り付けることができます。
東京消防庁のホームページから家具の転倒防止対策について、参考にすることができます。
東京消防庁のページ(外部サイト)(外部サイト)
L字金具
突っ張り棒
耐震ジェル
器具取付代行事業
横浜市では、家具転倒防止対策の取組を支援するため転倒防止器具の取付けを無料代行を行っています。
詳細は 総務局危機管理部地域防災課のページにてご確認ください。
ガラスの飛散防止対策
窓ガラスは地震の揺れによる変形に弱く、すぐに割れてしまいます。
窓ガラスが割れると次のようなけがをする恐れがあります。
・ 割れたガラスがささる。
・ 破片を踏んでケガをする。
・ 片付けの時に手を切る
ガラスの飛散を防止するため、飛散防止フィルムを貼り、対策をしましょう。
また、就寝時は必ずカーテンを閉めるようにしましょう。
火災から自宅・地域を守りましょう
火災は、震災において被害を大きく拡大させる原因の一つです。木造住宅の密集している地域では、1件の火災が次々と延焼し、地域の広い範囲に被害が拡大することもあります。
過去の大震災における火災の原因の6割以上(原因不明分除く)が電気に関係するものとされ、そのほとんどが、一時的な停電の後、通電が再開される際に発生する『通電火災』が原因とされています。
この通電火災を防ぐためには、避難等で家を離れる際に「ブレーカーを落とす」ことが重要となりますが、大きな揺れが発生した際に、自宅にいない場合などブレーカーを落とせない場合もあるため、一定以上の大きさの揺れを感知した際に、器具が自動的にブレーカーを遮断する「感震ブレーカー」を設置して電気を遮断することが有効です。
また、万が一火災が発生した場合でも、消防が駆け付けるまでの間に住民による消火活動を行うことで、延焼が拡大することを防ぐことができます。
日ごろから地域の防災訓練等に参加し、消火栓やスタンドパイプ等の操作方法を習得しましょう。
≪感震ブレーカー設置補助制度≫
横浜市では、泉区内の以下の地域を対象に、購入費の一部を補助する補助制度を行っています。(詳細は、総務局地域防災課の「感震ブレーカー設置促進」のページを御確認ください)
対象地域 |
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白百合一丁目~三丁目 |
中田東一丁目~四丁目 |
中田北二丁目~三丁目 |
中田西二丁目~四丁目 |
中田南一丁目~五丁目 |
自宅での生活を継続するための備蓄
災害時には、物流の停止や買占めの発生により、必要なものが必要な人に行き届かないことも想定されます。震災時に必要となるものを確認し、最低3日分の備蓄を日ごろから備えておきましょう。
備蓄をするうえで大切なことは「普段から使うものを災害時も使うこと」です。日ごろから使用するものを循環させながら備蓄する「ローリングストック」により、無駄なく備蓄しましょう。
食料備蓄のポイント
食料備蓄で重要なことは、「日ごろから食べている常温保存の食品」を多めにストックすることです。 例えば
・お米
・そばやパスタ、ソーメンなどの乾麺
・缶詰
・インスタントラーメン
・レトルト食品(カレーやパスタソース)
・シリアルやクラッカー
・お菓子類
など、日ごろから食べているものでそのまま食べれたり、簡単な加熱調理で食べれたりするものを少しずつ多く備蓄して、常に未開封の余剰があるようにしましょう。
そうすることで、災害時も日ごろから口にしているものを食べることができ、心身への負担が大きく軽減されます。
停電やガスの供給停止が発生してもある程度調理ができるよう、カセットコンロや水も備蓄しておきましょう。
そのほかあると便利な防災アイテム
クーラーボックス
冷蔵庫の食品も、有効に活用することで災害時の備蓄食になります。
ただし、冷蔵庫の食品は停電により食べることができなくなってしまうため、クーラーボックスを活用して効率的に保存しましょう。
保冷剤を最上部に入れると効果的に保冷できます。
歯磨きシート・液体歯磨き
断水が発生した場合、歯磨きができなくなります。歯磨きができなくなると、口の中が不衛生になり、感染症の原因にもなります。
水が使えなくても口の中を清潔に保てるよう、歯磨きシートなどを備蓄しましょう。
歯磨きシートは歯を磨く以外にも、断水した場合に使用後の食器のふき取りなどにも活用できます。
カセットコンロ・ガスボンベ
災害時にはガスの供給が止まり、加熱調理ができなくなることも予想されます。(IHクッキングヒーターのご家庭では、停電時)
備蓄している乾麺やインスタント麺、冷蔵庫内の職員を効果的に消費するためには、加熱調理が必要不可欠です。
万が一の場合でも、調理をすることができるようカセットコンロとカセットガスを備えておきましょう。
トイレパック
揺れにより断水が発生したり、下水管が破損したりすると、トイレが使用できなくなってしまいます。
そんな時でも、自宅で用を足すことができるよう、トイレパック(携帯用トイレ)を備えておきましょう。
トイレパックには、ビニール袋におむつのような吸水シートがついているものと、凝固剤を振りかけて固めるタイプのものがあります。
使用後は燃えるゴミとして出すことができます。(他のごみと混同せず、トイレパックのみでまとめるようにしましょう。)
身体拭きシート
災害時に体を清潔に保てないことは、想像以上のストレスにつながります。
身体拭き用のウェットシートを備えておき、身体を清潔に保つことで、心身ともに健康な状態を保てるようにしましょう。
全身を拭くことができる介護用の大判なものがおすすめです。
ラップ
断水が発生した場合、洗い物を出さないことも重要となります。
家にあるお皿にラップを巻き、食後にごみとして捨てるなど、節水を心がける工夫をしましょう。
揺れによりお皿が割れてしまった場合は、新聞やチラシで紙食器を作って、ラップやポリ袋をかぶせることで食器代わりにすることができます。
(紙皿をストックしておくことも効果的です。)
モバイルバッテリー
スマートフォンや携帯電話は、災害時の情報収集ツールとして欠かすことができません。
一方で、電波状況が悪い状況下では、使用していなくても電源が入っているだけで電池の消耗が早くなることもあります。
必要な時に電池切れで使用できないことがないよう、モバイルバッテリーを日ごろから携帯しましょう。
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