横浜市繁殖センターで「カワラヒワ」が繁殖しました

横浜市繁殖センターでは、（公社）日本動物園水族館協会が取り組む「オガサワラカワラヒワ」の保全活動に協力し、令和３年度から「カワラヒワ」の飼育に取り組んでいます。
オガサワラカワラヒワは小笠原諸島のみに生息するカワラヒワの一種で、生息環境の悪化から、絶滅の危機に瀕しており、現地における保護対策として、野生復帰を目指した飼育下での増殖事業が計画されています。カワラヒワ類の繁殖技術は、1970年代に上野動物園で初めて繁殖しているものの、体系的に確立されていないため、横浜市繁殖センターを含めた（公社）日本動物園水族館協会の加盟施設が協力して、カワラヒワ類の飼育繁殖技術の確立に取り組んでいます。
横浜市繁殖センターでは、令和３年９月からカワラヒワの飼育を開始し、令和４年４月にペアリングを行ったところ、まもなく繁殖行動が確認され、令和４年６月17日には無事に２羽の雛が巣立ちました。