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一等三角点「長津田村」

最終更新日 2023年12月1日

一等三角点「長津田村」(登録番号022)2023年登録

一等三角点「長津田村」について

明治時代、統一された規格と高い精度で国土を把握することを目指し、 全国に一等三角点が設置されました。 一等三角点でつくった三角形の三角測量を重ね、地図の骨組みとなる一等三角網が作られていきました。横浜市にある唯一の一等三角点が高尾山山頂にある「長津田村」です。

三角測量は三角形の角度を測り、計算によって三角形の大きさを求めていく測量方法です。このため、その後の計算の根拠となる最初の一辺(基線)は直線として実測しました。
明治15年に5209.9697mと観測された「相模野基線(※)」を底辺として、明治16年に一等三角点「長津田村」を第一増大点(三角形の頂点)とする三角形が結ばれ、全国を覆う一等三角網に繋げていきました。

その後、30年以上をかけて国土の基本図である5万分の1地形図が整備されますが、統一された規格と高い精度で国土を把握する取組みがここから始まったのです。

「長津田村」の標柱は、明治16年に埋石された全長83.2㎝、重さ約90㎏のものがそのまま残っています。

※相模野基線:一等三角点「下溝村」(相模原市指定文化財「相模野基線北端点」と一等三角点「座間村」(座間市指定重要文化財「相模野基線南端点」)を結ぶ直線で、明治15年に5209.9697mと観測されました。「我が国近代測量の発祥地」として公益社団法人 土木学会の選奨土木遺産になっています。

             ▲一等三角点「長津田村」標石



高尾山(三角点)
▲一等三角点



【高尾山からの眺望】
冬のよく晴れた日には、山の稜線がきれいに見られます。


丹沢方面

▲高尾山頂上付近からの丹沢山地方面(2021年2月10日撮影)
※山の名前と位置は目安です


八王子高尾山方面

▲高尾山山道からの高尾山(東京都八王子市)方面(2021年2月10日撮影)

※山の名前と位置は目安です


所在地

横浜市緑区長津田町5617
高尾山地図
【バスルート】
JR横浜線/東急田園都市線 長津田駅(南口)より
東急田園都市線 南町田駅(北口)より

■神奈中バス[津1系統]乗車、バス停「高尾原」下車徒歩10分

このページへのお問合せ

緑区総務部区政推進課広報相談係

電話:045-930-2219

電話:045-930-2219

ファクス:045-930-2225

メールアドレス:md-home@city.yokohama.jp

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