４月　神奈川区を花でいっぱいに！「花まちプロジェクト」

　今回の区長の人・まち探訪（外部サイト）では、花まちプロジェクトが主催するイベント「花まちさんぽ」を見学しました。花まちプロジェクトは、神奈川区地域づくり大学校の卒業生が「花・緑・公園」をキーワードに、令和４年春に立ち上げたプロジェクトです。

　４月16日から23日までをフラワーウィークとした「花まちさんぽ」は、神奈川区内の菅田・六角橋・東神奈川の３エリアのフラワースポットを紹介し、参加者が地図を見ながら自由に巡ることができるイベントです。
　今回の見学では、東神奈川エリアの孝道山・済生会東神奈川リハビリテーション病院・済生会神奈川県病院の３か所のフラワースポットに伺いました。施設の方は、花まちプロジェクトの皆さんの「神奈川区を花でいっぱいにしたい！」という想いに共感し参加されています。特に病院には、医療スタッフの皆さんや地域の方がボランティアで花壇を整備する「園芸クラブ」があります。患者さんがリハビリの一つとして始めた院内の花壇の整備ですが、これをきっかけに患者さん自身が元気になったというエピソードもお聞きしました。
　花に触れる園芸には、心や身体を回復させる力があるようです。また、美しい花を眺めていると自然とコミュニケーションが生まれるものです。花を通した活動は、人を和ませるだけでなく、人と人がつながる可能性を秘めているのだと改めて感じました。

　今後は、このイベントを神奈川区全域に広げ、2027年国際園芸博覧会に向けてさらに力を注いでいきたいとのこと。神奈川区が花でいっぱいになり、笑顔や会話があふれる街になっていくのではと、これからの活動がますます楽しみです。

令和５年４月

神奈川区長　日比野　政芳