９月　敬老月間の出会い～すてきなシニアの方々をお訪ねしました

　9月は、永年にわたり社会に貢献されてきた高齢者のご長寿をお祝いする敬老月間ですが、9月15日に神奈川区のお元気な100歳以上の高齢者お二人を訪問しました。

　お一人は、区内最高齢の河野　のぶさん（112歳）です。現在は横浜市内の施設に入所されており、施設の行事などにも元気に参加され、周囲の方々との交流や、食事の時間には食堂で、ほかの入所者の皆さんといっしょに、ご自分で食事されるのを楽しみにされているそうです。当日は息子さんの豊さん（90歳）も自転車で施設に駆けつけてくださり、ご一緒にのぶさんの日常のことや昔の思い出話などを伺いました。

　もうお一人は、画家としてご活躍されている井上　寛子さん（104歳）です。アトリエのあるご自宅の洋館をお訪ねしました。今でも絵は日常的に描かれており、お一人でバスに乗ってこだわりの画材を買いに行かれるそうです。今年の第101回朱葉会展（東京都美術館）にも作品「白い道（写真）」を出展され、すでに次回の作品にもとりかかられているとのことでした。同居の娘さんで現代アート作家の大野　静子さんと共に、芸術や平和への思いを語ってくださいました。

　お二人とも齢を重ねてきてこられた方だからこその魅力にあふれていらっしゃり、こちらまでお元気をいただくことができました。

令和５年９月

神奈川区長　日比野　政芳