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3月 幅広い世代で防災に強いまちづくりに取り組む「白幡上町自治会」
最終更新日 2023年3月30日
今回は、地域で防災まちづくりに取り組む白幡上町自治会にお邪魔しました。
白幡上町は、高台に位置し素晴らしい眺望の街ですが、急な坂や階段、狭い道が網目状につながり、地震による火災が起きた場合に延焼被害が大きいと想定される地区です。
このような防災面の課題を改善していこうと、自治会では令和3年からまちづくりの活動が本格的に始まりました。まち歩きや子ども会と連携したイベントを通じて、まちの課題や良いところを改めて整理・発見し、これからのまちの目標像とそれを実現するための取組を「白幡上町防災・防犯まちづくりプラン」としてまとめられ、今年3月に市に認定されました。
自治会長からは「今後、このプランに基づいて、防災活動などのソフト的な取組と、急な階段への手すり設置などハード整備の取組を両輪ですすめ、安全安心に暮らせるまちを実現していく」と力強くご説明いただきました。
お話を聞いてまちづくりの検討や地域カフェの取組に若い世代の方やお子様を連れた方など、幅広い世代を巻き込んだ活動が行われていることに大変感銘を受けました。「さまざまな世代の皆さんが参加されるポイントは何でしょうか?」と質問したところ、お子様連れの参加者の方が「会長や役員の皆様の柔らかなお人柄はもちろんですが、皆様が地域の方それぞれの得意なことをよくご存知で、『得意な分野でできる範囲で』という参加を快く受け入れてくれるので、ちょっとお手伝いしてみようかな、と飛び込む気持ちになれました」と答えてくださいました。
また、ホームページやアプリなどICTツールを活用して自治会や防災、まちづくりに関する情報を積極的に発信されており、”お住まいの皆さんが地域に関する情報を受け取りやすい環境”がつくられていることも、活動に参加する人、応援する人が増えている一因のように感じました。
取材の最後に、山坂が多い白幡上町で簡単に運べて、使いやすいように、と神奈川区の補助金で購入した「水道式消火器具」での放水を体験させていただきました。
地域の皆様が参加しやすい環境を丁寧につくり、まちが一丸となって楽しくまちづくりをされている白幡上町の取組は、防災の課題を抱える他のエリアでも参考になるのではないかと感じました。区役所としても、引き続き白幡上町自治会と連携しながら安全・安心なまちの実現を進めていきたいと考えています。
令和5年3月
神奈川区長 日比野 政芳
「白幡上町自治会」の皆さんと
水道式消火器具で放水を体験
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