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苦情事例集 味噌中の異物
最終更新日 2023年4月1日
1.概要
味噌の表面に白色の粉状のものが浮いていました。
味噌中の異物(拡大)
2.調査結果
赤外分光分析法:チロシンに類似のスペクトルを認めました。
3.結論
カビのように白く見えるのは、チロシンの結晶でした。チロシンは、味噌に含まれるアミノ酸の一種で、特に体に害はないものです。
4.参考
チロシン:アミノ酸の一種、冷水に極めて難溶。このチロシンは、水に対する溶解度が小さなため、温度・pH等の変化や細菌、自己消化酵素等の作用によって析出したものです。ゆでたタケノコによく白い粉状に付着していて、長期に保存すると発生しやすいと言われています。
2007年3月8日掲載
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