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苦情事例集 おひたし中の異物
最終更新日 2025年3月7日
1.概要
おひたしを食べたところ、動物の毛の様なものを見つけました。
おひたし中の異物
異物の顕微鏡写真
2.検査結果
- 外観:長さ15mm、太さ50~70μm、先端部が細くなっており、先端から1/3が黒色で根元にかけて白色の波状の毛様の物質でした。
- 走査電子顕微鏡:毛先及び毛根がみられ、表面に小皮紋理を認めました。小皮紋理はネコの毛に類似していました。
- 光学透過顕微鏡:毛の髄質は太く、ネコの毛特有の扁平な空胞の層状配列が認められました。
3.結論
ネコの毛と推定されました。
4.参考
ネコの毛の特徴は、小皮紋理が毛根部において不正六角形の網目状を呈し、次いで小波状となり鋸歯状を呈し、紋理間隔も次第に狭くなり、横行波状紋理は大波状に移行してゆきます。
毛髄部はやや短い間隔において並行にならび一列に不連続的に続き、良く発達して連鎖状を呈します。
2007年3月8日掲載
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