閉じる

最終更新日 2024年6月11日

ここから本文です。

令和5年度 港北図書館の目標一覧振り返り

令和5年度、港北図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市中期計画」、「横浜市教育振興基本計画」、各区の「読書活動推進目標」に基づいて策定しています。(令和6年6月)年間振り返りを公表しました。

再整備の在り方を検討し、修繕や建替えを計画的に行う

取組の視点:老朽化が進む市立図書館の修繕や建替えの計画的な実施

取組

  1. 衛生配管等改修工事の実施(下半期)
  2. 修繕が必要な個所の把握と利用者の安全を最優先とした修繕の実施

年間振り返り

  1. 衛生配管等改修工事については、7月末より関係部署と調整しながら進め、12月末に終了しました。
  2. 下半期は、修繕が必要な個所をピックアップし、利用者の安全面、利便性を念頭に優先順位をつけて、対面朗読室非常用ブザー設置、トイレの洋式化、おはなし会で使用するドアの修繕などを行いました。

市民の学びを豊かにする読書活動の推進

取組の視点:読書の日、読書活動推進月間などさまざまな機会を活用した読書活動の拡大

取組

  1. 読書活動推進月間等を活用した取組
  2. ホームページ、ツイッター等を活用した情報発信

年間振り返り

  1. 市立図書館夏のイベント「図書館で夏休み」にあわせて、主に小学生を対象としたイベント(「マイブックスタンドを作ろう!」(7月29日25人参加)、「港北区の空中写真」展(8月8日から31日まで)、「ちょっと?!こわ―いおはなし会」(8月10日・13人参加)、「日吉台地下壕ミニレクチャー」(7月8、22日・計25人参加))他を実施し、その広報として「港北図書館夏のイベント」ちらしとポスターを作成、PRしました。秋のイベント「やっぱり読書の秋」と同期しては、「わがまち日吉を歩く」(11月22日・14人参加)、「読書講演会」(12月2日・48人参加)、朗読マラソン」(11月19日・33人参加)等を実施しました。
  2. ホームページ更新は80回、市立図書館アカウントでのX(旧Twitter)発信は72件、港北図書館に関する広報物への掲載は33件です。X(旧Twitter)の発信では、イベントの告知や事後報告の他、相談カウンターや司書によるレファレンスサービスのPRなど、図書館事業の目的や効果、サービス等について理解していただけるよう心がけました。

取組の視点:高齢者や障害のある方への読書活動支援

取組

  1. 障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、大豆戸地域ケアプラザと連携した取組
  2. 障害のある方へのサービスをより広く知っていただくための広報の取組

年間振り返り

  1. 横浜市大豆戸地域ケアプラザと連携し、9月の「アルツハイマー月間」にあわせて「認知症」展示(地域の活動を紹介するパネルと図書展示)を実施しました。展示した図書は150冊以上貸し出されました。2月29日には認知症当事者を講師に迎えた「認知症のイメージを変える図書館のつどい」を開催し、サテライト会場を含めて46人が参加しました。
  2. 障害者スポーツセンター横浜ラポールとの連携では、障害者の方の作品と関連図書を展示することにより、障害者の福祉についての関心と理解を深めました。アンケート(回答数34件)では満足度が高く、「もっとたくさん展示してほしい」、「見ることができてよかった」というご意見を多く頂きました。また、生涯学習文化財課が作成した読書バリアフリーを啓発するリーフレットを館内で配布しています。

取組の視点:活動の担い手自身も楽しめる取組の推進

取組

「子ども司書」イベントの実施(7、8、9月)

年間振り返り

市立図書館としては初めて「子ども司書」イベント(7月1日、8月4日、9月2日・計12時間)を実施し、参加者16人全員を「港北図書館子ども司書」として認定しました。講座の内容は単なる体験学習だけではなく、司書の仕事、図書館の仕組みなどを学んでもらうとともに、子どもたち自身による読書活動推進を目指し、参加者はおすすめ本のPOP作成やおはなし会等を行いました。その後も「秋のヨコアリくんまつり」(11月25日)、「中身はないしょ!の本」(令和6年4月2日)などのイベントで協力していただきました。

取組の視点:効率的な物流の仕組みの検討と身近で便利な図書館サービスの提供

取組

日吉の本だなでの出張登録会及び展示実施による、図書館遠隔地である区北部での読書活動の推進

年間振り返り

「日吉の本だな」で図書館カードの出張登録会を6回(5月24日、7月28日、9月27日、11月17日、1月31日、3月29日)実施し、計177件の利用がありました。また、月替わり展示11回、常設展示2種、特別展示2回(高校野球大会での慶應高校優勝記念(8月)、読書講演会PR(10月から11月まで))を実施しました。展示へのニーズは非常に高く、合計で7,443冊を選定し、港北図書館から「日吉の本だな」に提供しました。また、区民活動支援センター主催事業「読書ミニイベント なつやすみ!気楽に読書感想」(8月8日10人)に協力し、読み聞かせや本の紹介を行いました。

子どもの読書習慣の定着

取組の視点:子どもの発達段階に応じた読書活動の推進

取組

  1. ひよこのおはなし会、ひろばおはなし会の実施及び乳幼児向けおはなし会の新設検討
  2. 図書館見学、職業体験受入、教職員向け貸出等学校と連携した読書活動の推進
  3. 小学生向けの紙芝居講座やワークショップ等読書に親しむ事業の実施
  4. ティーンズコーナー拡張によるティーンズ向け資料の充実
  5. 近隣の学校と連携した取組

年間振り返り

  1. 乳幼児に向けた取組としては、定例の「ひよこのおはなし会」、「ひろばおはなし会」を予定通り32回実施しました。(計399人参加)また、9月には、乳幼児向けおはなし会の新設に向けて「わらべうたと絵本の会ボランティア講座」(8、15、22日) を実施しました。講習後に図書館ボランティアとして活動を希望された方は18人いました。図書館では、グループ立ち上げのためのサポートを行いました。館内での研修を経て「どんぐりおはなし会」を立ち上げ、10月から11月までの期間に6回、2月から3月までの期間に6回、計12回開催しました。グループ「どんぐり」(メンバー12人)は、令和6年度から毎月第2日曜日に乳幼児向けおはなし会を行う予定です。
  2. 学校連携としては、小学校のボランティア向け読み聞かせ講座(5月10日 ・15人、6月16日・54人参加)、学校司書研修会(6月22日・35人参加)、港北区小学校図書館研究会での「調べ学習指導」研修(7月19日・27人参加)、師岡小学校6年生に出張「ビブリオバトル」講習(8月・229人参加)、樽町中学校2年生に学内での職業体験(1月18日・21人参加)と1年生に職業講話(1月19日・58人参加)等を実施しました。30日教職員向け貸出では1,503冊を貸出しました。(うち680冊はセット貸出)
  3. ティーンズサービスについては、コーナーを拡張し(5月)、文学を除く資料を44冊購入する等、充実を図りました。また、今年度から始まった10代向けブックリスト「ヨコハマノティーンズ」について、近隣の英理女学院高等学校(私立)の学校司書に情報提供しました(10月)。また、イベント「中身はないしょ!の本2024」(令和6年4月実施予定)について、同校の生徒達にティーンズ向けのおすすめの本を選んでもらったほか、選んだ本へのコメントを作成してもらいました。

市民の読書と課題解決に役立つ蔵書の充実

取組の視点:地域のニーズに合わせた図書資料の充実

取組

  1. 港北区に関連する地域資料の収集
  2. 子育て、高齢者・障害者への支援等、区役所の運営方針を踏まえた、区民の課題解決に役立つ資料の充実
  3. 港北図書館友の会と協力した寄贈資料の受入
  4. 区内企業への社史等の寄贈依頼

年間振り返り

  1. 資料収集は「年間資料収集計画」に基づいて行っています。一般書はティーンズコーナー拡張に伴い、44冊(再掲)購入しました。また、認知症関連の本を66冊、わらべうた関連の本を42冊購入し、展示や講座で活用しました。
  2. 児童書は、量的な充実を目的として長く読み継がれている絵本を555冊、定番の物語を206冊購入しました。また、読み聞かせに向く絵本を160冊、SDGs等社会的関心が高まっている資料、乗り物や昆虫等の子どもからの需要の高い本を105冊購入しました。
  3. 寄贈資料としては、「港北図書館友の会」から児童書25冊(「ノンタンあそぼうよ」シリーズ23冊、大型絵本2冊)、「港北文庫のつどい」から児童書24冊(「岩波子どもの本」シリーズ)をいただいて受け入れました。また、イベント「マイブックスタンドを作ろう!」、「子ども司書」にて子どもたちが紹介した本等計185冊を港北区地域振興課より受入しました。
  4. 地域資料としては、区内に所在する小、中、高等学校、特別支援学校 計26校へ周年記念誌の寄贈依頼を行い、9校から56冊を頂きました。また、区内企業25社へ社史等の寄贈依頼を行い、2社から7冊を頂きました。(12月)

取組の視点:地域情報の収集・学習支援・情報発信

取組

  1. 大倉精神文化研究所等、地域の機関と連携した取組
  2. 地域の歴史に触れる講演会、講座の実施

年間振り返り

  1. 大倉精神文化研究所と共催し、「第33代横綱 武蔵山展~日吉から大相撲の頂点へ」展示(令和5年3月23日から4月20日まで)、講演会(4月9日)(以下、「武蔵山展・講演会」)を実施しました。講演会の参加人数は39人で、「ぜひ続きのお話も聞きたい」というお声を複数頂きました。その後、研究所へ寄贈された新たな資料等をもとに「横綱武蔵山と昭和初期の相撲資料展」を開催しました。(3月8日から4月17日まで)。また、研究所の職員を講師として、日吉の地域を歩いてめぐる歴史講座「わがまち日吉を歩く」(再掲)を実施し、「知らない日吉を知ることができた」等の感想を頂きました。
  2. その他、地域の歴史に触れる事業として、図書館の所蔵資料を生かした「港北区の空中写真」展(再掲)、「港北昔の写真」展(常設)も実施しています。

読書活動推進の担い手の拡大

取組の視点:読書活動を支えるボランティアの支援

取組

  1. 区民活動支援センターと連携した「わらべうたと絵本の会」ボランティア講座の実施(9月)
  2. ボランティア交流会の実施(6月)

年間振り返り

  1. 区民活動支援センターと連携し、「わらべうたと絵本の会ボランティア講座」後の「おはなし会ボランティア打合せ会」(9月29 日・18人参加)を実施、活動先の情報提供を行いました。「ボランティアしてみたい人相談会」(3月21日・29人参加)では、区民活動支援センターの他、区社会福祉協議会、区土木事務所と連携し、様々な場でのボランティア活動に関心を持つ方への情報提供を行いました。
  2. 港北区地域振興課とともにボランティアの情報交換やスキルアップを目的とした「ボランティア交流会」(6月14日)を行い、14人が参加しました。「他校の活動、本の選び方など参考になりました」等と好評でした。当日紹介した読み聞かせに向く絵本は「まちの情報コーナー」で展示しました。(7月)

取組の視点:地域のニーズに合わせた図書資料の充実

取組

関連施設間会議での図書リスト等の資料提供

年間振り返り

「港北区読書活動推進関係機関連絡会」(6月28日・10人参加)で新たに作成したリスト「港北図書館で予約の多い資料(最近1年以内に出版された本)」他、各施設の図書選定に役立つリストを配付しました。

取組の視点:関連施設との連携強化

取組

  1. 地域子育て支援拠点「どろっぷ」等と連携した、区民の身近な場所での「おはなし会」等の実施
  2. 団体貸出、グループ貸出の利用促進のためのPR
  3. 団体貸出室の掲示板を利用した、利用団体向け「新着図書案内」等の実施

年間振り返り

  1. 地域子育て支援拠点「どろっぷ」と連携し、地域の親子を対象とした「おはなし会」を実施しました。(5月11日・24人参加)区内の認可保育園「まめどくれっしゅ」で、年齢別に「おはなし会」を2回実施しました。(10月11日、同19日・計60人参加)
  2. グループ貸出については、「港北区読書活動推進関係機関連絡会」(再掲)やボランティア交流会(再掲)、読み聞かせに向く絵本の展示会場等で案内等を配布する等、PRを行い、新規に2グループが登録しました。
  3. また、団体貸出室の掲示板を利用して「絵本の読み聞かせの方法」をパネル掲示、新着図書架に今年度購入した主な資料の一覧を掲示し、ボランティア活動への情報提供を図りました。(9月)

区の地域性に応じた読書活動の推進

取組の視点:地域状況と活動団体等の把握

取組

関連施設間会議での図書リスト等の資料提供(再掲)

年間振り返り

「港北区読書活動推進関係機関連絡会」で新たに作成したリスト「港北図書館で予約の多い資料(最近1年以内に出版された本)」他、各施設の図書選定に役立つリストを配付しました。(再掲)

取組の視点:区の地域性を踏まえた活動目標に基づく計画的な読書活動推進

取組

区地域振興課と連携した読書活動推進の取組

年間振り返り

港北区地域振興課と連携して「港北区読書活動推進関係機関連絡会」(再掲)、「ボランティア交流会」(再掲)、「こども紙芝居作り教室」(再掲)、「秋のヨコアリくんまつり」(11月)、「読書講演会」(再掲)を実施しました。また、「日吉の本だな」の企画展示やイベント等においても緊密に連携しています。

取組の視点:地域の読書活動推進団体と市民利用施設等との連携

取組

友の会等、地域の読書活動団体や国際交流ラウンジ及び大豆戸地域ケアプラザ等と連携した取組

年間振り返り

  1. 「港北図書館友の会」と連携して、定例会(毎月1回)を通じて緊密に連絡を取り、「医療講演会」(7月29日・35人参加)、講演会「世界史を変えた真珠の話」(以下、真珠の講演会)(9月16日・42人参加)等を実施しました。「友の会」が企画する講演会は内容が多彩で、「大変勉強になった」というご意見を多く頂きました。昨年に引き続き、連携図書展示も行われ、「よむ・しる・たのしむ地図の世界」と題して図書や大倉精神文化研究所から借用したパネルを展示しました。
  2. 「港北文庫のつどい」連続講演会は、主に児童書に関心のある方を対象とした講演会です。絵本作家の降矢なな氏、岩波書店編集者の上田麻里氏、東京子ども図書館理事長の張替惠子氏を講師としてお呼びしました(参加人数:7月8日・64人、9月7日・66人参加、10月6日・80人参加)。
  3. 「日吉台地下壕保存の会」とは、例年通り、展示(7月1日から8月5日まで)、ミニレクチャー(7月8日、同22日・計25人参加)、講演会(8月5日・14人参加)を行いました。「自分の住んでいる地域の歴史が知れて大変勉強になりました。」等の感想が寄せられています。
  4. 横浜市港北国際交流ラウンジとは、「いろいろなことばのおはなし会」(再掲)で協力を頂き、在留外国人住民等によるギリシア語、スペイン語等の読み聞かせが暖かい雰囲気のもとで行われました。
  5. 横浜市大豆戸地域ケアプラザとは、9月に認知症に関する連携展示(再掲)、2月に講演会(再掲)を実施しました。

取組の視点:読書活動推進団体のネットワーク化の推進

取組

ボランティア交流会の実施(再掲)

年間振り返り

ボランティア交流会の実施(再掲)、読み聞かせに向く絵本の展示(再掲)を行っています。

取組の視点:地域の団体間の連携による読書活動の推進

取組

地元書店と連携した取組

年間振り返り

令和5年に50周年を迎えた区内の書店と連携し、区内在住の絵本作家を迎えて港北区読書講演会(再掲)を行いました。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局港北図書館

電話:045-421-1211

電話:045-421-1211

ファクス:045-431-5212

メールアドレス:ky-libkocho11@city.yokohama.lg.jp

前のページに戻る

ページID:348-112-967

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews