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小児用肺炎球菌予防接種について

最終更新日 2023年4月1日

肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の2大要因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎の罹患率は5歳未満人口10万対2.6~2.9とされ、年間150人前後が発症していると推定されていました(*)。死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。
*厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会の資料による。

予防接種の方法

小児用肺炎球菌の予防接種は、初回接種を開始した月齢ごとに次の方法により行います。
下記の1の方法を標準的な接種方法とします。

1【標準スケジュール】
生後2か月~7か月未満に接種を開始した場合
27日以上の間隔で3回接種し、3回目の接種後60日以上の間隔で、生後12か月以降に1回追加接種をします。
(追加接種は生後12~15か月を標準とします。)
※初回2回目及び3回目の接種は、生後24か月未満までに行います。
(生後24か月を超えた場合は行わず、追加接種を1回のみ行います。)
また、初回2回目の接種が生後12か月を超えた場合は、3回目の接種は行わず、追加接種を1回のみ行います。

2【標準スケジュールから外れた場合】
(ア)生後7か月~12か月未満に接種を開始した場合
27日以上の間隔で2回接種し、2回目の接種後60日以上の間隔で、生後12か月以降に1回追加接種をします。
※初回2回目の接種は、生後24か月未満までに行います。
(生後24か月を超えた場合は行わず、追加接種を1回のみ行います。)

(イ)生後12か月~24か月未満に接種を開始した場合
60日以上の間隔で2回接種をします。(予診票は、初回1回目及び初回2回目を使用)

(ウ)生後24か月~5歳未満に接種を開始した場合
1回接種をします。(予診票は、初回1回目を使用)
※平成25年11月1日より、小児用肺炎球菌のワクチンが、従来の7価ワクチン(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)から、新たに6種類の肺炎球菌に対応する成分が追加された13価ワクチン(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)に変更されました。
現在、定期接種として使用できるワクチンは13価ワクチンのみです。
既に7価ワクチンで接種を開始している場合は、残りの回数を13価ワクチンで接種してください。
なお、7価ワクチンで既に定められた回数の接種が終了した方については、8週間以上経過した後に13価ワクチンを1回接種することで、追加6種類に対する抗体が上昇するとされています。
任意接種になりますが、確実な予防のため、接種が望ましいと考えられています。

3 無料で受けられる年齢
生後2か月以上5歳未満(5歳の誕生日の前日まで)

ワクチンの副反応

副反応としては、接種部位の発赤(赤み)・腫脹(はれ)・硬結(しこり)・痛み、発熱などがみられることがあります。

このページへのお問合せ

横浜市予防接種コールセンター

電話:045ー330-8561

電話:045ー330-8561

ファクス:045ー664ー7296

メールアドレス:ir-yobousessyu@city.yokohama.jp

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