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日本脳炎予防接種について
最終更新日 2023年4月1日
日本脳炎ワクチンの供給見通しについて
日本脳炎ワクチンはメーカーが製造を一時停止したことにより、令和3年度中は出荷量の調整が行われていました。令和5年1月時点では、メーカーからの限定出荷(出荷調整)は終了しており、十分な量のワクチンが供給できています。
日本脳炎ワクチンを公費で接種することができるのは、【1期(計3回):7歳6か月未満】、【2期(1回):13歳未満】までです。
まずは、母子健康手帳の接種履歴をご確認のうえ、未接種分がある場合は接種をご検討ください。
ワクチンの供給状況について(外部サイト)(外部サイト)(厚生労働省)
日本脳炎とは
日本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトから直接ではなく、ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。
7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
日本での流行は西日本地域が中心ですが、ウイルスは日本全体に分布しています。
飼育されているブタにおける日本脳炎の流行は、毎年6月~10月まで続きますが、この間に地域によっては約80%以上のブタが感染しています。
以前は小児、学童に発生していましたが、予防接種の普及などで減少し、最近は予防接種を受けていない高齢者を中心に患者が発生しています。
国外では、現在、インドなど南アジアや東南アジアで流行がみられます。
感染しても大多数は無症状で終わりますが、100~1000人に1人が脳炎を発症します。
発症した場合、患者の死亡率は20~40%で、生存しても45~70%の人が麻痺などの後遺症を残します。
予防接種の方法
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンを使用し、以下のとおり接種します。
【標準スケジュール】(1期:生後6か月~90か月未満/2期:9歳~13歳未満)
(1)「1期初回(1)」を接種後、6日~28日の間隔をあけて、「1期初回(2)」を接種します。
(2)「1期初回(2)」接種後、おおむね1年後に「1期追加」を接種します。
(3)「1期追加」接種後、おおむね5年後に「2期」を接種します。
【無料で受けられる期間】
1期接種:生後6か月以上7歳半未満(7歳6か月になる日の前日まで)
2期接種:9歳以上13歳未満(13歳の誕生日の前日まで)
ワクチンの副反応
発熱や接種部位の腫れや痛みなどの一般的な副反応が報告されています。
また、極めてまれですが、重い副反応として、ショック、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳炎・脳症、けいれん、急性血小板減少性紫斑病が報告されています。
※なお、ADEMや脳炎・脳症の発症は日本脳炎ワクチンに特異的なものではありません。
これらの発症の原因は、感染症の発症後やその他のワクチンの接種後、またはそれ以外の場合もあります。
このページへのお問合せ
横浜市予防接種コールセンター
電話:045ー330-8561
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