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風水害への備え
最終更新日 2021年5月20日
本ページに掲載されている内容(概要版)は、風水害対策リーフレット(PDF:5,476KB)でも確認できます。
風水害時と震災時の避難の違い
風水害時や震災時には、小中学校を中心に避難場所または避難所が開設されます。
ただし、風水害時と震災時で、開設される目的・基準は異なるため、正しく違いを理解することが重要です。
風水害時 | 震災時 | |
---|---|---|
目的 | 命の危険を回避するための 避難場所 | 自宅等で生活できない場合に一定期間生活する 避難所 |
開設基準 | 台風・大雨・土砂災害等により区役所が次のいずれかの避難情報を発令した場合 | 市内1か所でも震度5強以上を観測した場合 |
開設場所 | 風水害の状況に応じ、その都度行政が開設場所を決定 ※開設状況は泉区ホームページ等で確認する必要があります。 | 基準を満たした場合に、 |
想定される避難者 | ・行政が発令した避難情報の対象地域内居住者で、垂直避難等その他の避難行動をとることが困難な方 | ・震災により住家を失った方 ・倒壊の恐れがあり居住できない方 ・その他、自宅での生活が困難な方 など |
※台風が強い勢力を保ったまま関東地方に接近し、区全域にわたり甚大な被害が予想される場合は、避難情報の対象区域外の住民も自主避難ができるよう、自主避難者のための避難場所を数か所開設することもあります。
日ごろからの備え
地域の災害リスクの確認
風水害時の避難行動は、自分の住む地域の災害リスクによって異なります。まず最初に、ハザードマップを確認して自分の住む地域の災害リスクを把握しましょう。
ハザードマップには次の3種類があります。
河川の氾濫による浸水想定区域を示す「洪水ハザードマップ」
内水氾濫による浸水想定区域を示す「内水ハザードマップ」
土砂災害警戒区域を示す「土砂災害ハザードマップ」
ハザードマップは区役所総務課窓口(3階305番)で無料配布しているほか、「防災の地図」のページからからも確認することができます。
電子地図で確認する場合は、「わいわい防災マップ(外部サイト)」をご利用ください。
想定される被害への対策
このページと併せ、「よくある問合せ~風水害Q&A」のページもご確認ください。
洪水による浸水(洪水ハザードマップに示す区域)
増水した和泉川(平成26年台風18号)
長時間にわたり大雨が降ると河川の水位が上昇し、氾濫(堤防等を越えて水があふれだすこと)することがあります。
河川の氾濫は、甚大な人的・物的被害を引き起こす可能性があるため、災害状況に応じ、的確に避難行動を判断することが重要です。
ハザードマップで想定される最大浸水深よりも高い上階へ避難できる場合は「垂直避難」で対応できますが、そうでない場合は行政が開設する避難場所等へ 「水平避難」 をする必要があります。
洪水による浸水被害の特徴
・氾濫が発生した場合、わずかな時間で川の水が大量に流れ込み、住宅等の浸水、人的被害を引き起こす
・住んでいる場所で雨が強くなくても、上流部の降雨で急激に水位が上昇することがある
・内水氾濫に比べ、浸水深が深い(垂直避難で対応できない場合がある)
注意すべき気象情報等
・ 河川水位情報(外部サイト)(横浜市水防災情報のページ)
・今後の降雨見込み(気象庁ウェブサイト)(外部サイト)
・区役所からの避難情報(泉区防災・災害トップページ)
大雨が予想される場合の避難行動等
「避難判断シート」を活用して、自身の避難行動・避難開始のタイミングを確認しましょう。
洪水による浸水被害は避難行動をとるタイミングが重要です。
区役所から避難情報が発令された場合にすぐに避難行動をとれるよう、日ごろから避難判断のタイミング、避難方法を確認しておきましょう。
また、気象予報等により、大雨が予想される場合は避難に備え、持ち出し品等の準備をしておきましょう。
〇「避難判断シート(風水害)」(PDF:4,278KB)
内水氾濫による浸水
内水氾濫は、下水道や水路の排水能力を上回る降雨(数十ミリ/1時間 程度)があった場合に発生します。台風や前線による集中豪雨のほか、夏場に発生しやすい「ゲリラ豪雨」などの短時間に集中した降雨でも発生することがあります。
近年では、1時間の降雨量が100㎜を超え、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を発表するケースも少なくないことから、内水氾濫への備えも必要です。
内水氾濫の特徴
・降雨から浸水被害が発生するまでの時間が短い。
・河川から離れた地域でも浸水被害が発生する。
・道路冠水や周囲より低い土地の浸水を引き起こし、屋外への避難に危険を伴う場合が多い
・屋外へ避難するよりも建物の2階以上へ移動したほうが安全な場合が多い。
注意すべき気象情報
・雨雲レーダー(高解像度ナウキャスト・気象庁ウェブサイト)(外部サイト)
・記録的短時間大雨情報(外部サイト)(1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が観測された場合に気象庁が発表)
※記録的短時間大雨情報は事前予報ではないため、発表時点ではすでに危険な状況が発生しています。
大雨が予想される場合の避難行動等
家庭でできる浸水防止対策の一例
河川の上流から水が押し寄せる洪水と異なり、内水氾濫はその場に降った雨が排水されずに溜まってしまう現象であるため、予想される浸水深は浅いことが多いです。
1時間数十ミリの雨の中外に出ることは大変危険ですので、内水氾濫のみが懸念される地域では、自宅2階以上で安全確保するようにしましょう。
また、自宅の浸水が予想される場合は、大き目のポリ袋やプランター等を利用し、自宅内への浸水防止対策を講じましょう。
「横浜市防災情報Eメール」や「Yahoo!防災情報」に登録し、豪雨情報を受取ることも対策をとるうえで有効です。
土砂災害
平成26年台風18号におけるがけ崩れ
土砂災害は長期にわたり雨が降り、土壌中の水分量が多くなることで発生しやすくなります。
土砂災害は浸水被害と異なり、いつ、どこで発生するか予測することが難しいため、気象庁等の発表する情報や、神奈川県土砂災害ポータルで示す土砂災害の発生危険度等情報を基に、安全確保をする必要があります。
また、土砂災害の前兆現象を覚知した場合には、速やかに安全確保が必要です。
土砂災害の前兆現象
・ 小石がパラパラ落下
・ 斜面に湧水が発生
・ 斜面に亀裂が発生
注意すべき情報
大雨が予想される場合の行動
土砂災害警戒区域内にお住まいの方は、次の情報が気象庁から発表された場合には、斜面と反対側の2階以上の部屋で過ごすようにしましょう。
万が一土砂災害が発生した場合は、速やかに泉区総務課防災担当(045-800-2309)へ通報してください。
土砂災害警戒情報(横浜市北部)
泉区は横浜市北部に区分されています。
土砂災害警戒情報が発表されると、テレビのテロップに表示されるほか、携帯電話に緊急速報メール(エリアメール)が自動的に配信されます。
※横浜市では、土砂災害警戒情報の発表と同時に「避難指示」を発令する「即時避難指示対象区域」を設けています。そのため、土砂災害警戒情報の発表と同時に、横浜市から「避難指示」が対象地域に対し発令されますが、泉区内には「即時避難指示対象区域」の設定はありません。
風による被害から家を守るために
令和元年台風15号及び台風19号では、風による住家被害も多く発生しました。台風に限らず、大気の状態が不安定な場合は竜巻が発生することもあり、注意が必要です。
これらの風による被害を軽減するためには、日ごろからの家の点検と、窓ガラスなどの破損しやすい箇所への対策が必要になります。
また、自宅の被害だけでなく、ほかの人の所有物を破損することにもつながりかねないため、家周りの安全性を確認しましょう。
日ごろから点検すべきこと
・屋根は定期的に点検し、必要に応じて補修、葺き替えを行いましょう。
・テレビアンテナの固定ワイヤーにゆるみがないか確認しましょう。
・雨どいが破損していたり、落ち葉や土が詰まっていないか確認しましょう。
・物置などの屋外にあるもので、室内に入れることができないものはしっかり固定しましょう。
・窓ガラスに飛散防止フィルムを貼りましょう。震災時にも有効です。
風が強くなる前にすべきこと
・物干しざおはおろしておきましょう。
・屋外にある植木鉢やバケツ等は、事前に室内に入れておきましょう。
・窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っていない場合は、テープ等で補強しましょう。
・雨どいやシャッターを閉めましょう。
そのほかの対策については 、「大雨・台風に備える(令和2年度 広報よこはま泉区版6月号)(PDF:3,997KB) 」を御確認ください。
停電対策
台風の接近が予想される場合は、停電の発生を防ぐため、トタンやアンテナなど、飛びそうなものをしっかりと固定しましょう。
また、停電情報や電気設備のトラブル等は東京電力パワーグリッドのホームページ、LINEによるチャットにより確認・相談することができます。(詳細は以下のホームページ、チラシを御確認ください。)
【東京電力パワーグリッド(株)ホームページ】
https://www.tepco.co.jp/pg/consignment/for-general/storm.html#storm04(外部サイト)
【チラシ】
台風接近前の対策にご協力ください 【東京電力パワーグリッド(株)からのお願い】(PDF:3,277KB)
大雨・台風接近時の行動
情報を集めましょう
テレビやラジオのほか、次の手段を有効に活用して、災害情報を収集しましょう。
泉区防災・災害のページ
泉区のホームページでは、次の風水害情報を確認することができます。
・ 避難情報 及び 避難場所開設状況
・ 気象情報
・ 降水量
・ 河川水位、河川監視カメラ映像
・ その他緊急のお知らせ
防災情報Eメール
「横浜市防災情報Eメール」に登録することで、気象警報等、避難情報、河川水位等の情報をメールで受信することができます。
Yahoo!防災速報
緊急地震速報や豪雨予報、避難情報のほか、横浜市からの防災緊急情報を受診することができます。
スマートフォンで利用する場合は「アプリ版」を、パソコンや携帯電話から利用する場合は「メール版」を以下のQRコードを読み取り、登録してください。
避難情報を基に適切な避難行動をとりましょう
避難情報とその種類
万が一自身の住む地域に次の避難情報が発令されたら、発令された情報に応じて速やかに避難行動をとりましょう。
【警戒レベル3】 高齢者等避難
【警戒レベル4】 避難指示
※発令対象区域外の方は、万が一に備え自宅での安全確保に努めてください。
災害時の避難情報と行動の目安
警戒レベルに応じ、適切な行動をとりましょう。
避難場所の情報収集
避難場所への水平避難を行う場合、必ず泉区ホームページ等で避難場所の開設状況を確認してから、避難するようお願いします。開設状況は次の方法で収集することができます。
・ 泉区防災・災害トップページ
・ Twitter(外部サイト) (横浜市泉区情報 @izumi_yokohama(外部サイト))
・ 広報車(対象地域内を巡回します)
・ テレビ、ラジオ
新型コロナウィルス感染症を踏まえた避難行動
避難者が避難場所に集中すると、十分な感染症対策をとることが難しくなります。
自宅内で安全確保ができる場合は、無理に避難場所へ行かず、自宅内の危険の及ばない場所にとどまるようにしましょう。
万が一、避難場所へ避難しなければならない場合はマスクを着用し、手洗い、咳エチケットに努めるとともに他の避難者との間隔を十分保つように心がけてください。
自宅にとどまるために、食料・水はもちろん、停電に備え照明や携帯電話等のモバイルバッテリ―を用意しておきましょう。
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