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第二回第一部 国連法務部(OLA)海洋問題海洋法課(DOALOS)法務官 武井良修様 講演(令和2年12月19日(日本時間))
最終更新日 2020年12月28日
≪横浜市国際人材育成プロジェクト≫
―国際連合日本人職員による横浜市内の大学学生向け講演会-
第二回第一部 国連法務部(OLA)海洋問題海洋法課(DOALOS)法務官 武井良修様 講演概要(令和2年12月19日(日本時間))
●実施日時:
日本時間 令和2 (2020)年12月19日(土曜日)21:00~23:20
(NY時間 令和2 (2020)年12月19日(土曜日)07:00~09:20)
●講演者:国連法務部(OLA)
海洋問題海洋法課(DOALOS)法務官 武井良修 様
「持続可能な海洋イニシアティブ第2回グローバル対話」(2018年4月、韓国・ソウル)にて
●実施方法:オンライン
●参加者:横浜市立大学国際総合科学部、国際教養学部、国際商学部の学生計15名
●担当教員:横浜市立大学 国際商学部 吉永 崇史 准教授
同 国際教養学部 瀬田 真 准教授
横浜市立大学国際商学部 吉永祟史 准教授
横浜市立大学国際教養学部 瀬田真 准教授
●講演内容:
①「海の問題とSDGs」
②「国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保存・持続可能な利用(BBNJ)」
③「国連での勤務」
④「キャリア関係」
オンライン講演会の様子① 画面右が武井様
オンライン講演会の様子②
講演では、まず、武井様から「海の問題とSDGs」についてお話いただきました。
とくにSDG14(「海の豊かさを守ろう」)や国家管轄権外区域における海洋生物多様性(BBNJ)に関して、環境の保護・保全と経済活動のバランスを取りながら、グローバルな問題としてとらえるために、各国といかに調整し地域の課題として落とし込んでいくのか、そのための仕組みづくりについてご講演いただきました。
また、ご担当されている業務の専門分野に関する質疑応答終了後、講師ご自身のキャリアに関してお話しいただきました。高校生の時から国際法に興味を持ち、大学及び大学院、また海外留学やインターンシップを通じて専門性を高める中で、ご自身の研究対象分野を実務の世界で活かしたいという想いから国連で勤務することが視野に入ったということ、そして、何よりも専門性を持つことの重要性についてお話しいただきました。
質疑応答では、参加学生から、「専門とされている『環境』に興味を持った理由は何か。」「海外勤務をするにあたって不安なことはなかったか。」「大学時代や卒業後にやっていた良かったこと、意識したことはあるか。」などの質問があり、武井様からご自身の経験をもとに様々な国の人たちと話しをすることで多様な物の見方ができること、また、国連で働く上では、英語以外に特に仏語が必要になることが多いこと、また、それ以外の言語も勉強しておくと面白いとのご助言もありました。
今回の講演会には、横浜市立大学国際総合科学部、国際教養学部及び国際商学部から計15名の学生が参加しました。
後日、学生からは、
「国連での仕事を職員の方から直接ここまで具体的に教えて頂いたのは初めてだったので、国連をはじめ将来国際機関で働くことのイメージが湧いた。」、「国際機関で働くやりがいについて、より理解を深めることができた。」、「より具体的に国連職員のキャリアや仕事内容を知ることができた。」、「現在の海に関する環境問題の全体的な流れや、国連の仕事など、多くの事を学ぶことができた。」
などの感想がありました。
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