日本初、自治体での実証開始 生成AI×がん相談サービス

　がんと診断されると、数多くある情報から自分に合ったものを自ら探し、選択しなければならず、その不安と負担は大変大きなものがあります。こうした状況の中で、がんという病気に向き合う方やそのご家族が、どの情報を信じてよいのか迷われることも多く、安心して情報を得ることが難しい場面が見受けられます。令和５年度に横浜市が実施した市民意識調査（横浜市がんに関するアンケート）おいても、がんに関する情報の入手先としてインターネットを利用する方が多い一方で、治療や不安に関する相談の機会は限られていることが明らかになりました。
　こうした課題に対応するため、一般財団法人在宅がん療養財団が開発・運営するＡＩ搭載型相談支援サービス「ランタン」を自治体で初めて実証を行い、市民の皆さまが、がんに関する信頼性の高い情報を得ることにより、がんになっても安心して療養できる環境づくりを目指します。
　導入に向けて、令和７年９月26日付けで、一般財団法人在宅がん療養財団とAI搭載対話型相談サービス「ランタン」に関する連携協定を締結します。