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区民ライターによる市民活動紹介「つづき写遊会」
市民ライター養成講座の受講生が都筑の市民活動団体を紹介します!
最終更新日 2024年10月25日
写真クラブ「つづき写遊会」訪問記
取材・写真(借用含む)・文=区民ライター 長嶋 佐恭
雨降る中「つづき写遊会」の月定例会が開かれる北山田小学校コミュニティハウス(以下、北コミ)に訪問した。
会長の長澤さんと幹事の舟橋さんに話をうかがった:北コミ展示会場にて
「つづき写遊会」会発足の経緯
26年前、近隣在住の写真家本庄奎司(けいじ)さんに講師になっていただいた写真講座が北コミで開催された。翌年講座終了後に「皆で何かやろうよ」という話になり、「つづき写遊会」が生まれた。
少しユニークな会の名前の由来について、会長の長澤さんによると、
「”遊び”だなんて、普通、”しゃゆう”と言ったら”写友”とか書くのが普通なんですよね。ところが粋人が居りまして、遊び心じゃなければだめだと、そのくらいの余裕を持ちたいと、そして今に至ります」。
活動は主に3つ。月1回の例会、年1回の撮影会、それに展示会
撮影会について、舟橋さんが語ってくれた。
「去年は横浜の港がテーマ。湾の倉庫だったり、灯台を周って湾の施設を遊覧船でぐるっと周遊するという、普段は見られない場所での撮影会だった」
「今年は梅雨のときに鎌倉のアジサイを撮りましょうと計画したんですが、大雨警報で流れてしまった」そうだ。
展示会には力を入れている。年1回のアートフォーラムあざみ野展、春と秋の北コミでのロビー展、すみれが丘郵便局での順繰り個展など。
北コミでの年1回の展示会場にて壁に展示した作品を前に合評会
「今日の1枚」を決める例会に取材者として同席してみた
月例会の中心は各自作品を数点持ち寄って批評し合い、各会員の”今日の1枚”を皆で決めるひとときだ。
月例会の合評の様子
会員の作品「田植え」の写真の合評が面白かった。会員同士のやり取りを伝えるために、発言をそのまま記してみると、
「カメラを向けても嫌がらないで、自然な感じで撮れてるね」
「声が聞こえてくるみたいでね、きゃぁきゃぁしてね、元気で」
「画角がね、もうちょっと広くとると、この左の帽子をかぶってる人、これだとね、額に入れるときに切れちゃう」「逆に切っちゃたらどう」「いや切っちゃったらつまんないよ」「この辺からこの辺まで、このように切ったらどう、こういう風に」
「あの主役はだって子どもでしょ」「これでしょ、主役は」「タイトルは”初めての田植え”とか」
「こっち主役だからこっち切っても大丈夫よ」
「これもちょっとシャッターチャンスが早いんだよ」
「右の子ども、お父さんがもうちょっと後に、田植えをする時を狙わないと」
「苗を持っているだけでしょう」「難しいよね、ジーっと待たなければいけない」
「それはもうあなたの都合、相手の都合をやっぱ考えないと」「子どもが田植えしてる瞬間を狙う」「ハイ、了解いたしました」・・・・・・
「初めての田植え」 寺家ふるさと村で偶然に撮った一葉 撮影者:豊田美徳枝(みとえ)さん
合評会でのトークは、好き勝手に、と言ったらいいのか、でも、カドがないから、感じたことを言葉に出し合っている様子は傍から見てて楽しいディスカッションに思えた。
写真への思い入れは人それぞれ
舟橋さんは「写真を撮ること」を続けることで、
「いろんな個性がある撮影者の写真を見るので視点が増える。いい写真とか気に入った写真を観ることによって感性が高まる、年々レベルが高くなってきていると思う」「自分の狙ったのを理解してくれたときが一番うれしい」
長澤さんは展示される写真に書かれているテーマや題名の大切さを強調して、
「題名、それを決めるのに苦労する。この写真はどういう題名がいいんだと普段から習慣づけている。シャッターを切るときは題名が浮かんでいないといけないんです」
最後に会員の皆さんにこの会の良いところを聞いてみた。
ひとつ出てきた言葉が”横のつながり”。その雰囲気が何となく次のコメントからも伝わってくる。
「何か厳しいこといっぱい言われて、いやになるんですけど。でも、けんかにならないんですね。他のクラブに入ったりしたら、けんかになって辞めた人がいたり。この会だけは言われてもあんまり気にならない。みんな割りとおおらかな方が多く、仲良しにやれるから」・・・・・
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