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区民ライターによる市民活動紹介「都筑区食生活等改善推進員会」
市民ライター養成講座の受講生が都筑の市民活動団体を紹介します!
最終更新日 2024年10月18日
都筑の食と健康を支えるボランティア ~都筑区食生活等改善推進員会~
取材・写真(借用含む)・文=区民ライター 長嶋 ひろ子
ピンクのエプロンをつけ、健康的な食事の栄養バランスや生活習慣について紹介している団体を、区役所などで見たことがあるのではないだろうか?
その活動をしている団体「都筑区食生活等改善推進員会」会長(理事)の堀越さん、副会長(理事)の佐藤さん、副会長(前会長)の常松さんにインタビューをした。
お話を聞かせて頂いた堀越会長(中央)常松副会長(左)佐藤副会長(右)
「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、食と健康の知識をすべての世代に広める
「食生活等改善推進員会」とは、全国の市区町村に支部を持つ全国的なボランティア団体である。厚生労働省の関係機関である一般財団法人日本食生活協会が母体となっており、同協会および市区町村からの事業委託や、地域の団体から協力依頼を受け、ケアプラザや地区センターなどで行われるイベントや講座を運営し、食事のバランスや野菜や塩分の摂取目安量、非常食の備蓄方法などの啓発活動を行うことが主な活動である。
都筑区の会員数は46名、大半は女性だが、男性会員も2名おり活躍されている。今年結成30周年の節目の年を迎え「これからも頑張っていきましょう!という時期」と、常松さんは言う
会員同士で学びあい、地域住民と協力して、より健康な都筑区を目指す
この団体の全国的な呼称は「食生活改善推進員会」だが、横浜市は「食生活等改善推進員会」と称している。「等」を入れている理由として、食に加え、運動・休養・睡眠も、健康を作る大切な要素と言う意味が込められている。
呼称だけでなく、地域の規模や特性、会員の得意分野によって活動にも違いがあるという。都筑区では、研修や調理実習に特に力を入れている。講師の先生を招いて薬膳、骨・カルシウムなどの研修を行い、パイナップル料理教室、理学療法士による体操教室も実施してきた。東京都市大学横浜キャンパスと協働し、学生食堂で食育活動を行ったこともある。
会員やイベント参加者とのコミュニケーションは宝物、だから新型コロナはきつかった!
数年前の新型コロナ流行は、全員が口を揃えて大変だったと言っていた。活動や研修は制限され、会員の退会も相次ぎ、会員数も減少した。入会前に受講必須となっている養成講座にも影響があり、当時受講、入会された佐藤さんからは「当時は、受講者どうしのコミュニケーションがなく、さびしかった」との声も聞かれた。昨年から会員数も増加し、調理実習も再開、さまざまなメニューを作り、楽しく活動されている。幅広い世代、さまざまな特技を持った方との交流が何より楽しみだという。
定期的に講師を招き、調理や栄養に関する勉強会が行われる。パイナップルや落花生の料理など、一風変わった料理が学べることもある。勉強会の規模は、地区別のものから全国規模のものまで様々ある。 知識を得られるのはもちろん、会員同士の交流も広がる。
日々の活動を通して、調理の技術や健康の知識を学び続けることができ、実生活にも役立つそうである。そして、イベント参加者からの「楽しかった」「家でもやってみます」の声や、自分や周囲の成長は何よりのやりがいになっている。
たとえば、地区センターで開催している小学生向けの講座に参加した子どもが、前年の講座後自宅で調理するようになったエピソードを誇らしげに話していた。
また、公的機関の委託業務が多く、会計や記録の作成などパソコンを使った細やかな作業をすることもあるが「大変だが、業務をやり遂げたときの喜びは大きく、頭を使うことで心身ともに若々しくいられる」と堀越さんは話す
調理実習も昨年から再開。活動していく中で、料理の腕もあがる。
パイナップル尽くしのメニュー、参加した会員皆で試食する。
11月3日には年間の活動の中で最も力を入れている「都筑区民まつり」が開催される。ぜひ食生活等改善推進員会のブースに立ち寄ってみてはいかがだろうか
昨年の都筑区民まつりにて、一日の野菜摂取目安量は350g、食生活等改善推進委員会の活動では特に力を入れて啓発している。350gの野菜がどのくらいの量なのか、ゲーム感覚で学ぶことができる。
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