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区民ライターによる市民活動紹介「都筑茅ケ崎剣友会」
市民ライター養成講座の受講生が都筑の市民活動団体を紹介します!
最終更新日 2024年11月1日
老若男女が集う「交剣知愛」の場
取材・写真(借用含む)・文=区民ライター 水野 博雄
稽古をしている小学生会員。有段者の大人が丁寧に指導している。
剣道と聞くと礼儀を重んじるとか、夏は暑くて冬は寒そうというイメージを抱くかもしれない。日本で生まれた剣道は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という理念のもと、心身を鍛える武道である。
実は都筑区には老若男女が剣道を頑張っている団体がある。その一つが「都筑茅ケ崎剣友会」だ。
この会は、どのような活動をしているのか、会長の鈴木守さん、副会長の天本保さん・池田俊朗さんにお話を伺ってきた。
都筑茅ケ崎剣友会とはどんな場なのだろうか
都筑茅ケ崎剣友会の天本副会長(左)。右は鈴木会長。会のことをにこやかに話してくれた。
都筑茅ケ崎剣友会が結成されたのは平成18年。
大野純一郎さん、榎本直弘さん、鴨田憲二さん、天本保さん(現副会長)の4人が「どこかで剣道の稽古をしたい」と思って集まったのがきっかけだ。稽古場として茅ケ崎中学校を借りることができ、会としてスタートしたという。
創設メンバーである天本さんに当時の事を伺うとこんな話が出てきた。
「七段の審査を受けるためには、組織としてどこかの剣道連盟に所属する必要がある。それで会を作り、知人の紹介で港北区剣道連盟に加盟したのが最初だね」
それから剣道仲間の口コミを中心に会員数が増えていき、現在、都筑区はもとより、横浜市外から通ってくる会員もいるほど大きな団体になった。平日の水曜日と金曜日の夜は茅ケ崎中学校武道場で、日曜日は茅ケ崎小学校体育館で、子どもから高齢者まで同じ空間で鍛錬に励んでいる。
鈴木さんによると、日曜日は30人から40人くらい集まってくるそうだ。稽古の流れについて鈴木さんは、にこやかに話す。
「まず全員で準備体操をした後、素振り。それから、大人と子ども子供に分かれて稽古をするのが流れだね。大人は基本稽古の切り返しや技の稽古をやる。子どもも大人とほぼ同じ。分けているのは背の高さが違うからだね」
剣道は年齢や性別問わず長く楽しめる競技だった
気合いを入れて面を打ち込む小学生。撮影中でも集中して稽古に取り組んでいる。
鈴木さんを筆頭に天本さん、池田さんは剣道歴40年以上の実力者だ。
途中、仕事や家庭の事情で離れたこともあったそうだが、再び竹刀を握って稽古を続けている。
剣道は昇段するのに時間が必要だ。昇段審査を受けるためには、段によって5年から10年の修行が必須である。しかし、聞いてみると審査を受けられるようになるまで長くかかることが魅力だという。修行を続けることが自分の成長につながるからだ。鈴木さん、天本さん、池田さんも次の審査を受けるまで、いろいろな稽古を試してみたそうだ。もちろんうまくいかないときもある。それでも失敗を糧にして、技術を磨き、心を鍛えられていけたと話してくれた。
また、年齢を重ねていても若者と同じ土俵で勝負できることも剣道のいいところ。天本さんはこのように語っている。
「僕は61歳ですが、若者と同じ土俵で勝負できる。本当に性別や年齢にかかわらず本気で向き合えるよ。そんな競技はなかなかないでしょう」
他にも魅力として大きいのが人間同士の付き合いができることだという。防具を付けたら、年配の人から子どもまで一緒に竹刀を握り、社会的な地位があろうとなかろうと思い切り稽古をしている。普段の暮らしではなかなか体験できない魅力だろう。そして剣道は、声を大きく出すことが審査や試合でも大切だ。大声を出すと普段の生活でたまったストレス発散になる。しかも声を出せば褒められる。
これだけ魅力的ならば、長く続けられるのも納得だ。
子どもからご高齢の方が一つの場に集まって交流できる場所
取材中も楽しそうに話をしてくれた子どもたちはみんな仲良し
都筑茅ケ崎剣友会の会員は年齢が幅広い。子どもは、小学校2年生から上は6年生まで在籍しているという。現在多くのスポーツがある中で、どうして子どもたちは剣道を選んだのだろうか。保護者の方に聞いてみると、両親以外の大人と接するのが教育にもいいという考えや、礼儀正しい子に育つことを願う思いがベースにあるようだ。実際に稽古をしている子ども達から聞こえるのは、剣道が楽しいという声ばかり。みんなそれぞれ得意技を持っており、稽古で上達して以前は負けていた相手に勝てたりすることが嬉しいという。また茅ケ崎剣友会は剣道大会にも出場しており、好成績を残した子もいるそうだ。
現在は子どもの会員が少ないことが悩みだが、「人数が多い方が話し相手もできるし、いろいろできるから楽しい」と新しく入る友だちを待っている。
都筑茅ケ崎剣友会は初心者から七段まで幅広い人が参加しており、六段・七段の人が月替わりで指導をしている。会として気をつけているのが、みんなで上達できるようにすること。初心者の参加は大歓迎だし、剣道経験者の出稽古参加も受け付けている。取材日にも女性が出稽古に参加していた。また夏合宿を九十九里浜で行ったり、納涼会や忘年会を定例開催したりとメンバー同士の交流も盛ん。
興味があったら気軽に問い合わせてほしい。きっと温かく出迎えてくれるだろう。
都筑茅ケ崎剣友会では新規会員を募集中。見学・体験も大歓迎なので気軽に問い合わせてほしい。
・都筑茅ケ崎剣友会Webページ
http://www.tuchiken.com/(外部サイト)
・小学生メンバー募集のチラシはこちら↓
メンバー募集チラシ(PDF:370KB)
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