このページの先頭です

水道水中の有機フッ素化合物(PFAS)について

最終更新日 2023年8月23日

水道水中の有機フッ素化合物について

Q
1.有機フッ素化合物とは、どういうものですか
A

有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼んでいます。有機フッ素化合物の代表的なものとして、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。PFOS及びPFOAは、撥水剤、消火剤、コーティング剤等に用いられており、環境中で分解されにくく、蓄積性が高い物質です。また、同じ有機フッ素化合物で、PFOS及びPFOAと同様の性質を持ち、その代替品として使用されるPFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)があります。
なお、水質基準項目にある「フッ素及びその化合物」は、フッ素とナトリウムなどの無機物が結合した物質であり、フッ素と炭素(有機物)が結合した有機フッ素化合物とは異なるものです。

Q
2.水道水中の有機フッ素化合物の基準はありますか
A

令和2年4月1日から、水道水中のPFOS及びPFOAは、国の水質管理目標設定項目(暫定目標値:PFOSとPFOAの合算で50ng/L以下)に設定されました。また、有機フッ素化合物のPFHxSについても、国により令和3年4月1日に要検討項目として位置づけられました。目標値は設定されていません。

  • 水質管理目標設定項目とは、水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項目です。将来にわたり水道水の安全性の確保などに万全を期する見地から目標値が設定されています。
  • 要検討項目とは、毒性評価が定まらないことや、浄水中の存在量が不明などの理由から水質基準項目および水質管理目標設定項目に分類できない項目です。
Q
3.有機フッ素化合物を摂取すると健康に影響はありますか
A

国の調査では、動物実験や海外での事例により、有機フッ素化合物を継続的に多量に摂取した場合、発がん性や甲状腺異常などの健康影響の可能性が報告されていますが、国際的にも科学的な知見が不十分です。国においても、引き続き毒性評価の情報収集、検出状況の把握を進めることとしています。

Q
4.水道水中の有機フッ素化合物の検査結果はどうなっていますか
A

横浜市では、平成23年度以降、有機フッ素化合物のPFOS及びPFOAについて、市内の3浄水場の水道水及び水道原水(浄水処理を行う前の水)を測定しています。これまで水道水、水道原水ともに暫定目標値を超過したことはありません。
なお、国内の地下水等で検出された報告がありますが、横浜市では河川やダム湖の水を水源としています。
検査結果は水道水の有機フッ素化合物の検査結果についてのページをご覧ください。

Q
5.水道水中の有機フッ素化合物に対してどのように対応していきますか
A

横浜市では、定期水質検査で年に4回の測定を実施していることに加え、近隣の事業体と連携し、検出状況の情報交換をしています。これまで、横浜市の浄水場では暫定目標値を超過したことはありませんが、高い濃度が検出された場合、取水地点や浄水場原水の監視を強化し、必要に応じて活性炭を注入して除去するなど、有機フッ素化合物を低減するための対応をとります。

水道に関するお問合せは、水道局お客さまサービスセンターへ

水道局お客さまサービスセンター

電話:045-847-6262 ファクス:045-848-4281
※おかけ間違いのないようご注意ください

このページへのお問合せ

水道局浄水部水質課

電話:045-371-5656

電話:045-371-5656

ファクス:045-371-6942

メールアドレス:su-suishitsu@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:217-003-494

先頭に戻る