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気候変動に適応したグリーンインフラの活用
様々な主体の連携による新たな浸水対策
最終更新日 2024年7月19日
グリーンインフラの活用とは
グリーンインフラの活用とは、自然環境が有する多様な機能を社会の様々な課題解決に活用するという考え方です。
「グリーン」とは単に「みどり・植物」という意味だけではなく、農地、河川、樹林地、田んぼ、公園などの自然環境全般、または環境と共生した社会資本整備や土地利用を進めるという考え方をグリーンインフラと総称します。
グリーンインフラ活用イメージ
グリーンインフラ説明動画
気候変動の適応策として取り組んでいるグリーンインフラ活用の説明動画を作成しました。以下のリンクをご覧ください。
グリーンインフラを活用した大雨に強い横浜のまちづくり
適応策としてのグリーンインフラ活用
横浜市の下水道事業は、都市化の進展に伴う浸水被害解消のため、雨水幹線・雨水調整池などのハード整備や、自助共助の促進支援に向けたハザードマップなどのソフト対策に取り組んできました。
新羽末広雨水幹線(ハード整備)
ハザードマップ(ソフト対策)
しかし、近年、気候変動の影響と思われる自然災害の増加・激甚化による浸水リスクがより一層高まる中で、これまでの対策に加え、被害を最小化・回避する適応策として、グリーンインフラを活用した取組を推進しています。
グリーンインフラを活用したまちづくり
適応策とは、気候変動の影響に対し、被害を最小化・回避することです。
この適応策の一つとして、局地的集中豪雨などによる浸水被害に対し、グリーンインフラが持つ雨水の涵養機能や良好な水循環の再生などの多様な機能を活用することは大変有効な取組です。
グリーンインフラを活用した取組事例
公園における取組事例
公園は憩い・安らぎの創出、生物多様性、ヒートアイランド対策など幅広い機能を備えたグリーンインフラです。
公園のグリーンインフラとしての機能をより高めるため、施設の新設・更新の機会を捉え、広場や園路の透水性舗装への改良や貯留浸透砕石層への置き換えにより、保水・浸透機能の向上を図っています。
泥亀公園(金沢区)
今宿東公園(旭区)
農地における取組
市内には、約3,000haの農地が広がり、市民に身近な場所で農業が盛んに行われています。
農地を活用したグリーンインフラの取組では、農地の傾斜を平坦に改善することや、畑の土を深く耕すことにより、保水・浸透機能と生産性を高める取組を試験的に行っています。
この取組では、農業者や大学と連携し、雨水の浸透性や野菜の生育などの効果検証も実施しています。
傾斜地にある農地
深耕作業状況
ご自宅でできるグリーンインフラの活用
横浜市ではご自宅でできるグリーンインフラ活用として、地下水を涵養し水辺と緑を保全することで、良好な水環境を次世代に引き継ぐため、宅内雨水浸透ますや雨水貯留タンクの設置を促進しています。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
宅内雨水浸透ますイメージ
宅地内水循環イメージ
宅内雨水浸透ます・雨水貯留タンクの設置
このページへのお問合せ
下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課(計画)
電話:045-671-2838
電話:045-671-2838
ファクス:045-664-0571
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