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都筑区タウンセンター周辺地区バリアフリー基本構想（テキスト版）
概要版
最終更新日 2024年4月8日
都筑区タウンセンター周辺地区バリアフリー基本構想を策定しました。
横浜市では、平成18年12月の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律（バリアフリー新法）」の施行を受け、基本構想の策定など様々なバリアフリー施策を推進しています。
これまで７地区（関内駅、鶴見駅、横浜駅、新横浜駅、三ツ境駅、戸塚駅、上大岡駅・港南中央駅の各駅周辺地区）を対象に基本構想を策定し、鉄道等の公共交通機関と駅周辺の歩行空間等のバリアフリー化に向けた環境整備を進めています。
このたび、横浜市北部の広域交流拠点として、都筑区役所をはじめ多様な機能を計画的に集積した地区である都筑区タウンセンター周辺地区を対象に、「バリアフリー基本構想」を策定しました。
都筑区タウンセンター周辺地区バリアフリー基本構想における重点整備地区の範囲
センター南駅及びセンター北駅から徒歩圏と考えられる概ね半径１ｋｍの範囲には、都筑区総合庁舎、都筑警察署などの公共施設や福祉保健活動拠点「かけはし都筑」、都筑区子育て支援センター「Popola（ポポラ）」などの福祉施設が立地しているほか、大規模商業施設が集積しており、横浜市北部の広域交流拠点が形成されています。また、都筑中央公園、大塚・歳勝土遺跡公園などの公園も立地しています。これらの主要な施設を含む範囲を重点整備地区に設定し、バリアフリー基本構想を策定しました。
参考
バリアフリー新法とバリアフリー基本構想について
１．バリアフリー新法とは
バリアフリー新法とは、高齢者、障害者、妊婦、けが人などの、移動や施設利用の利便性と安全性の向上を図るため、次の２つの大きな柱によりバリアフリー化を推進するものです。
（１）公共交通機関、建築物、公共施設等のバリアフリー化の推進
公共交通機関（駅・バスターミナルなどの旅客施設、鉄道車両・バスなどの車両）、並びに特定の建築物、道路、路外駐車場及び都市公園を新しく建設・導入する場合、それぞれの事業者・建築主などの施設設置管理者に対して、施設ごとに定めた「バリアフリー整備基準（移動等円滑化基準）」への適合を義務づけます。また、既存のこれらの施設等について、基準適合するように努力義務が課されます。
（２）重点整備地区のバリアフリー化の推進
市町村は、鉄道駅等の旅客施設を中心とした地区などで、高齢者、障害者などが利用する施設が集まり、施設間の移動が通常徒歩で行われる地区（重点整備地区）において、公共交通機関、建築物、道路、路外駐車場、都市公園、信号機などのバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するため、「バリアフリー基本構想」を作成することができます。
２．バリアフリー基本構想とは
バリアフリー基本構想とは、重点整備地区において、鉄道駅等の旅客施設、道路や公園等の公共施設、高齢者、障害者などが利用する公共的な建築物等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するため、重点整備地区の範囲、バリアフリー化を図る経路（生活関連経路）、バリアフリー化のために実施すべき事業（特定事業等）の内容等を定めるものです。
なお、基本構想策定後は、各事業者が基本構想に基づき具体的な事業計画を作成し、重点整備地区内のバリアフリー化を実施することになります。横浜市では、原則、基本構想策定から５年後を目標に事業を実施していきます。
（参考終わり）
バリアフリー化を図る施設及び経路と主な事業の内容
バリアフリー基本構想では、相当数の高齢者、障害者等が利用する施設で、その施設またはその施設に至る経路について、特に移動等円滑化に配慮されている必要性が高い施設を生活関連施設として設定します。
また、生活関連施設を結ぶ経路でバリアフリー化を図る経路を生活関連経路として設定します。横浜市では生活関連経路をAとBの二種類に分類しています。
生活関連経路（A）は、法に基づく移動等円滑化基準及び横浜市福祉のまちづくり条例の整備基準に沿った整備を実施する経路、または、現時点においてに両基準に基づく整備がなされており、高齢者、障害者等の円滑な移動等に特に支障のない経路です。
生活関連経路（B）は、経路の道路機能・役割及び市街化の状況や地形の状況等の制約条件を考慮し、法に基づく移動等円滑化基準及び横浜市福祉のまちづくり条例の整備基準の考え方を十分認識の上、積極的に準用することにより、バリアフリー化に向けた整備を実施する経路です。Bは横浜市独自の取り組みとして設定しています。
本基本構想の生活関連施設及び生活関連経路の事業の内容は、次の通りです。
| 実施箇所 | 主な事業内容 |
|---|---|
| センター南駅・センター北駅共通 |
|
| センター南駅 |
|
| センター北駅 |
|
| センター南駅広場・センター北駅広場共通 |
|
| センター南駅広場 |
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| センター北駅広場 |
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| 都筑中央公園 |
|
| 大塚・歳勝土遺跡公園 |
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| 茅ヶ崎城址公園 |
|
| 茅ケ崎公園 |
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| 吾妻山公園 |
|
| 牛久保公園 |
|
| 徳生公園 |
|
| ふじやとのみち（緑道） |
|
| 緑道 |
|
| センター北広場（芝生広場） |
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| 都筑区総合庁舎 |
|
| 都筑警察署 |
|
| 横浜市歴史博物館 |
|
| 福祉保健活動拠点「かけはし都筑」 |
|
| つづき地域活動ホーム「くさぶえ」 |
|
| 昭和大学横浜市北部病院 |
|
| 都筑区休日急患診療所 |
|
| ショッピングタウンあいたい |
|
| モザイクモール港北 |
|
| ノースポート・モール |
|
| aune KOHOKU （アウネコウホク） |
|
| 次の施設は生活関連施設に設定されていますが、予定されている事業はありません。 都筑多文化・青少年交流プラザ | |
| 実施箇所 | 主な実施内容 |
|---|---|
| 経路１：くさぶえ前 つづき地域活動ホーム「くさぶえ」から請地交差点までの経路です。 |
|
| 経路２：休日急患診療所前 休日急患診療所から牛久保・中川線の大通りまでの経路です。 |
|
| 経路３：牛久保公園南側 牛久保公園入口から並木歩道橋までの経路です。 |
|
| 経路４：牛久保・中川線 センター北駅の北側にある牛久保・中川線のうち、請地交差点から並木歩道橋下までの区間です。 |
|
| 経路５：センター北駅北側 センター北駅から牛久保公園方面に向かう経路のうち、芝生広場を過ぎた辺りから並木歩道橋下までの経路です。 |
|
| 経路６：さくらんぼ・ひめりんご公園前 センター北駅から東方面に向かう経路のうち、ほのか歩道橋手前、センター北駅自転車駐車場前付近から、さくらんぼ公園、ひめりんご公園の前を通り徳生公園に続く緑道の入口までの経路です。 |
|
| 経路７：センター北駅前 センター北駅北側の出口を出てすぐの広場にあたる経路です。 |
|
| 経路８：阪急前 センター北駅から西方面のモザイクモール港北と都筑阪急の前の経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路９-1：127区画地内通路 センター北駅の広場からノースポート・モールの入口に続くペデストリアンデッキの北側経路です。 |
|
| 経路９-2：シンボルロード歩道橋 センター北駅の広場からノースポート・モールの入口に続くペデストリアンデッキの南側経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路10：みなきたウォーク センター南駅からセンター北駅までのみなきたウォークの経路です。 |
|
| 経路11：横浜市歴史博物館前 みなきたウォークから横浜市歴史博物館前を通り大塚・歳勝土遺跡公園までの経路です。 |
|
| 経路12：都筑の文化 夢スタジオ前 みなきたウォークから都筑の文化夢スタジオ前までの経路です。 |
|
| 経路13：港北みなも前 みなきたウォークから港北みなも前までの経路です。 |
|
| 経路14：コーナン前 みなきたウォークからコーナン前までの経路です。 |
|
| 経路15：パインクリエイトビル前 みなきたウォークからパインクリエイトビル前までの経路です。 |
|
| 経路16：センター南駅北側 センター南駅からセンター南駅広場、バスターミナルまでの経路のうち、北側の経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路17：センター南駅南側 センター南駅からセンター南駅広場、バスターミナルまでの経路のうち、南側の経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路18：茅ケ崎東小学校前 センター南駅から東方面に向かう経路のうち、茅ケ崎城趾歩道橋手前のセンター南駅自転車駐車場前付近から茅ケ崎公園までの経路です。 |
|
| 経路19：茅ヶ崎城址公園前 センター南駅の東方面にある歩行者専用道路の途中の茅ヶ崎城址公園に向かう分岐点から、茅ヶ崎城址公園までの経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路20：aune KOHOKU横 aune KOHOKU（アウネコウホク）横からセンター南駅広場、バスターミナルまでの経路です。 |
|
| 経路21：センター南駅前 センター南駅南側の出口を出てすぐの広場にあたる経路です。 |
|
| 経路22：都筑区総合庁舎前 センター南駅から西方面に向かう経路のうち、都筑ふるさと歩道橋から、都筑区総合庁舎前を通り横浜市北部病院までの経路です。 |
|
| 経路23：そよ風・見晴らし歩道橋 横浜市北部病院前から東方面に向かい、そよ風歩道橋と見晴らし歩道橋を通り、都筑中央公園に入るまでの経路です。 |
|
| 経路24：緑門歩道橋 横浜市北部病院前から北方面に向かい、緑門歩道橋を通り、都筑中央公園に入るまでの経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 経路25：都筑警察署前 都筑警察署前から都筑区総合庁舎駐車場横を通り、かけはし都筑までの経路です。 |
|
| 経路26：キーサウス前 センター南駅から南方面に向かう経路のうち、港北東急を過ぎた付近からキーサウスまでの経路です。 |
|
| 経路27：ルララこうほく前 みなきたウォークからルララこうほく前までの経路です。 | 予定されている事業はありません |
| 生活関連経路（全て） |
|
| バス事業者 （横浜市交通局） |
|
| バス事業者 （東急バス） |
|
重点整備地区全域のその他の事業内容
- 平成26年度までを目標に整備する事業
- 放置自転車対策の実施
- 地区における案内サイン等に関する全体計画の検討
- 今後機会をとらえて整備を検討する事業
- 自転車の走行マナーの向上に関する広報・啓発活動の推進
今後検討が必要な事項
(１)生活空間におけるバリアフリー化への課題
本基本構想では、生活関連施設として設定した建築物や都市公園について、出入口までのバリアフリー化された経路の確保を目標としていますが、以下の課題があります。
≪建築物のバリアフリー≫
建築物内においては、建築主等は建築物移動等円滑化基準の考え方を十分認識の上、必要に応じて既存施設のバリアフリー化に努め、大規模な改修の機会には同基準に適合するよう検討の上、整備することが必要です。
≪都市公園のバリアフリー≫
大塚・歳勝土遺跡公園や吾妻山公園などは、急な勾配の場所が多く、バリアフリー化の整備が困難な状況にあります。バリアフリー新法では、文化財保護が必要な土地や著しく傾斜した土地に設けられた公園は、バリアフリー化の対象から除かれておりますが、生活空間のバリアフリー化推進のため、できる限り公園施設のバリアフリー化に努める必要があります。そこで、本基本構想では、生活関連施設、生活関連経路、主要な公園施設、それぞれの間の接続のため、バリアフリー化されることが望まれる園路及び広場を「バリアフリー化推進園路」として設定しました。
(２)案内サイン等の整備について
案内サイン等においては、管理する事業者が異なるため情報提供の連続性が十分に確保されていない場合があります。そのため、各事業者間でデザイン、表示内容、設置・管理等について協議・調整し、地区全体の計画を作成の上、わかりやすい案内サイン等を整備することが必要です。
(３)みなきたウォークの歩行について
みなきたウォークでは、車道との交差部をまっすぐに通行できないなど多くの指摘がありました。
これらを受けて、みなきたウォークでは「歩道の連続性を考慮した適切な横断位置の検討」などを交通安全特定事業とし、事業を実施していくこととしており、市道中川98号線と交差する横断歩道部においては、平成21年度に信号機が設置されました。今後、これらの事業の際には地元住民の意見を踏まえて交通管理者と道路管理者との協議の上、実施・経過観察をしていくことが望まれます。
(４)勾配が続く区間のバリアフリー化について
港北ニュータウンは起伏のある地形であるため、勾配の改善が困難なケースがあります。勾配区間が長く続く箇所において、勾配の改善が困難であっても、歩道の有効幅員に余裕がある場合には、勾配区間の途中に休憩スペースを設けるなどの工夫を検討することが重要です。
これまでの経緯と今後の進め方
横浜市では、学識経験者、高齢者・障害者等の市民の方々、関係する事業者・行政機関などから構成される横浜市バリアフリー検討協議会と都筑区タウンセンター周辺地区部会を設置し、都筑区タウンセンター周辺地区バリアフリー基本構想の検討を進めてきました。
| 年月日 | 地区部会 | 実施内容 |
|---|---|---|
| 平成20年6月10日 | 第１回地区部会 |
|
| 平成20年7月24日 | 第２回地区部会 |
|
| 平成20年8月18日 | 第１回バリアフリー検討協議会 |
|
| 平成20年8月20～11月3日 | バリアフリー情報募集 |
|
| 平成20年10月9日 | 第３回地区部会 |
|
| 平成20年11月11日 | 第２回バリアフリー検討協議会 |
|
| 平成20年12月16日 | 第４回地区部会 |
|
| 平成21年3月27日 | 第５回地区部会 |
|
| 平成21年4月17日 | 第３回バリアフリー検討協議会 |
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| 平成21年6月15日～7月15日 | 市民意見募集 |
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| 平成21年10月27日 | 第６回地区部会 |
|
| 平成21年11月30日 | 第４回バリアフリー検討協議会 |
|
基本構想策定後の事業推進にあたって
- 円滑な各種特定事業計画の策定と事業の実施を推進します。
- 特定事業の進捗管理や事業評価の方法について検討していきます。
- 事業の進捗状況及び事業内容について、広く市民のみなさまにお知らせするように努めます。
- 新たな技術開発の動向を踏まえ、必要に応じてバリアフリー化のための事業の見直しを検討します。
お問い合わせ
横浜市道路局計画調整部企画課
住所：〒231-0005 横浜市中区本町６丁目50番地の10 22階
電話：045-671-4086
FAX：045-651-6527
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都筑区役所区政推進課企画調整係
住所：〒224-0032 横浜市都筑区茅ケ崎中央32-1
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