江戸

ペリーが浦賀沖(うらがおき)に来航(らいこう)した嘉永(かえい)6年(ねん)6月(がつ)（1853年(ねん)7月(がつ)）、第(だい)12代(だい)将軍(しょうぐん)徳川(とくがわ)家慶(いえよし)は、病気(びょうき)のため活躍(かつやく)できず、外交(がいこう)を老中(ろうじゅう)阿部(あべ)正弘(まさひろ)と水戸(みと)藩主(はんしゅ)徳川(とくがわ)斉昭(なりあき)に任(まか)せたまま、回復(かいふく)することなく亡(な)くなりました。息子(むすこ)の徳川(とくがわ)家定(いえさだ)が後(あと)を継(つ)ぎ、第(だい)13代(だい)将軍(しょうぐん)になりましたが、家定(いえさだ)も病弱(びょうじゃく)であったため、引(ひき)き続(つづき)き老中(ろうじゅう)阿部(あべ)正弘(まさひろ)が政治(せいじ)を取(と)りしきりました。

参考文献：

『角川日本史辞典』朝尾直弘ほか／編　角川書店　1997.09

『日本大百科全書16（第2版）』小学館　1994.01