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事例 白百合台自治会青年団「フェローズ」

~次の世代へバトンをつなぐ~

最終更新日 2019年1月10日

2017.8.5

しらゆり地区

白百合台自治会青年団

若い力で地域を支えようと約40人の有志で活動に励む「白百合台自治会青年団Fellows(フェローズ)」の代表 相馬英樹さんにお話を伺いました。

白百合台自治会青年団フェローズが結成された背景

白百合台自治会青年団フェローズが結成された背景は、代表の相馬さんが30代半ばの頃、自治会の会長に選出されたことから始まります。

会長選出はくじ引き。正直なことを言うと、「当たってしまった・・・」が当時の心境だったそうです。

相馬さんは、役員の経験もなければ班長経験もない状態で会長職を引き継ぎ、周囲に助けてもらいながら会長を務めました。

会長を続けていくうちに、「地域の高齢化」や「自治会離れによる担い手不足」、「地域への参画意識の低さ」など、様々な問題を身に染みて感じたそうです。またせっかく会長や役員としてノウハウを身に付けても、今の体制では経験を積み上げることができない。会長や役員退任後も活動をうまく継続させる仕組み(担い手の受け皿)が必要と考えるようになりました。

その解決の一助として、「できる人が、地域活動に積極的に参加し、交流を深める場として組織する」を目的に、平成24年7月「白百合台青年団」を結成しました。

通称「Fellows(仲間、同士の意)」と呼ばれ、今では地域に欠かせない存在として親しまれています。

会場の設営
会場の設営はみんなで手分けをして進めます

テント張り
テント張りなどの力仕事が「フェローズ」の腕の見せどころ

<自治会内の問題>

  • 担い手不足
    高齢化、若年層の自治会離れ、無関心層の増加、自治会未加入世帯の増加
    ※60歳以上の割合:約40%(5人に2人)
  • 継続した行事運営・地域活動を継続させることの難しさ
    役員(班長)が毎年改選(輪番制)され、経験が積みあがっていかないため、夏祭り等の地域行事をスムーズに進めることができない。

団員は子育て世代

結成当初は、毎年改選される役員の中から、若年・中間層を中心に一本釣りで声をかけ、メンバーを増やしていきました。最近では、夏祭りや体育祭に参加してくれた人に楽しく活動している姿を見てもらうことで、自然と仲間が増えていくそうです。

おそろいのTシャツ
団員は「Fellows」と書かれたおそろいのTシャツを着て活動

力仕事は若手で
力仕事は若手に任せて役割分担

年齢層は20~60代と幅広く、結成当初14名だった団員は、現在40名。
女性団員も13名参加しています。

「青年とは呼べない年齢の団員もいますし、世代を超えた遊び仲間という感覚で活動に携わってもらえたら」と笑顔で話す相馬さん。

女性団員も参加
女性団員も参加し、準備が和気あいあいと進められています

団員は子育て世代が多く、子ども達もお揃いのTシャツ姿で参加

フェローズにとって一番大きな仕事は、地域行事の資材運搬や設営です。

お祭りの御神輿や、テント張り、テーブル設置等、地域行事には力仕事が多いのが現状。今まで地域活動に参加していなかった若手も活躍でき、自治会にとっても行事の準備がスムーズに進められるようになりました。
「フェローズ」という名前は、地域の先輩方からいただいたそうです。

相馬さんが会長を務めているときに、子育て世代が地域行事に参加しやすい土壌を作ることが大切と考え、日曜日に開催していた夏祭りを土曜日に変更。日曜日に開催していたときは、翌日の仕事のことを考えると参加したいけれども二の足を踏んでしまいがちでした。

さらに時間帯も子ども会と相談して夕方に変更。開催時間を土曜日の夕方に変更したことで、熱中症の心配もなくなり、会社勤めの方も参加しやすくなりました。

地域の先輩たちと一緒に
地域の先輩たちと一緒に御神輿や出し物の準備中

「バトン」をつなぐ

活動を続けていくうちに、和気あいあいとお祭りの準備をする団員の姿を見て、お祭りや行事に親子で参加する人も出てきました。

「職場と家を行ったり来たりで、地域内ですれ違っても挨拶できないなんて寂しいですよね。この地域が家族のようになれれば、支え合うこともできる。週末しか地域活動に参加できない世代も、無理のない範囲で参加して、地域の盛り上げ役として活動してほしい」と相馬さん。

次世代を担う子どもたちも含め多世代が共に活動することで、地域への愛着が育まれ、活動が脈々と受け継がれていきます。

白百合台自治会会長とフェローズ代表
白百合台自治会の井上会長(写真左)とフェローズ代表の相馬さん

◇相馬 英樹さん (白百合台自治会青年団代表)

平成21年から3年間自治会長を経験。自治会活動をしていく中で、高齢化や若年層の自治会離れによる担い手不足を痛感。その解決の一助として「白百合台青年団」を結成。できる人ができる時に地域活動に参加し交流を深める場として、近所の仲間たちと楽しく活動している。

手作り流しソーメン
団員特製「手づくり流しそうめん」

祭りが始まる
会場につぎつぎと人が集まり、いよいよお祭りがはじまります

白百合台自治会青年団

<白百合自治会青年団(フェローズ)の活動>

  • 白百合台自治会夏祭り
    (企画運営への参加。会場設営、神輿運行、模擬店出店)
  • 連合自治会 体育祭
    (資材運搬、設営、競技者召集、参加者が少ない競技への参加)
  • 連合自治会 文化祭
    (資材運搬、設営、模擬店サポート)
  • 広報紙配布協力
    毎月の広報紙を班長宅までお届け
    (仕分け作業は老人会。青年団と老人会のコラボ)

しらゆり地区の事例

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問合せ先

区政推進課地域力推進担当 (3階307番)
電話:045-800-2333
FAX:045-800-2505

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電話:045-800-2337

電話:045-800-2337

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メールアドレス:iz-kusei@city.yokohama.jp

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