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2月号 危険なごみの捨て方していませんか ~バッテリーの取り外せない小型家電の処分方法~

 これから新年度に向けて、お引越しや心機一転お掃除をされる方も増える時期です。お掃除をするとたくさんでるのが「ごみ」。ごみ収集の現場では、最近、ごみ収集車の火災が増えているとのこと。危険なごみ廃棄の現状を資源循環局の担当職員に聞きました。

最終更新日 2023年2月1日

増えている収集車の火災

―収集車の火災が増えていると聞きましたが、どのくらいの件数発生しているのですか?
 火災は、リチウムイオンバッテリー(充電式電池)によるものなのですが、令和元年度が4件、令和2年度2件、令和3年度6件だったのが、今年度は4月から9月までの半年間で9件に増えました。半年で昨年・一昨年を上回っている状況です。
 
―リチウムイオンバッテリーとは、どんなものに使われていますか?
 わかりやすく言うと、「コードのついていない小型家電製品」に使われています。元々、アイロンやドライヤーなど、小型家電製品にはコードがついていて、コンセントに挿して使うものが主流でした。しかし近年、内蔵された乾電池や小型のリチウムイオンバッテリーで動くものが増えています。乾電池タイプは、電池交換のため電池が取り出しやすくなっているのですが、リチウムイオンバッテリーは交換の頻度が低いため、本体から取り外しにくいものや、取り外せないものが多くあります。


リチウムイオンバッテリーを使っている小型家電の例

 
―リチウムイオンバッテリーを取り外せない小型家電には、どのようなものがありますか?
 具体的には、コードレス掃除機、ロボット掃除機のほか、電動工具や電気シェーバーなどです。夏によく使われている手持ち扇風機もその一つですが、メーカーによっては取り外せるものもありますので、取扱説明書で確認をお願いします。


リチウムイオンバッテリーを取り外せない小型家電の例

 
―リチウムイオンバッテリーがついたまま、他のごみと一緒に捨てると、なぜ火災が発生するのですか?
 リチウムイオンバッテリーは、圧縮されたり、強い衝撃を与えられたりすると発火する危険性があります。収集車では、効率よく収集できるよう、車両内部でごみを圧縮しているため、生ごみ等と一緒の袋で出された小型家電に内蔵されているリチウムイオンバッテリーに圧力がかかり発火していると思われます。
 最近のリチウムイオンバッテリーは、小さくてもハイパワーのものが増えているので、火災が起きやすくなっており、横浜市だけではなく、全国的に問題になっています。
 
―収集車が燃えてしまうというのは、大変なことですね。
 こちらは、横浜市内で収集車の火災が起きた際の写真です。

 幸い、煙が出た程度だったのですが、他都市では、収集車から炎が出るほどの火災となり廃車となった例もあります。また、これも他都市になりますが、焼却工場のごみをためるピットの中で出火し、ごみの焼却が数か月も止まってしまった例もあります。収集車も焼却工場も、大きな火災が起きてしまうと、収集や処理ができなくなる可能性もあります。小さなリチウムイオンバッテリーが皆さんの日常生活に大きな影響を及ぼします。

火災を減らすために

―火災を減らすため、横浜市ではどのような取組をしていますか?
 リチウムイオンバッテリーを取り外せない小型家電を集積場所に捨てる場合は、生ごみ等とは別の袋で、燃やすごみの日に出していただくようお願いしています。
 横浜市では、令和4年10月から、市内の自治会・町内会にご協力いただき、下のちらしを地域の掲示板に掲示していただきました。これにより、今年度4月から9月までの半年間で9件の火災がありましたが、10月以降は件数が減っています。掲示をご覧になった市民の方が、バッテリーの取り外せない小型家電を別の袋に分けて出してくださったおかげです。
 別の袋に入っていれば、収集する作業員がバッテリーの取り外せない小型家電だとわかりますので、収集車の荷箱には入れず、側面にある収納ボックスに入れて運搬することができます。


市内掲示板に掲出したちらし(ちらしの掲示は令和5年1月中旬で終了しています)

 掲示板への掲出から1か月で、別の袋に入れて出されたバッテリーの取り外せない小型家電の排出個数は、市内全域で約450個にのぼりました。そのうち、約3割が掃除機や掃除ロボットで、電気シェーバー、電子タバコがそれぞれ1割ずつとなっています。
 
―取り外すことができたリチウムイオンバッテリーはどのように捨てたらよいですか?
 リチウムイオンバッテリーは、メーカー等に自主回収・リサイクルが義務付けられているため、横浜市では収集を行っていません。端子部にセロハンテープなどをとめて絶縁し、家電量販店やホームセンターなどに設置された「小型充電式電池リサイクルボックス」に入れてください。黄色い缶が目印です。区役所や収集事務所にも設置してありますので、ご利用ください。


小型充電式電池リサイクルボックス

 バッテリーを外した小型家電本体は、燃やすごみとして、生ごみ等と一緒の袋に入れて集積場所にお出しください。また、30㎝×15㎝未満の小型家電は、区役所等に設置されたピンクのボックスに出していただくと、小型家電に入っている希少金属を横浜市でリサイクルします。一番長い辺が50㎝を超えるものは、粗大ごみになります。

―スマートフォンなどに使う、モバイルバッテリーのごみも最近増えていると聞きました。
 製品として売っているので燃やすごみと勘違いしがちですが、小型充電式電池に分類され横浜市では収集していないので、こちらも端子部をセロハンテープなどで絶縁して家電量販店や区役所にある黄色い缶に入れてください。

 リチウムイオンバッテリーなどの捨て方については、こちらの一覧表にまとめていますので、ぜひご覧ください。
捨て方一覧(PDF:419KB)

よくあるお問い合わせ

―そのほか、よく市民の方から寄せられるお問い合わせにはどんなものがありますか?
 テレビ・エアコン・洗濯機・衣類乾燥機、そして冷蔵庫・冷凍庫の捨て方のお問い合わせです。
 これらは、「家電リサイクル法」に基づき、小売店が回収し、家電メーカーがリサイクルすることになっていますので、横浜市では収集していません。買い替えるときは小売店で手続きをしてくれるのですが、買い替えないが捨てたいという場合は、自分でリサイクル料金を払って処分する必要があります。詳しいお手続きはこちらをご覧ください。
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の出し方 横浜市 (yokohama.lg.jp)

市民の方へのメッセージ

 ごみの捨て方は、間違えると大きな事故につながることがあります。毎日の収集がスムーズに行えるよう、ぜひご協力をお願いします。また、ごみの捨て方などについて、グループ単位で出前講座などを行うこともできますので、お住いの区の収集事務所にお気軽にご相談ください。
 ごみを捨てる時、迷ったり困ったりした場合はこちらをご覧ください。
ごみの分別を調べる 横浜市 (yokohama.lg.jp)

【関連サイト】
【危険】収集車の火災が多発しています!!バッテリー内蔵製品は「燃やすごみ」に混ぜないでください! 横浜市 (yokohama.lg.jp)

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このページへのお問合せ

資源循環局家庭系対策部業務課(このページへのお問合せ)

電話:045-671-3819

電話:045-671-3819

ファクス:045-662-1225

メールアドレス:sj-gyomu@city.yokohama.jp

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