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横浜市民防災センター
電話:045-312-0119
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ファクス:045-312-0386
大雨や台風などの自然災害が発生しやすい季節になってきました。風水害から命を守る準備としておすすめなのが、横浜市民防災センターです。ここでは「風水害体験ツアー」や「地震・火災体験ツアー」と6種類の体験プログラムにより、災害について楽しみながら学び、体験することができます。その中でも今回は、「風水害体験ツアー」と「水災害体験」を体験してきました。
最終更新日 2023年6月1日
「風水害体験ツアー」では、風水害の怖さや避難のタイミングなどをアトラクション感覚で学ぶことができます。
まず、初めに体験したのが「減災トレーニングルーム」です。ここでは、在宅時に台風が来たらどのように行動するのが良いのかを学ぶことができます。
部屋の中には家の周辺状況を確認できる地図、テレビ、防災グッズなど、避難のヒントになりそうなものがたくさんありました。
体験終了後は、横浜市民防災センターのツアーガイドから、正しい避難方法について教えてもらえます。
私の場合は、避難の開始が遅く、床が浸水してしまったので2階に逃げ、救助を待つことになりました。しかし、この家は崖に面しているので、崖崩れなどの恐れがある危険な状態の中で救助を待つことになってしまいました。
大型モニターに映し出された映像を見ながら、台風が接近したときに「自分の家は大丈夫と避難をしなかった場合」と「早めの避難をした場合」との違いを学びました。
映像を見て、今まで大丈夫だったからと過信するのではなく、自分が住んでいる所について、ハザードマップや気象情報などを使って状況を改めて確認し、必要に応じて早めに避難をすることの大切さを実感しました。
こちらの映像はYouTubeで見ることもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=BHAga-DE9X0(外部サイト)
「マイ・タイムライン」とは、台風や大雨による水害などこれから起こりうる災害に備えた自分自身の避難行動計画のことです。
まず、ハザードマップを見ながら、自分の住んでいる地域の浸水や土砂災害の危険性の有無を確認します。次に家庭内の高齢者や障害者、乳幼児、妊婦、ペットなど家族構成に基づき、避難時の支援の必要性を把握し、警戒レベルごとに自分の行動計画を作成します。
最初はどのように書けばよいか迷いますが、横浜市民防災センターのツアーガイドの丁寧な解説やアドバイスを聞きながら作成できるので安心です。
「マイ・タイムライン」は市ウェブページからダウンロードできます。また、アプリ「横浜市避難ナビ」では実際に作成することができます。詳しくは、広報よこはま6月号の2面をご覧ください。
横浜市民防災センターでは、体験ツアーに加えて体験プログラムも設けられています。
今回体験した「水災害体験」は、実際の水を用いて、「ドアの外が冠水した状態の場合どうなるか」と、「冠水した道路の中を歩いて実際に避難が可能か」ということが体験できます。水流を発生させ、水圧の威力をリアルに体験できるこの装置は、東日本では横浜市民防災センターにしかありません。
(「水災害体験」は、小学生以上対象です。)
体験してみて感じたのは想像以上の水の重さです。
もし、40cmもの高さの水が来てしまったら家から出ることは難しいと思います。
また、冠水した道路の体験も、今回は透明な水だったので足元も確認でき、まだ歩けましたが、実際は濁った水が流れ、足元が見えない状態で歩かなければいけないので、とても危険だと感じました。
実際の避難の際には、傘など先の長いものを持ち、自分の行く先の安全を確認しながら歩くと良いそうです。
こういったアドバイスを聞きながら体験できるのも、横浜市民防災センターならではです。
臨場感あふれる中での避難判断、貴重な装置を使った水災害体験などを通して、いざというとき、自分や周りの人の身を守るためにはどうしたら良いかを楽しみながら考えることができるこのツアー。ぜひ皆さんも体験してみてください。
なお、「風水害体験ツアー」は当日参加も可能ですが、「水災害体験」は体験できる日程が限られています。参加できない場合もありますので、横浜市民防災センターに行かれる際は事前予約がおすすめです。
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