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プラスチック問題とは

最終更新日 2023年3月2日

プラスチック問題とは

プラスチックの特徴

プラスチックは石油から作られており、合成樹脂とも言われます。
他の素材と比較して軽量で丈夫、加工もしやすいことから、身の回りの様々な製品や容器包装などに幅広く利用されています。
その一方で、優れた耐久性・安定性ゆえ、自然界で分解されにくいという特徴があります。

海洋プラスチックごみ問題って?

自然界で分解されにくい特徴を持つプラスチックが、不法投棄やポイ捨てなどにより、自然界に流出してしまうと、河川等を通じて海にたどり着き、海洋汚染につながってしまいます。
鼻にプラスチック製ストローが刺さったウミガメや、餌と間違えてレジ袋やプラスチックごみを大量に飲み込み、それが原因で餓死したクジラなど、生き物たちの痛々しい姿がたびたび報道されました。
このような状況を受けて、海洋プラスチックごみ問題は世界中で大きな問題となっています。

分かりやすいチラシ1

プラスチック問題の概要

■現状
 ・日本の一人当たりの年間のワンウェイプラスチック容器包装排出量は、世界第2位 (1位はアメリカ)と多い状況です。※1
 ・横浜市の家庭から排出されたペットボトルの分別率は90%以上と高い水準で推移しているのに対し、プラスチック製容器包装の
  分別率は60%台で推移している状況です。

■地球温暖化の問題
 ・プラスチックは、燃やすと地球温暖化の原因となる温室効果ガス(CO2)が多く発生します。
  温暖化は、災害級の猛暑や記録的豪雨など、地球規模の気候変動を引き起こすとされています。
■資源枯渇の問題
 ・プラスチックの原料である石油資源は有限であるため、不要なプラスチックを使用することは資源の枯渇につながります。
■海洋汚染の問題
 ・世界全体で年間数百万トンものプラスチックが陸上から海洋へ流出していると推計されており、このままでは2050年までに
  魚の重量を上回る量のプラスチックごみが海洋を占めると予測されています。※2
 ・クジラやウミガメ、海鳥、魚の体内からプラスチックが出てきているという報告があり、生態系を含めた海洋環境への影響が
  懸念されています。

※1「Single-use plastics: A roadmap-for sustainability」(国連環境計画、2018年)
※2「THE NEW PLASTICS ECONOMY ETHINKING THE FUTURE OF PLASTICS」(エレン・マッカーサー財団、2016年)

マイクロプラスチックについて

プラスチックによる海洋汚染の原因の一つに、マイクロプラスチックが挙げられます。

■マイクロプラスチックとは
 プラスチックのうち、大きさが5mm以下のプラスチックをマイクロプラスチックといい、大きく2種類に分けられます。
 海に流出したマイクロプラスチックを回収することはほぼ不可能と言われています。

マイクロプラスチックの種類
種類性質
1次的マイクロプラスチックプラスチック製品の原料である「ペレット」や、洗顔料や化粧品などに含まれる「マイクロビーズ」など、それ自体がマイクロプラスチックであるもの。
2次的マイクロプラスチックプラスチック製品など、大きなサイズで製造されたプラスチックが自然環境中で破砕・細分化されてマイクロプラスチックとなったもの。

■マイクロプラスチックの問題
 現在も研究中ではありますが、マイクロプラスチックは水の中の化学物質を吸着しやすいため、生態系への影響が懸念されると言われています。

国のプラスチック問題への取組

このような問題を受けて環境省は、令和元年5月に「プラスチック資源循環戦略」を策定しています。
詳細は、上記リンクからご確認ください。

横浜市のプラスチック問題への取組

本市では、「よこはまプラスチック資源循環アクションプログラム」を策定し、プラスチック対策の取組を進めています。
詳細は、上記リンクからご確認ください。

私たちにできること

プラスチックは大変便利な素材であるため、様々なところで利用されており、全てのプラスチックの使用を中止することは現実的ではありません。
そこで、まずは私たち一人ひとりができることを実践していくことが重要になります。

今から始めよう!

・マイバッグの使用 ・・・・・マイバッグを持ちレジ袋をもらわない

・マイボトルの使用 ・・・・・マイボトルを持ちペットボトルの使用を減らす
・ポイ捨てしない ・・・・・・きれいな心できれいな街に
・使い捨て食器はNO! ・・・プラスチック製ストロー、スプーンやフォークなど使い捨ての食器をもらわない
・分別の徹底 ・・・・・・・・きちんと分けてごみ箱へ
・清掃活動等の推進 ・・・・・街の美化、環境保全に向けて積極的に参加しよう

分かりやすいチラシ2

【小学生向け】みんなのプラスチック対策

分かりやすいチラシ3

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このページへのお問合せ

資源循環局政策調整部3R推進課

電話:045-671-3593

電話:045-671-3593

ファクス:045-550-3510

メールアドレス:sj-3rsuishin@city.yokohama.jp

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