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【小学生向け】みんなのプラスチック対策
最終更新日 2022年4月15日
プラスチックに関係したお話
海洋プラスチック
最近、海でプラスチックが問題になっているのは知っているかな?
わたしたちがいつも使っているプラスチックが、海に流れ着いて汚してしまっているんだ。
プラスチックは、紙や木なんかと違って、生物が分解することがむずかしくて、海の上を漂いつづけているんだよ。
波や風、太陽の光で細かくなったプラスチックを、魚をはじめとした海の生き物が食べてしまうんだ。
みんなの食卓に並ぶ魚も、細かくなったプラスチックを食べていたとしたら…、みんなはどう思うかな?
プラスチックがどうして海に流れてしまうのか、どうしたらそうならないようにできるか、みんなで考えてみよう!
プラスチックと地球温暖化
ここ最近、ものすごく暑い⽇があったり、台風がくるたびに「過去最⼤級の」という⾔葉をよく聞くよね?
これは、地球温暖化の影響で、気候がおかしくなっていると⾔われているんだ。そして、地球温暖化は、わたしたちの⽣活にともなって発⽣する、⼆酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが原因とされているんだ。
⼆酸化炭素(CO2)は、とくに電気を作るために、石炭や石油などの化石燃料を燃やすことで多く発生しているんだけど、実は「プラスチック」も⽯油から作られているので、プラスチックを燃やすことでも多くの温室効果ガスを出しているんだよ。
だから、何とかして燃やしてしまうプラスチックの量を減らそうとしているんだ。
たとえば、買い物をしたときに使うレジ袋。これまでは無料でもらえていたものが、最近ではお⾦を払わないともらえなくなったんだ。使い捨てのスプーンやフォークも、無料ではもらえなくなる予定なんだ。
お出かけするときは、マイバッグやマイボトル、マイはしなどを持って⾏くといいよね。
燃やしてしまうプラスチックを減らすには、どうしたらよいかな?おうちの⼈や周りのお友達と⼀緒に考えてみよう!
環境にやさしいプラスチックのお話
環境にやさしいプラスチックがあるって知ってる?
⽯油からではなく、トウモロコシやサトウキビなどの植物から作られた「バイオマスプラスチック」を見かけるようになってきたよ。仮に「バイオマスプラスチック」を燃やしたとしても、原料である植物が同じ量の⼆酸化炭素(CO2)を吸収するから、空気中の⼆酸化炭素(CO2)は増えないんだって!
このしくみのことを「カーボンニュートラル」っていうんだ。
カーボンニュートラルのしくみ
ほかにも、「生分解性プラスチック」といって、自然の中で分解されるプラスチックもあるんだって。
ごみ袋やストローのような身の回りのものだけでなく、農業や建設工事をはじめ、いろいろなところで使われはじめているそうだよ。
プラスチックは3R+Renewableで!
みんなは3Rということばを知っているかな?
リデュース(Reduce、へらす)、リユース(Reuse、くり返し使う)、リサイクル(Recycle、作り変える)の3つのことで、一番最初の文字がRだから3Rなんだ。
最近では、さらにリニューアブル(Renewable、再生可能)ということばが出てきているよ。石油などの化石燃料から作られるプラスチックを、紙や木材をはじめとした環境にやさしい素材へ切り替えていこうということなんだ。たとえば、みんなの中には、プラスチックではなく紙でできたストローを使ったことのある人もいるんじゃないかな?
また、「環境にやさしいプラスチックのお話」にある「バイオマスプラスチック」もそのひとつだよ。
3つのRとリニューアブルを進めていくため、令和4年4月からプラスチック資源循環法という法律が始まったよ。そこには、おもに次の3つのことが書かれているよ。
- ワンウェイプラスチックの削減
コンビニなどでもらえるスプーンやストローなどのように、プラスチックでできたもので使い捨てにしてしまうものを「ワンウェイプラスチック」というんだけど、使うのをへらしていこうとよびかけているよ。
- 環境にやさしい製品の設計
プラスチックを使ったものを作るときは、次のことを考えようとよびかけているよ。
・リサイクルすることまで考えて設計しましょう
・プラスチックはできるだけ少なく使いましょう
・プラスチック以外の材料を使いましょう
- プラスチックでできたものの回収とリサイクル
国が認めれば、プラスチックでできたものを作ったメーカーや売ったお店が回収して、リサイクルができるようになるなど、プラスチックを資源としてリサイクルしていくしくみを作っていこうとしているよ。
特にわたしたちにできることは、ワンウェイプラスチックのものをできるだけ使わないこと、環境にやさしい製品を選ぶことだね。みんなで取り組んでいこう!
参考動画
プラスチックごみってどこへ行くの?
横浜市資源循環局で作成している動画です。
軽くて丈夫で、わたしたちの暮らしにとても便利なプラスチック。ですが、使われたあとにポイ捨てされてしまい、海に流れ着いてしまうことも。海に流れ着いたプラスチックごみはその後どうなるのでしょう。
消しゴムはんこアニメーション
調べてみよう
プラスチック製容器包装のゆくえ
プラスチック製容器包装は燃やすごみと別にして出しているけど、出した後はどうなっているんだろう?
インターネットや本で調べてみよう。
見学できる工場を探せる人は、工場見学に出かけてみてね。
参考URL
家庭から出されるごみを調べてみよう
おうちから出される燃やすごみの中身を分るいしてみよう。
とくにプラスチックはどんなものがどれだけ出ているかな。
調べ方
考えてみよう
・燃やすごみの中で、プラスチックはどのくらいふくまれていたかな?
・資源物(缶・びん・ペットボトル、プラスチック製容器包装、古紙、古布など)として出すことのできるものはふくまれていたかな?
・プラスチックのごみをへらすにはどうしたらよいかな?
まちなかをきれいにする活動を調べてみよう
プラスチックごみを海へ流さないために、まちなかのポイ捨てごみを片づけて、きれいにする活動があるんだって。
どんな活動があるか、調べてみよう。
それと、「環境事業推進委員」という人たちを知っているかな?
ごみの減量化や3R行動の推進をしている、地域のリーダーの人たちだよ。
お話を聞けるようであれば、聞いてみてね。
ほかにも、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用して横浜のまちをきれいにする活動があって、個人でも参加できるんだ。
下のバナーにリンクを貼っておくから、見てみてね。
身近にあるプラスチックごみやマイクロプラスチックを調べてみよう
観察してみよう
記録用紙
まとめてみよう1(PDF:62KB)(表)
まとめてみよう2(PDF:9KB)(写真、絵)
まとめてみよう3(PDF:103KB)(グラフ)
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このページへのお問合せ
資源循環局政策調整部3R推進課
電話:045-671-3593
電話:045-671-3593
ファクス:045-550-3510
メールアドレス:sj-3rsuishin@city.yokohama.lg.jp
ページID:796-729-281