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11月号 「横浜マリンタワー」リニューアル 現地リポート

 2019年から一時休館していた横浜マリンタワーが、9月にリニューアルオープンしました。今回は、生まれ変わった横浜マリンタワーの新たな見どころを現地取材してきました。

最終更新日 2022年11月1日

横浜マリンタワーの概要

 横浜マリンタワーは横浜港のシンボルを目指し、1961年に横浜港の開港100周年記念事業の一環として、オープンしました。高さ106m、十角形の構成によるタワーは、2008年9月1日までは灯台としての機能を持ち、横浜港を見守り続けていました。展望フロアから港や市街地などを一望できるスポットとして親しまれています。

リニューアルのポイント

 「NATURE&FUTURE」をコンセプトに、ヒト・モノ・コトが自然と集い、誰もが安心して語らう場所を目指した見どころが展開されています。

街とつながり、人とつながる緑の環境

 屋外の「オープン広場」では、緑化された外壁や整えられた庭が、山下公園をはじめとした周辺の環境との一体感を生み、訪れた人を優しい緑で出迎えてくれます。壁面緑化は、季節ごとの花が入り混じる形で植えられているので、季節によって違った表情を見せてくれるそうです。取材当日も、壁面の前で写真を撮っている人でにぎわっていました。
 また、この広場では、音楽の演奏やキッチンカー、マルシェなどさまざまなイベントも開催されるということなので、人々の憩いの場になっていきそうです。

新しい時代のクリエイティブな体験

 展望フロアでは、素敵な眺望を楽しむことができるだけでなく、景色と映像作品を重ね合わせて楽しむことができる「メディアアートギャラリー」で、アート体験ができます。さまざまに変わりゆく映像と、横浜の夜景が次々と織りなす新鮮な表情に、夢中で写真を撮ってしまうほどの楽しさがありました。
 また、塔自体のライティングデザインも一新され、LED器具を230個採用し、輝度の高い点滅照明だけで塔のシルエットを表現するなど、より高度な光の演出を実現できるようになっています。
 今後は横浜のアートイルミネーションイベント「ヨルノヨ」に合わせたライトアップも展開されるとのことなので、ますます楽しみです。

旅のライブラリー&コミュニティラウンジ

 季節ごとに変わるアート作品の展示や、横浜にゆかりのある写真集、建築から都市論、小説、レコード、CDなどを一堂に揃えたライブラリーが設置され、さまざまな角度から見た「横浜」を知ることができる空間となっています。懐かしい「横浜」もたくさんありました。また、セレクト家具も設置されており、まるで家のリビングのような感覚で、くつろぎながら過ごすことができます。


 このほかにも、ヨコハマ・グッズ「横濱001」、横浜マリンタワーオリジナルグッズなどを揃える「マリンタワーショップ」や歴史的要素や新しい情報を交えながら地域をガイドしてくれる「シティガイド協会」のデスク、リニューアルを機に一新された飲食店など、楽しい見どころが満載でした。


 横浜マリンタワーの担当者に話を伺ったところ、「観光スポットとして、遠方からいろいろな方に来ていただくとともに、地元の方にも気軽に来ていただきたい。特に夜の展望フロアのクリエイティブな映像による演出は、来場された方にSNSで発信していただいているなど人気があり、イチオシです。また、2階のライブラリーやラウンジを通じて、観光・文化・歴史など横浜の魅力を再発見してほしいです。」とのことでした。

 これから横浜を知りたい人はもちろん、すでに横浜に詳しい人でも新たな横浜を楽しめるスポットとして、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。

 営業時間など詳しくは、横浜マリンタワー公式サイト(外部サイト)をご覧ください。

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