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市長定例記者会見(令和3年4月7日)

最終更新日 2021年4月16日

令和3年4月7日(水曜日)14:00~市庁舎9階レクチャールーム

※質疑内容の要旨については、読みやすさを考慮し、政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 情報提供
(1)FCV体感フェスタ in YOKOHAMAを開催します!
(2)新型コロナウイルスワクチン接種の準備状況について
(3)低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(低所得のひとり親世帯対象分)を給付します

(2その他にて質問あり)


2 その他

記者:

FCV体感フェスタに関して、電気自動車が普及する一方で、このFCVはまだまだ知られていない、いわば市民にとって未知な存在ともいえますが、このイベントを通して市民に伝えたいこと、また市民に何を感じてもらいたいか、お聞かせください。

市長:

横浜市では国に先駆けて「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、2050年までの脱炭素化に向けた取組を進めています。2月に「ゼロカーボン市区町村協議会」の会長を仰せつかり、脱炭素化の取組を一層加速しようと決意しています。市域における運輸部門の二酸化炭素の排出量は約2割を占めており、この運輸部門の取組として水素自動車は非常に必要なものです(が)、まだなじみがありません。水素自動車の燃料供給基地は非常に費用もかかり、市内でも数が少ないです。EVはどこでも見るようになりましたが、水素自動車は非常に少ないのではないかと思います。ですからオールトヨタ販売店7社様と現代(ヒュンダイ)自動車ジャパン様が、熱心にFCVの開発、販売に力を入れていることに大変感謝しています。今の我々の考え方、政策の進め方を非常に理解してくださり、一緒にやっていこうと、今回の「FCV体感フェスタin YOKOHAMA」が実現しました。お子様も楽しめるなど、随分協議をした結果今回の形になりましたので、これを機に、次世代自動車の一つであるFCVの体験を是非していただきたいと思っています。

記者:

先ほど話があった「Zero Carbon Yokohama」に関してですが、脱炭素化の実現に、2050年の目標達成に向けた取組を進めています。市民の理解、国の協力など、様々必要とされています。そうした中で、市は今年度どのように取り組んでいくのか、詳しくお聞かせください。

市長:

横浜市はゼロカーボン都市として、国内でもいち早く手を挙げ、取り組んだということで、大変皆様に知っていただいています。子供たちにエコ活動として、生活の中でエネルギー消費量を減らしましょうというような教育もしてきました。65校の学校に、屋根貸しで太陽光の自家発電をしていくところです。主な市の取組として、市民や市内事業者へのキャンペーン(を進めています。)今回(のイベント)も一つのキャンペーンに当たりますが、(今使っている)既存のエネルギーから再生可能エネルギーに転換していこうという必要性を訴えるキャンペーンを更に進めていきます。(過去には)電気自動車を購入する際の補助をしていましたが、電気自動車の普及に向けたインフラ整備、移動や住まいの脱炭素化支援を充実していきます。さらに、庁舎の再エネ転換などをはじめとする市の率先行動にも積極的に取り組み、皆様にお伝えしていこうと考えています。

記者:

新しい年度で人事が発令されました。人事に関して、女性の管理職の積極登用の点も含め、幹部人事の狙いについて教えてください。

市長:

30%の目標を掲げていましたが、大変申し訳ないのですが、今回横浜市の課長職以上(に占める女性の割合)は18.1%でした。やはり課長職以上は大変難しい面があります。特に女性の働き方については、私どもも注意深く進めてきており、女性責任職の幅広い分野への配置や女性のキャリア形成支援の充実などをこれからも進めていきたいです。女性責任職の幅広い分野への配置は昨年も行いました。例えば、経済局、総務局、水道局の局長などに女性がなるのは割合珍しいのではないかと思います。私は、今まで男性経営職の定番としていたような、何か役所の中でここは大変重い、難しい局長職であるとか、そのような発想はありませんから、適材適所に、一人ひとりのキャリアと、またキャリアに捉われることなく、新しいところで触発していただけるような、正にダイバーシティーとして、庁内でも様々な考え(をお持ち)の方を登用していきたいと思い、取り組んできました。残念ながら18.1%であり、これからもなお進めていきたい(ですが)、やはり何か無理やりに、何が何でも女性の数を同じように揃える考え方ではなく、隔てなく様々な分野へ、その適任の人を配置していけば、女性も多くなってくるのではないか、という考え方をしています。
今年度の特徴としては、女性の区長が増えたことです。6人になりましたが、私が就任した当時は2人でした。これも上げようと意識したわけではなく、今まで頑張ってきたキャリアを拝見して、その中でピタッとはまってきました。女性の区長は成功しています。人の話をよく聞くなど、おもてなし精神と言うのでしょうか、人とのコミュニケーション力、包容力などが割合あるのではないかと思います。もちろん男性にもありますが。そのような面でも女性の区長(が増えること)は大変嬉しいです。6人は横浜市で初めてだと思います。私が登用して(これまで)一番多かったのが5人だったかと思います。18人中6人ですが、これは本当に良かったと思います。
また、適材適所をやりながら、しっかり本人とも、周りの方とも、よく情報交流しながら本人たちを育てていく。例えば、区長になったからといってそこからすぐ区長ではありません。やはり周りの支援も必要ですし、大変恐縮ですが、部下の皆さんも区長を育てると、私は申し上げたい。お互いに育ち合いです。私も市長として育てていただいてきたという気持ちがあります。そのような意味で、育て合いをまた皆さんで進めていきたいと思います。

記者:

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の関係で、高齢者向けの接種券が間もなく配送されると思いますが、スムーズな予約や混乱の回避という観点で、何か対策を講じられることがあれば教えてください。

市長:

スムーズな予約については、横浜市は割合、準備を早くから行っています。1月頃から様々な準備を進めているので、しっかり取り組めると思います。受付の配置も多くしますし、接種に関しても既に訓練を始めています。接種会場の人員も充実させていきます。接種の受付については、非常に気を付けています。例えば、一度に大変多くの方からご連絡を頂く可能性があります。お手元に確実に接種券をお届けするとともに、しっかり受付ができるように体制を整えています。

記者:

市民に対して何か呼びかけるようなメッセージはありますか。

市長:

非常に多いご希望があると思っています。私どももそこはしっかりやらせていただきますので、懸念などはなく、接種券が届いたらご連絡いただければと思います。例えば、多少のお待たせをするなど、そのような状況が来れば、丁寧なご説明をさせていただきますので、よろしくお願いします。
今のところ、5月以降は施設接種、集団接種、個別接種が平行していくと思います。全体の(ワクチンの)供給量が見えていないところがあります。これ(について)は、国においても大変懸命の努力をしています。私どもは注意深く、県とも連絡を取り合っています。県の方も、国からもらったワクチンを(自治体へ)配分する手順が非常に大変だと思うので、私どもとしては、県に対して、ご一緒にできるところはぜひやっていきたい、と申し入れております。やはり、手がかかることだと思います。その点を含めて遺漏のないように取り組んでいきます。

記者:

先ほどの人事の件、女性登用について追加でお聞きします。局長・区長のポジションにおける女性の増加はとても素晴らしく、今後も増えていくと思いますが、人事の説明を伺ったときに、年次の若い職員の方がなかなか昇任試験を受けづらい、ハードルがあると伺いました。市長としては、どこがハードルになっているか、例えば、頻度の問題なのか、制度的なところなのか、お考えはありますでしょうか。

市長:

私は、女性の方は育児とか家庭とか仕事だけに専念する状況ではないことを、男性より重く捉えられていると思います。多分(女性の)係長試験の受験率が20%程度になったと思います。私が就任した頃は8%ぐらいでした。それから、男性については、今50%をおそらく超えていると思います。
就任当時は(全体で)18%でしたが、皆さんが理解して下さり、このような緊急事態に、正に公務員の皆さんが本当に使命感とご自身の体も賭して戦っていく時期に、皆さん自身も経営責任職になることに対しての関心が高まってきたと思います。新型コロナウイルス感染症(への対応)だけではなく、以前からそのような使命感が理解されるようになり、間違いなく志望者が多くなってきたと思います。係長になると残業が多くてもあまり経済的なプラスにならない面がありましたが、そこは解消すべく、やはり残業のないようにしっかり時間の中で働こうと取り組んでいます。(昇任)希望者は多いと思いますが、受験率が高まったために難しくなってきた、受かる方が減ってきた側面もあるのではないかと思います。

記者:

オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが先月末から始まりました。スポンサーの車が隊列になるような形になり、違和感を覚えるような声もあります。とはいえ順調に進んでいますが、まず聖火リレーをここまでご覧になった率直なご感想と、また横浜でもいずれ予定されますが、どうしても密になってしまう側面があり、何か今の段階から工夫とか対策とか、何か打っていけるようなアイデアがあれば教えてください。

市長:

今回一番問題になったのは、聖火リレーが密になることだと思います。報道等を見ると、確かに沿道に想定以上に人が多い状況もあります。横浜市としては、聖火リレー実施に向け進めています。コース変更も一部ありました。更にコースを検証し、どうしたら密にならないかという点をしっかりやっていきたいと思います。市民の皆様はせっかくだから生でご覧になりたい、応援したい、参加したいお気持ちも強いと思いますが、ここは大変恐縮ですが、事前にご理解賜るように、例えばテレビのニュース等でご覧いただけないかとか、どうなのかわかりませんが、撮影して映像をYouTubeなどに上げるとか、市のホームページでご案内するなど、何か方法はあると思います。無観客という言い方が良いのか検討しなければいけませんが、今映像などで拝見しているような密になるケースは避けたいと思います。先行して行っている皆様のご苦労は拝見していますので、参考にしながら、横浜としては実施に向け、現時点では進めております。

記者:

聖火リレーが今まで行われてきたのをご覧になって、率直なご感想もお聞かせください。

市長:

トーチを持って走られる方の喜び、嬉しそうな(姿に)感動がありました。沿道の皆様が本当に喜んでいらっしゃり、感銘いたしました。ただそのことが返って密になってしまうなど困ったこともありますが、それによって何か沿道にいらっしゃる方が傷つくことがあっても困るなと思いました。少しインターネットで見たのですが、聖火リレーをやると密になるのはわかっていたのではないかというご意見を拝見し、それはそのようなことなのでしょうが、見に行かれた方に申し訳ないとも思うので、事前によくご説明していければ良いなと、そんな気分がしました。

記者:

現在国では、選択的夫婦別姓制度の導入が議論されています。制度導入に賛成の方もいれば、家族の根幹にかかわる問題だとか、旧姓の通称使用の拡大により対応すべきだなど制度導入に慎重な方もいるかと思います。もし何かご意見があれば教えていただけますでしょうか。

市長:

個人個人、考え方をお持ちだと思いますが、しっかり議論すべき話だと思います。今、庁内では議論はしていませんので、幅広く議論をしていきたいと思います。ただ、今ここで個人的なご報告は差し控えさせていただきたいと思います。やはり皆様のお考えやお気持ちをお聞きしたいと思います。


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政策経営局シティプロモーション推進室報道課

電話:045-671-3498

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ファクス:045-662-7362

メールアドレス:ss-hodo@city.yokohama.jp

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