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平成28年度整備事例 住民同士の輝き「人材マップ」を中心にした拠点づくり~六浦東・まち交流ステーション委員会(金沢区六浦東)の取組~

最終更新日 2019年7月22日

概要

●提案グループ名

六浦東・まち交流ステーション委員会

●整備場所

金沢区六浦東1丁目

●整備施設

もりのお茶の間

●整備の概要

コミュニティスペース(長屋改修)

応募のきっかけ

地域の色々な事業の後継者問題に悩んでいたので、解決の糸口を見つけようと平成26年に金沢区役所主催の「地域づくり大学校」の講座に参加し、住民同士による拠点活動を知りました。住んでいる地域をより良い地域にしたいと考えられている人たちがこんなにもたくさんいらっしゃることに驚き、感動したことを覚えています。
私達が住む地域も高齢者・子育て世帯の孤立化、若者の地域離れなど様々な課題を抱えていたため、地区推進連絡会議で拠点づくりの案が採択され、地区社会福祉協議会常任理事を中心にした拠点づくり実行委員会が発足しました。区役所はじめ、地域ケアプラザ、区社協の皆様からのアドバイスやご支援をいただき、まち普請事業を知りました。

地域づくり大学校での講義風景
地域づくり大学校の様子


ワークショップで模造紙を使って意見交換をする様子
ワークショップの様子


コンテスト通過までの道のり

まち普請事業に応募することを決め、すでに事業で整備した先輩の皆様のお話やアドバイスをいただきたいと、あちこちに伺いました。「まち普請の審査は大変厳しく、どれほど皆が真剣に考えて計画をするか、その一言です。」と熱く語られる皆様に圧倒され、すっかり怖気づきながらも、「頑張るしかない!」と勇気を振り絞りながら準備を進めました。地域住民を巻き込み、近隣小学校・大学・病院・地域ケアプラザを巻き込み、沢山の助言と支援をいただき、一次コンテストのプレゼンに臨みました。
拠点とするための場所探しには難航しました。国道に沿って空家や空き店舗は沢山あっても、賃借料や諸事情で難しく、やっとわき道に入った家をお借りできることになったのですが、建物が現在の法律の基準を満たしておらず、二次コンテストを前に一からの場所探しになってしまいました。二次コンテスト応募書類提出のギリギリにやっと築80年の空き家をお借りすることができたのですが・・
今度は耐震強度が足りずでストップがかけられ、耐震工事をすることが必要になってしまいました。耐震工事の費用にはまち普請の助成金は使用できないため、地域住民、地域企業、大学など回覧チラシをもって、あちこちに寄付のお願いに伺い、300万以上の篤い寄付をいただきました。多額の寄付は住民の皆さんの拠点づくりへの大きな期待だと、身が引き締まる思いでした。このような経緯を経て皆様の期待をバックに一次、二次コンテスト共に1位通過することができ、やっと、スタートラインに立つことができました。

あああ
一次コンテストでの発表


あああ
一次コンテスト通過後の様子


整備後の活動の拡がり

平成28年11月にオープンして1年が経ち、地域の方々、特にお一人暮らしの高齢者の皆様は毎日の日替わりランチをとても楽しみに利用され、ほとんど毎日いらっしゃる方々も多くいらっしゃいます。
オープンまでに地域の皆様からは100点以上の品物が寄贈され、拠点の愛称は応募された231の名前から「もりのお茶の間」に決まりました。楽しみにされていた拠点オープン後はホッとできる場所、温かい雰囲気が嬉しい、子供だけでも行かせる事ができると、喜びの声が寄せられています。
若いお母さん方はベビーカーで赤ちゃんと一緒に来られるほっとできる場所、お母さん同士がおしゃべりできる場所ができて嬉しいと言われます。スタッフが気軽に赤ちゃんをあやし、お客様同士も子育て談義なども和やかに広がっています。
又近くの大学の学生も気軽に訪れ、「学食では食べられない味!」とおふくろの味を絶賛してくださり、スタッフを喜ばせています。コミュニティの授業や、空き家活用など建築分野の授業のお手伝いをさせていただいたり、大学の学生や先生方とも親しい関係が生まれています。

改修前の建物の様子
改修前の建物


解体工事を住民らで行う様子
解体工事等は住民の方々と協力


今後の展望と「ヨコハマ市民まち普請事業」に参加した感想

現在の拠点での活動は7つの部会(サロン、高齢者支援、子育て支援、防災ボランティアレンタルボックス・レンタルスペース、寺子屋、カルチャー)がそれぞれに連携を取り合いながら活動を進めています。スタッフは若い方から高齢の方まで、常時関わってくださっている方々は40人前後です。将来的には地域コミュニティ事業として「近くの仕事場」にしたいと願っていますが、ボランティア活動の域を出る事が難しく、スタッフの心意気に頼っている現状です。支えあいの気持ちを根底に据えながらも、毎日の活動はしっかり実績として認められ、それに応じた賃金が支払われる事業になるよう願っています。子育て中のお母さんや高齢者の方々、障害を持っていらっしゃる方々、一人ひとりが自分のできることを一生懸命に仕事として受け持ち、「地域のお茶の間」になれるよう進んでいきたいと思っています。

もりのお茶の間の中で談笑する住民の様子
ホッとできる温かな雰囲気の「もりのお茶の間」


子ども達に書道を教える大人の様子
書道教室の様子


六浦東・まち交流ステーション委員会の皆さまの集合写真
六浦東・まち交流ステーション委員会


このページへのお問合せ

都市整備局地域まちづくり部地域まちづくり課

電話:045-671-2679

電話:045-671-2679

ファクス:045-663-8641

メールアドレス:tb-seibiteian@city.yokohama.jp

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