現在位置
- 横浜市トップページ
- 中区トップページ
- いろいろな言葉(Multilingual)
- やさしい日本語
- 中区役所(なかくやくしょ)の新聞(しんぶん)
- 2023年(ねん)までの広報紙(こうほうし)
- 2020年
- 8月 認知症って特別?(にんちしょう って とくべつ?)
Last updated date:2020/8/7
ここから本文です。
8月 認知症って特別?(にんちしょう って とくべつ?)
中区役所で配っている情報誌の内容です。
認知症って特別?
認知症とは、おぼえていた事を忘れてしまったり、考える力がおとろえる病気です。65歳以上の4人に1人はかかる可能性があるので、特別な病気ではありません。
認知症になっても、住みなれた地域で安心してくらすためには、まわりの人たちの正しい知識と、思いやりの気持ちが大切です。
お話 杉山 孝博 さん
公益社団法人「認知症の人と家族の会」副代表理事
川崎幸クリニック院長
生活に問題がでたら認知症と考えて
「もの忘れ」は誰にでもありますが、普通に生活ができます。でも家族の名前が思い出せない、大事なできごとを忘れてしまうといったことが続くと、生活が混乱してきます。このように、おぼえたり考えたりする能力が失われ、生活に問題がでてくる病気が認知症です。
早く病気を見つけるめやす
「いつもと違う」ということに気がつくと、病気を早く見つるけことができます。下の表をチェックしてみてください。これだけではわかりませんが、あてはまることがいくつかあるようなら、認知症の可能性が考えられます。
□ 今日の日付や曜日がわからないことがある
□ 住所や電話番号を忘れてしまうことがある
□ 何回も同じことを言ったり聞いたりする
□ 買い物でお金を払おうとしても計算することができないことがある
□ ものの名前が出てこないことがある
□ 置き忘れ、しまい忘れが多くなった
□ なれた道で迷ってしまうことがある
□ 小さなことで怒りっぽくなった
□ ガスや火の消し方がわからなくなった
□ 今まで使っていた洗濯機やリモコンなどの使い方がわからなくなった
□ 本の内容やテレビドラマの内容がわからないことがある
□ 財布や時計などを盗まれたと思うことがよくある
□ 話している途中で言いたいことを忘れることがある
□ だらしなくなった
□ 体の具合が悪いわけではないのに、何もやる気がおきない
6つ以上あてはまるときは、医者にみてもらうことをおすすめします
出典:「もの忘れが気になるあなたへ 認知症の正しい知識」
(発行)社会福祉法人NHK厚生文化事業団 (監修)小阪 憲司
受診のコツ
早く病院に行って病気を見つけると、たくさん良いことがあります。本人に「病院に行きたくない」と言われたときには、くふう(時に演技)が必要です。
・いつも行く内科、「もの忘れ外来」など、身近なところの病院でみてもらう
・家族が「私の健康診断にいっしょに来て」と言って、本人といっしょに病院に行く
・今までの病気の症状や困っていること、医者にお願いしたいことなどをメモにまとめて受付の時に渡しておく
若くても認知症になることはあります
18歳から65歳までの若い人が認知症になることを、若年性認知症といいます。若い人が認知症になると、お金の問題も大きいため、その人の生活を助けることは大変です。
まわりの人たちに理解されにくい介護者の苦労
家族の顔を忘れてしまうというような症状は、まわりの人たちには理解されにくいです。また、認知症の人はほかの人に対してはしっかりお話ができるので病人には見えないこともあります。家族が「こんなに困っている」と言ってもまわりの人たちからは理解されにくいのです。
認知症になった人とその家族が安心して暮らせるようにするためには、まわりの人たちが認知症をよく知ることと、本人とその家族の両方をささえることが必要です。
認知症になっても住むことになれた地域で安心して暮らせるように
キャラバン・メイト
認知症についての正しい知識を持ち、地域や会社で認知症の人や家族を温かく見ていてくれる「応援者」が認知症サポーターです。キャラバン・メイトは、その認知症サポーターを育てるための活動をしています。応援者をふやし、認知症の人たちにやさしい社会をつくるための活動をしている人たちです。
白井 則子さん
第4地区北部の各町内会に出かけて講座を行います
講座では、私たちが認知症の人とご家族が会話をしているお芝居をします。それを見て、自分ならどう対応するか参加者に考えてもらいます。そのあと、おすすめの対応方法を見せて、認知症の人に接するときのポイントをお伝えします。参加者からは、「どのように対応したらよいかよくわかった」と言われています。これからも、少しでも介護者の力になれるよう、応援者を増やすためにキャラバン・メイトの仲間と学んでいきたいです。
もの忘れ相談
対象となる人:もの忘れや認知症について相談したい人、家族
相談窓口:中区役所高齢者支援担当
介護者のためのこころの相談
対象となる人:認知症などの人を介護する家族
相談窓口:中区役所高齢者支援担当
相談窓口・機関
中区役所高齢者支援担当TEL:224-8167 FAX:224-8159
地域包括支援センター(地域ケアプラザ内)
新山下地域ケアプラザ TEL:625-1911 FAX:625-1865
不老町地域ケアプラザ TEL:662-0161 FAX:662-0192
麦田地域ケアプラザ TEL:664-6023 FAX:664-6075
本牧原地域ケアプラザ TEL:623-0971 FAX:623-0977
簑沢地域ケアプラザ TEL:663-6960 FAX:228-1828
本牧和田地域ケアプラザ TEL:622-1211 FAX:622-1290
ページID:502-901-473