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3月 多文化共生(たぶんかきょうせい)
中区役所で 配っている 情報誌の 内容です。
Last updated date:2020/6/25
3月号
みんなヨコハマ中区人 ~「多文化共生」のまち中区で自分らしく~
いま、中区は10人に1人が外国人で、その割合は年々 増えています。日本に来てすぐのころは、地域の人たちと話をすることもできず、不安を感じることがあると思います。でも、働いたり、学んだり、くらしていくうちに、周りの人から声をかけてもらって地域で活動する外国人も増えています。
多文化共生とコミュニケーション
ことばはコミュニケーションをするためにはとても大切です。でも、外国語をおぼえることは大変なことです。今回は、日本に来てから初めて日本語を学んだ方に、お話を聞きました。
濱田サイーダさん
日本に住んでどのくらいたちますか?
7年です。母は日本人、父がモロッコ人で、わたしはモロッコで生まれ育ちました。日本語は全く話せず、質問をしたくても英語しか話せないので、答えてもらえないことも多かったです。
どのように日本語を学んだのですか?
日本語学校に通ったり、なか国際交流ラウンジのボランティア日本語教室を利用したりしました。生活をするなかでわからないことは、友達や学校の先生、職場の人たちに聞きました。お金のことや仕事のことについては、初めての職場で教えてもらいました。
モロッコと日本の違いは何ですか?
食事も家も文化も、本当に違います。特に違うのは近所の人たちとの付き合い方です。モロッコでは近所の家族ととても仲が良く、お互いをよく知っています。食事に呼んだり呼ばれたりすることも多いです。日本では近所の人たちのことがよく分かりませんでした。知らないから「怖い」と思ってしまうこともありました。でも、長くくらしていると、日本は安全で暮らしやすい国で、日本人の気持ちもよくわかるようになりました。
多文化共生のために大切なことは何ですか?
職場の人とでも、仕事の関係を離れて、お互いに自由に話ができる「場所」があるとよいと思います。自由に話ができれば、いろいろ分かり合えることも増えると思います。
地域コミュニティーと多文化共生とは
地域の人と毎日あいさつをしていると、自然に助け合える関係になります。
地域での活動も広がり、いま、中区の人たちはつながりを深めています。
にじいろ探険隊 コーディネーター 林錦園さん
「なか国際交流ラウンジ」のなかに、「Rainbowスペース」という外国人の若者のための居場所があります。私はその中で「にじいろ探険隊」という名前のグループで活動しています。「にじいろ探検隊」は日本人と外国人の交流イベントを企画・運営しています。そのほかにも、通訳ボランティアとして地域の行事のお手伝いもしています。その活動は外国人の人たちが地域の活動に参加しやすくなるためにおこなっています。私たちも、この活動をすることで、自分たちの成長にもつながっています。日本で生きていくことに自信が持てないでいる方もぜひ地域行事のスタッフとして参加してください。そうすると、自分はここにいてもいいのだという自信を持つことができるようになります。みなさんもいろいろな経験をすると、きっと地域の中で自分のいる場所を見つけられると思います。
多文化共生の拠点 なか国際交流ラウンジ
ばしょ:中区役所別館1階
ことば:日本語・英語・中国語
じかん:月・水・木・金・日 10:00~17:00(第3日曜はやすみ)
火・土 10:00~20:00
生活するなかで必要な情報を外国語で提供しています。また、イベントをしたり、勉強をしたり、日本人と外国人が交流できる場所です。
ボランティアを募集しています
TEL:045-210-0667 FAX:045-224-8343
違いではなく同じところを見つけて!
中区にあるアメリカ国務省日本語研修所は、日本で働くアメリカの外交官が日本語の研修を受ける場所です。研修所の所長のカンロイさんに異なる文化を理解するポイントを聞きました。
C.A.カンロイ所長
愛犬と一緒に
異なる文化を理解し、その国での生活に慣れていくために必要なことは何でしょうか
いい友達を作ることです。間違えた時にはすぐに教えてくれるような、お互いに信じあえる友達です。日本にきてすぐのころ、私の日本語の間違いを教えてくれてアドバイスしてくれた友人がいました。その友達との関係は30年以上続いています。外国で生活するということは特別な体験です。文化の違いにおどろくこともありますが、結婚や出産、大切な人との別れなど、生きているなかで大事な出来事がおきたときに感じる気持ちは、だれもが同じです。生活の中でも、文化の違いに気がついておもしろい!と思うこともあります。でも同じところを見つけていっしょに楽しめるようになる方がずっといいですね。
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