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2024年1月
今月の本棚
最終更新日 2024年1月1日
『戦時用語の基礎知識 新装版』
北村 恒信/著 潮書房光人新社 書誌番号:1122063701 ラベルの記号:210.7
先の戦争が終わってから80年近く、当時の言葉の数々、国民学校、学徒出陣、三八式歩兵銃、竹槍部隊、木炭バス、転進、等々はその意味を知らない人、その存在自体を知らない人が増えて、死語になりつつあります。本書は平成3年に刊行されたものを改題して再度出版し、さらに今回新装版としてもう一度世に出したもので、戦前戦中の言葉100を取り上げて、それぞれ解説しています。昭和前期の「戦争の時代」を理解するためには、恰好の本です。
『地図でスッと頭に入る世界の資源と争奪戦』
村山 秀太郎/監修 昭文社 書誌番号:1122065752 ラベルの記号:334
ロシアによるウクライナ侵攻により、エネルギー資源が高騰し、各国がロシアに代わる供給源を求めた結果、資源の争奪戦が激化しました。資源問題は国際情勢を理解する上で、避けては通れない問題です。特に日本はエネルギー資源・鉱物資源はもちろんのこと、食料資源までその大部分を外国からの輸入に頼っています。本書は、地図やイラストを多数使って、日本と世界の資源・エネルギー情勢と争奪戦について、わかりやすく紹介しています。
『神々の復讐 ― 人喰いヒグマたちの北海道開拓史』
中山 茂大/著 講談社 書誌番号:1122009107 ラベルの記号:489
昨年はクマ被害の多い年で、ドングリの不作により、2006年の統計開始以来、最大の被害となったそうです。本書は北海道出身のノンフィクション作家が、膨大な資料をもとに北海道の人喰いヒグマ事件を分析したものです。原因として挙げているのは、過疎化によるヒグマのテリトリーの拡大、銃猟の禁止と非効率な罠猟の推奨、それに伴い獲殺されるヒグマの減少による個体数の増加、駆除に対する無責任な批判とそれによる猟師のなり手の減少、等々です。
『横濱麦酒(ビール)物語 ― Since 1869 Stories for beer lovers』
友清 哲/著 有隣堂 書誌番号:1122058404 ラベルの記号:588
横浜には日本初のものが沢山あります。ビールもその一つで文明開化と共に来日しました。ビールは世界中で飲まれていますが、その発祥の来歴から日本に上陸し、横浜で興ったビール産業の歴史を紐解いていきます。そして今の時代に沸き起こるクラフトビールの世界と横浜での面白いビールイベントまで、ちょっと知っておくと更にビールが美味しくなる話が詰まっています。
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