閉じる

ここから本文です。

2―1―(2)市街地の緑のまちづくり方針

最終更新日 2024年1月12日

目標像

市街地の緑のエリア図

  • 身近な緑を保全し、潤いのある緑豊かな住宅環境を維持しているまち
  • 駅周辺や主要道路に緑が連なっている魅力あるまち

現状と課題

  • 丘のふもとには斜面緑地が連なり、緑の多い住宅地が広がっています。
  • 畑地などの小規模な農地や樹林地が点在しています。
  • 市街化区域であるため、開発や住宅の建て替えなどにともなって身近な緑が失われつつあります。
  • 団地や住宅地の良好な緑は、そこに住む人たちが日常的に維持・管理することによって支えられていますが、高齢化などによって維持・管理が難しくなっているところがあります。
  • 丘陵地にあるまとまった公園緑地に比べ、市街地では公園が少なく、街路樹も乏しい状況にあり、特に街の顔となっている駅周辺には緑の潤いがありません。
  • 市街地では、緑の保全に加えて緑を積極的に増やしていく必要があるとともに、開発や建て替えの際には緑化などによる緑の環境をつくる取組が求められます。

まちづくり方針

1小規模な樹林地や斜面緑地などの保全

 比較的小規模な樹林地や斜面緑地など、将来に渡り保全していく事が望ましく、景観に優れた地区を土地所有者や地域の協力を得ながら特別緑地保全地区などの緑地保全施策を活用し緑地を保全します。

2固有の風景を形づくる緑の保全

 斜面緑地を背景とした寺社や古道沿いにある屋敷林を、歴史的資源と自然が一体となった地域固有の風景として大事にしていきます。

3風致地区の指定の維持

 新治・三保などの良好な樹林地のある地域や、霧が丘や八朔地区などの緑豊かな住宅地が形成された地域については、その環境を大切にして、風致地区の指定を維持します。

4小規模な農地の保全・活用

 市街地の農地は貴重なオープンスペースであり、防災上の空間としても重要です。これらは、生産緑地地区の指定により保全を図るとともに、栽培収穫体験ファームなど、市民が農とふれあう場として活用します。

5開発や建て替えの際の緑化

 開発や建て替え、土地利用の転換に際しては、ゆとりある良好な住環境を維持するために様々な手法によりできる限り緑化を図り、緑地の確保と緑の景観の維持に努めます。新たな緑化に際しては、地域固有の植生に配慮します。

6緑豊かな道づくり

 主要な道路や駅前広場などにおいて、街路樹のある道づくりを進めます。また、河川や水路沿いの通路でも緑化などの検討を進めます。並木道などには愛称をつけるなどして区民に親しまれるものにします。

7身近な公園整備

 区民のニーズや地域の特性に配慮しながら地区公園・近隣公園・街区公園などを整備し、草花や木々にふれあえる身近な空間を充実します。特に、これら身近な公園が不足している地区では優先的に整備を進めます。また、生産緑地地区等を活用した農園付公園などの整備も検討します。

8身近な緑の育成

 各家庭や事業所で花を植えたり、塀を生け垣にするなどして、緑の風景が広がる潤いのあるまちづくりを推進します。また、地域における緑に関するルールづくりを推進します。行政は、緑育成のための活動団体の認定や、様々な支援事業の紹介などにより小さな緑を広げていくように努めます。

9住宅地内の空き地の活用

 住宅地内の空き地などを一定期間活用して、地域や学校等が農体験できる環境を検討します。

前のページ 目次へ戻る 次のページ

このページへのお問合せ

緑区総務部区政推進課 まちづくり調整担当

電話:045-930-2217

電話:045-930-2217

ファクス:045-930-2209

メールアドレス:md-kikaku@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:459-581-620

  • LINE
  • Twitter
  • YouTube