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合成洗剤は下水処理場でどの程度処理できるのですか?
最終更新日 2024年7月24日
現在、家庭用の合成洗剤には、陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤が多く使われています。
横浜市水再生センターにおける測定結果では、平成13年度の陰イオン界面活性剤の濃度は、流入下水で1リットルあたり平均2.1mg、放流水では不検出(0.03mg未満)であり、除去率は98%以上となっています。
また、非イオン界面活性剤については、平成12年の調査結果では、流入下水で1リットルあたり平均2.9mg、放流水で平均0.028mgであり、除去率は99%となっています。
合成洗剤については、かつては分解性の悪いハード型のABS(分岐鎖型のアルキルベンゼンスルフォン酸塩)が使用されていたため、河川・湖沼などの汚染や水再生センターでの発泡などの問題が生じていましたが、現在では、アルキル基が直鎖で分解性の良いLASに替わり、また、その他の陰イオン及び非イオン界面活性剤についても、分解性の良いタイプのものが多く開発されています。このため、現在のような洗剤の使用状況であれば、ほとんどが水再生センターで除去できるものと考えられます。
洗剤の使用については、適正な量で使用していただくことをお願いします。
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