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9月12日に都筑区認知症フォーラムを開催しました!
最終更新日 2021年11月22日
認知症フォーラムの様子
区役所会場と区内地域ケアプラザをオンラインで繋ぎ配信しました
当事者(かながわオレンジ大使)、認知症サポート医の講演が行われた。(写真は認知症サポート医の小林雅子先生)
9月12日に都筑区認知症フォーラムを開催しました!
令和3年9月12日に『第13回都筑区認知症フォーラム』が、コロナ禍で各会場の参加人数が制限される中、都筑区役所をメイン会場として開催しました。また、区内5カ所の地域ケアプラザをサテライト会場としてオンラインでも配信しました。
認知症の当事者(かながわオレンジ大使)と専門家が対談し、認知症になっても希望が見える生活のあり方を体験談を通じて訴え、約150名の参加者が聴講しました。
フォーラムを主催したのは都筑区認知症サポート連絡会と都筑区役所です。2009年から毎年開催され、今回で13回となります。
今回のテーマは「認知症の希望」。自分の体験を広く知ってもらおうと、かながわオレンジ大使を務める若年性認知症の当事者が登壇。横浜市総合保健医療センターの若年性認知症支援コーディネーター・川中洋至さんの進行のもと、認知症サポート医の小林雅子先生と対談をしていただきました。
対談に先立ち、佐藤友也区長が「地域共生社会を築いていくことが大切。今回は当事者の生の声を聞くことができる貴重な機会」と挨拶。
登壇した当事者は「家族から『物忘れが多い、書類の整理がつかない、怒りっぽい』と指摘され、受診した結果、アルツハイマー型認知症の診断を受けた」「戸惑いもあったが、現在は『できることをやろう』と週4日就労支援事業所に通って広報誌配りや弁当箱の洗浄作業をしている。また、配達先に『お変わりありませんか』の声かけを欠かさないよう努力している」「自らも『お散歩ボランティア』として若い障害者を支えている」「月2回アートスクールに通ったり、県や市が開く本人ミーティングに参加している」と、活発に活動している生活ぶりを紹介してくださいました。「認知症になっても全てができなくなるわけではない。頑張ろうとしている人に活躍の場を与えてほしい。認知症になってもそれで終わりというわけではないので、これからも自分らしく地域に貢献していきたい。チャレンジしなくなったら、僕が僕でなくなる。」と訴えに、参加者のアンケートでも多数の方から共感の声をいただきました。
サポート医の小林雅子先生は「認知症は個人差があり、確定診断も難しいが、症状や進行の程度も人それぞれ。出来ないことよりもできることに注目して活躍の道を開くことが大切。自分らしくいきいきと暮らしたいという思いが実現できるよう地域全体で取り組んでいく必要がある」と呼びかけられました。
認知症への理解が深まり、「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」につながっていくことを目指して、今後も取り組んでまいります。
【撮影・作成】
高齢・障害支援課 高齢支援担当 電話045-948-2306 FAX 045-948-2490
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