上瀬谷小学校にシドモア桜が植樹されました（令和６年３月25日）

　３月13日（水曜日）、上瀬谷小学校で行われた「シドモア桜の植樹式」に伺いました。今回、校庭の南側に植えられた２本のシドモア桜は、昨年２月に当時５年生だった皆さんに挑戦していただいた「桜の接ぎ木」が無事に成長したものです。

　昨年実施した「桜の接ぎ木」イベントは、「シドモア桜の会横浜」の皆さんのご協力を得て開催されたもので、「シドモア桜」と「海軍道路の桜」の接ぎ木を５年生の皆さんで作っていただきました。今年６年生となった皆さんが、小学校を卒業される記念として、まず「シドモア桜」を小学校に植樹することとなりました。

　首都ワシントン・ポトマック河畔の桜並木は、日米親善の取組の一つとして、明治45年に日本から送られた桜が植えられたことから始まったといわれていますが、その実現に尽力されたのがエリザ・シドモアさんです。エリザさんのお墓は横浜山手外人墓地にあり、そのお墓に、平成３年にワシントンから里帰りした桜が植えられました。その里帰りした樹から作った苗木をシドモア桜と呼ぶそうです。

　卒業式を翌週に控えた６年生の皆さんが30cmほどに成長した苗木２本を植樹しました。中学校への通学路からも良く見える場所なので、通学されるときに樹の成長も楽しんでいただけるのではないかと思います。
　そして、シドモア桜と一緒に接ぎ木した海軍道路の桜は、小学校で後輩の皆さんに引き継いでいただき、もう少し大きくなってから植樹していただくことを考えています。
　今の６年生の皆さんが中学校を卒業する３月ごろ、GREEN×EXPO 2027の開幕直前の時期に、中学校の卒業記念として植えていただければと思っています。

　６年生の皆さんが、中学校３年間で大きく成長するのとともに、シドモア桜も、海軍道路の桜も、すくすくと成長することを願っています。

令和６年３月25日

瀬谷区長　植木　八千代