中丸お買い物シャトル(地域のわ通信 NO.68)
住民主体で取り組む買い物支援
最終更新日 2022年11月1日
町内のだれでも利用できる!「中丸お買い物シャトル」
起伏のある丘の中、買い物に困っている人が増えている。何か支援ができないだろうか?
中丸町は坂が多く、約10年前にバス路線が廃止され、住民たちの高齢化に伴い、買い物に不便を感じている人が
増えているという課題がありました。
令和元年5月に、住民の買い物問題の解決に向けて中丸町内会を中心に、六角橋地域ケアプラザ、デイサービス
事業者「ハートテック」の3者が手を組み、「中丸買い物(移動支援)ネットワーク」が立ち上がりました。
同年9月から4回の試行運転を実施し、その間に住民アンケートや3者による綿密な打ち合わせを重ね、シャトルバス
運営のノウハウを蓄積していきました。本格運行は令和2年10月からスタートしています。
中丸町内会の取組は、町内会がしかけた買い物支援としては区内初です。坂の多い交通空白地帯の買い物支援の
モデルケースとして、今後、他の地域に広がる可能性を秘めています。
中丸町内会(神奈川区内での位置)
「お買い物シャトルのロゴは、タイヤの円をモチーフに、中と丸(〇)をデザインしたもの」と語る中丸町内会の島田会長
「中丸買い物(移動支援)ネットワーク」のメンバー。左から原島さん(六角橋地域ケアプラザ)、島田会長(中丸町内会)、久保さん(デイサービス事業者ハートテック)、佐々木さん(六角橋地域ケアプラザ)
運営者が見守りながら利用者の乗車をサポート
「コロナで今は車内ではおしゃべりはできないけど、ご近所の方と顔を合わせるだけでもうれしい」と利用者の声
誰でも利用できるのが「中丸お買い物シャトル」の良さ!!
シャトルバスは、神奈川大学正門前からスタートし、坂の上にある乗り場2カ所を加えた3カ所を停留所としています。
利用者は高齢者を中心に、試行運転時では子育て中の親子連れの利用もあり、買い物に困っている人なら誰でも利用
できるのが「中丸お買い物シャトル」の特徴です。
利用者からは「利用される方と顔を合わせるのが楽しみです」「お店にある季節を感じる衣類の色を見るだけでも気分
転換になります」と、高齢者が家かでかけるきっかけにもなっています。
中丸町内会の島田会長は今後について「シャトルバスの添乗ボランティアが増えたら嬉しい。買い物支援に関心を持つ
人が増えたり、利用者が支援する側になったり、助け合いのサイクルができたら嬉しい」と、買い物支援が町内活動の
新たな担い手につながればと期待しています。
地域のわ通信No68(中丸お買い物シャトル)(PDF:792KB)
地域のわ通信No68(中丸お買い物シャトル)
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