ここから本文です。

6月号 いざという時に役に立つ!「風水害体験ツアー」をリポート

 横浜市民防災センターでは、「風水害体験ツアー」や「地震・火災体験ツアー」などを通して、わかりやすく楽しく防災・減災について学ぶことができます。今回は風水害体験ツアーに行ってきました!

最終更新日 2024年1月19日

避難行動を体験して学ぶ「減災トレーニングルーム」

 まず初めに体験したのが減災トレーニングルームです。在宅時に台風が接近中の場合、どのような行動をするのが適切か学ぶことができます。家の周辺状況を把握できる地図(ハザードマップ)や、テレビから流れる情報を頼りに行動し、自分の判断が適切であったかどうかを学びました。 

まずは体験!

 私の避難行動の場合、家が浸水した状態で2階に避難してしまったため、救助をしていただかないと助からない「要救助者」になってしまいました。
シミュレーション終了後には、正しい避難方法などを教えていただけますので、ぜひ皆さんも体験してみてください!

ARを使った体験もできました

 今年の4月からAR(拡張現実)を活用した体験も行えるようになっています。家が浸水した際の状況を、スマートフォン越しに見ることで、防災に対する考えが強くなりました。

映像を見て学ぶ「災害シアター」

 災害シアターでは、台風接近時に「自分の家は大丈夫と災害を軽視した場合」と、「避難情報に基づいた避難行動を行った場合」の2つを比較した避難行動についての映像を視聴しました。映像を通して、自治体から発信される避難情報の大切さや、自助、共助(※1)などについて学ぶことができました。
 また、今回の映像学習を通して驚いたのは、ハザードマップの信頼性の高さについてです。ハザードマップとは、自然災害による被害範囲などを想定し、避難行動をする際の判断材料となる地図(※2)です。実際に災害が発生した際、ハザードマップの想定していた被害範囲と、実際の被害範囲がほぼ一致していたことから、ハザードマップの大切さを再認識し、災害が発生してからではなく、前もって自分の住んでいる地域について確認しようと感じました。
※1:自助=自分の身を自分で守ること、共助=お互いが助け合うこと
※2:各区のハザードマップマップなどについては「防災の地図」をご確認ください。

自分の避難行動を事前に考える「マイ・タイムライン」

 災害シアターで、ハザードマップや、避難情報に基づいた避難行動の重要性について学んだあと、マイ・タイムラインを作成しました。
マイ・タイムラインとは、台風や大雨による水害など、これから起こり得る災害に対し、自分の家族構成や地域環境に合わせて、あらかじめ時系列に整理した避難行動計画のことです。
 マイ・タイムラインを作成するにあたって、まず、ハザードマップを使用して、自分が住んでいる地域が浸水や土砂災害の危険性がある地域か確認します。次に、家庭内に高齢者や障害者、乳幼児、妊婦、ペットなどがいて、避難時に支援の必要があるのかを把握し、警戒レベルごとに自分の行動計画を作成します。
 防災センターのガイドさんから直接、避難行動についてアドバイスを頂ける貴重な機会ですよ!

仮想空間で風水害時の避難を体験!「風水害VR体験」

 横浜市民防災センターでは、風水害体験ツアーのほか、放水訓練など14種類のプログラムから災害時に役立つテクニックや知識を実際に体験しながら学ぶことができる「体験プログラム」も行っています。
 今回はその中からVR(仮想現実)を活用した「風水害VR」を体験しました。風水害VRでは、3つのステージ(自宅・住宅街・ビル街)ごとに避難行動を選択し、避難場所を目指します。リアルな災害体験を基に正しい避難行動について学べるコンテンツです。皆さんもぜひ体験してください。

施設紹介

横浜市民防災センター
神奈川区沢渡4-7

体験ツアー予約方法はこちらをご確認ください。(外部サイト)

このページへのお問合せ

横浜市民防災センター

電話:045-312-0119

電話:045-312-0119

ファクス:045-312-0386

前のページに戻る

ページID:546-195-890

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews