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第5回「市長と語ろう!」

最終更新日 2024年3月22日

開催概要

≪テーマ≫ 地域活動、高齢者(地域の新たなつながりの場所「移動販売」)

上郷西ヶ谷ハイツ移動販売拠点及び上郷西ヶ谷団地移動販売拠点 関係者の皆様と市長との集合写真。

≪日時≫

令和6年2月10日(土曜日)  15:00~

≪会場≫

上郷西ヶ谷団地集会所(栄区)

≪対話団体≫

上郷西ヶ谷ハイツ移動販売拠点及び上郷西ヶ谷団地移動販売拠点 関係者

≪団体概要≫

地域住民が主体となって関係各所(事業者・区社会福祉協議会・地域ケアプラザ)とも協力しながら、移動販売を「買い物支援」としてだけに留まらず、「地域交流」「見守り」「健康づくり」の場としても実施している。区内初の移動販売拠点として、現在19拠点にも広がった区内移動販売拠点のモデルになっている。

対話概要

※ 文意を損なわない範囲で、重複部分や言い回しなどを整理しています。

市長挨拶

市長

本市の高齢化率も年々高くなってきている状況で、買い物のための「足」というものが課題になってきています。横浜市は山坂が多い都市であり、必ずしも交通の便が良いとは言えない地域もあります。そういった意味でも移動販売でのニーズは高いと思っています。
今回、事前に伺った話で、素晴らしいなと思ったのは、単なる「移動販売」だけでなく「見守り」や「地域の交流の場づくり」という要素も加えて、地域が一体となって展開をしているということです。本日は、こういった活動されている地域の方々の思い、活動を可能にする秘訣などをざっくばらんにお話しいただき、今後の市政の参考にさせていただきたいと思い、楽しみにしてやってまいりました。よろしくお願いいたします。

「移動販売もやはり自治会の活動の内のひとつ」

参加者

実は、現在の形でこの活動を始める前にも、移動販売を開始するか否かというような議論をしたことがありました。結果として、実現しなかったのですが、その時に我々も移動販売について勉強をさせていただき、「移動販売もやはり自治会の活動の内のひとつ」ということを学ぶことができました。
その後、社会福祉協議会と地域ケアプラザから、近隣のスーパーが移動販売を開始したというお話を伺い、地元でも「あった方が良い」ということになったので、申し込みをしたということがスタートになります。

「明るく楽しく、安全にけがしないように」をモットーに

参加者の写真。

参加者

開始することが決まり、まずはどのように運営するのか自治会で検討しました。開催のスケジュールや場所、販売方法や商品の陳列方法などの店づくり、そしてお手伝いをしていただける人をどうするかなどを話し合いました。
最初は、上郷西ヶ谷団地(以下、「団地」)を14時から、上郷西ヶ谷ハイツ(以下、「ハイツ」)は15時からということで開始したのですが、いざ始めてみて、続けて開店をすると品物が不足するという事態が発生しました。車1台分の品物を持ってきていただいていましたが、野菜や果物、季節ものなどが団地で売り切れてしまい、ハイツの分が足りないということが続いてしまいましたので、スーパーにお話をして調整してもらい、今では午前と午後に分けてという形に変えています。
販売場所は、基本的には屋外としていますが、雨が降った場合は建物の中で行うことにしました。ハイツの場合は、集会所の敷地・集会所とも共用部分と呼ばれ管理組合が管理しています。このため、共用部分の使用にあたっては管理組合理事会に移動販売の主旨等を説明して使用の承認を取っています。
販売方法も、自治会で持っている長机を使うなど陳列方法も工夫して、今では品物の数が当初の2倍くらいになっていると思います。
お手伝いをしてくださる方については、まず自治会の役員にお願いして、それからボランティアしてくださる住民の方にお願いすることにしました。加えて、社会福祉協議会や地域ケアプラザの方にも応援をお願いさせていただき、「明るく楽しく、安全にけがしないように」をモットーに、順調に活動することができています。

交流と憩いの場ということで、絆も生まれてきました。

参加者

こちらの移動販売も、様々な支援をしていただきながら、今年で5年目になりました。2020年2月に新型コロナウイルス感染症の感染が広がり、2か月後の4月に非常事態宣言が出される状況であってもほとんど購買人数が減りませんでした。
売り場の設営から品物の陳列、それから買い物のお手伝いや声かけ等していますが、交流と憩いの場ということで、絆も生まれてきました。多くの方が参加されていて、毎週金曜日に移動販売が開催されることを楽しみにしてくださる方もいらっしゃいます。この5年間で買い物に来られる方は決まってきて、顔を見せないと「あの方はどうしたのだろうか」という話にもなります。また、足が不自由な方など、買い物に出てくること自体が困難な方に対しては、ボランティアの方も含めて荷物を届けたりもしています。
またコロナ禍が始まった時には、障害者支援施設が運営するパン屋さんを支援している区社会福祉協議会からの相談もあり、移動販売が行われる日には、一緒にそのパン屋さんに来ていただくようになりました。とても美味しいということで評判になり、売れ行きも好調のようです。その他にも、生活小物のお店も月1回ではありますが、お店を開いてくださっています。
移動販売をしていただいているスーパーの販売員さんも開始時からあまり変わらないメンバーでご支援をしていただき、今ではお互いのことを理解しあって息が合う仲としてお付き合いをさせていただいています。
将来看護の仕事に就くことを目指されて地域ケアプラザに実習生として来ている大学生にも参加をしていただいています。実地研修をしていただきながら、買い物した荷物を一緒に自宅まで運んで行ってもらうという形で参加していただいています。また、住民の皆さんも学生との交流を非常に楽しみにしていらっしゃいます。その他にもウクライナから来られた方が買い物にいらしたり、近所の特別養護老人ホームに技能実習生として勤務されているベトナムから来られた方々にお手伝いいただいたりしています。
こういったことから、地域としても非常に充実した内容でここまで進んできているという状況です。

移動販売を今後どのように展開をしていくか

参加者

地域ケアプラザや区役所のご尽力もあり、栄区では移動販売拠点間の横のつながりをつくるために「移動販売連絡会」が開催されるようになり、移動販売というものがとても定着してきたという印象を受けています。
最後に、移動販売を今後どのように展開をしていくかということですが、移動販売は「社会貢献」と「地域コミュニティ」そして「見守り」の要素をもっての開催ですので、その点を踏まえて、4項目考えています。
まずは、こちらの地域の小学校・中学校に通う子どもたちを夏休み・冬休み・春休みに放送を通して呼びかけをして、販売のお手伝いをしながらお年寄りとの交流を深めていきたいと考えています。
2つ目は、近隣の保育園の散歩コースをハイツの移動販売を開催しているときに寄ってもらい、園児の子たちと買い物に来られた高齢者たちのコミュニケーションを図る機会を設けたいと思っています。
3つ目は、団地に、ボーイスカウトの活動をされている方もいらっしゃいますので、ボーイスカウトの活動に参加されている若い方々にも是非参加していただきたいと思っています。
そして4つ目、先ほどのお話にもありましたが、ウクライナから来られている方、ベトナムからの技能研修生の方についても、これまでどおり活躍していただきたいと思っています。
もちろん、決して自治会だけで考えてできることではありませんので、連合町内会自治会やケアプラザ、社会福祉協議会、そして区役所とも連携を取りながら進めていかなければいけないと思っています。

我々として本来販売拠点に来てほしいと思っている方が来ていない状況

参加者の写真。

市長

社会福祉協議会に伺いたいのですが、ここ上郷西ヶ谷ハイツ及び上郷西ヶ谷団地に移動販売の実施について声がけをされたところから始まったと伺いましたが、声がけ自体はどちらの地域にもされていたのですか。

参加者

スーパーからお話をいただいたときに、区内の連合町内会単位でお声かけさせていただく中で、ケアプラザと「この地域は特に山坂が多く、高齢化率もとても高いエリアなので、やはりちょっと重点的に何かサポートが必要なんじゃないか」というお話しをして、会長にもお話ししたところ、各自治会に持ち帰っていただき、上郷西ヶ谷ハイツと上郷西ヶ谷団地に手を挙げていただいたことが始まりです。

市長

買い物に来られる方の数などをみても、多くの方のご尽力のおかげで軌道に乗っているように思えます。地域の皆さんは開催日を待っているということですかね。

参加者

皆が皆という訳ではないと思っています。それに我々として本来販売拠点に来てほしいと思っている方が来ていない状況もあります。

市長

例えば、お一人暮らしで足が悪い方とかですか。

参加者

そういう方たちにも来ていただくために、どうしたらいいかと自治会長同士で常々相談をしているのですが、まだ解決策は見つけられていません。

参加者

足が悪く、販売拠点に来るまで15分程かかる方もいて、その方については途中まで迎えに行って、買い物のお手伝いをしている方はお一人います。

2つの拠点で「一緒にやっていこうね」ということで決めていた

市長

移動販売を始めるにあたり大変だったところはどういうところですか。

参加者

正直大変だと思ったことはありません。団地側の私からすると「ハイツに負けるな」という気持ちで取り組んでいます。

参加者

始めたときから2つの拠点で「一緒にやっていこうね」ということで決めていたので、お互い行き来して応援をしあっています。

市長

ハイツと団地のいい関係が保たれているのですね。

「元気?」「なにかあった?」「どうしたの?」と声を掛けあえる関係が生まれた

参加者の写真。

市長

移動販売が始まって、地域の方、団地の自治会の方ってどのように変わりましたか。

参加者

やはり顔の見える関係ができてきたように思います。「元気?」「なにかあった?」「どうしたの?」と声を掛けあえる関係が生まれたと思っています。

市長

顔の見える関係というのは、交流の場を生むことになっていると思うのですが、どこまで予想されていましたか。

参加者

先ほどの説明にもありましたが、最近は大学生が福祉関係の研修で訪ねてきてくれています。実際に販売拠点に出ていただき、買い物かごを持ち、商品を袋につめて、持ち帰るのをお手伝いしていただくようお願いをしていますが、買い物に来た方々がお手伝いをする学生さんとたくさんおしゃべりをしている姿を見ることができます。本当に皆さんコミュニケーションを欲しているということがよくわかりました。

こんなにいきいきと、たくさんお話をされていることにびっくり

市長

参加者の写真。

連合町内会として、地元にこういった「お買い物」、「交流の場」、「見守りの場所」、複数の機能を兼ね備えた拠点があるということに関してどう思われますか。

参加者

実は、今日ちょっとびっくりしていることがあります。会長二人は連合町内会の定例会の時はほとんどしゃべらないんです。でも今日は、彼らがこんなにいきいきと、たくさんお話をされていることにびっくりしています。
そしてもう1つびっくりしたのは、説明の最後にいろんなアイデアが出ていましたよね。

市長

小中学校や保育園、ボーイスカウトのお話は「なるほどな」と思いましたね。素晴らしいですよね。

参加者

皆さんがこの取組を一生懸命やっていらっしゃって、先ほどもありましたが、皆さんの楽しい会話がここで生まれているのを見ていると、連合の会長の立場としては非常によかったなと思っています。

「昨日の方はどうだった?」と皆さん心配してくれました。

市長

そもそもの仕掛人であるケアプラザや社会福祉協議会として、地域に継続して実施してもらっている上で工夫されている点について教えてください。

参加者

ケアプラザは、それ自体を地域の方に知ってもらうという機会がなかなか少なく、そういう意味でも移動販売の会場に出向くことで、顔を覚えてもらい、会話するようになることを通して、介護保険の申請につなげていくようなことができるようになったりもしています。
ケアプラザとしては特に「見守り」の部分を重視して一緒に参加しているのですが、昨日も買い物に来られている方が、けがをされた状態でいらっしゃったので、病院を受診するお手伝いをさせていただきました。今日、この会の前に皆さんに会ったら、「昨日の方はどうだった?」と皆さん心配してくれました。

市長

今ご尽力いただいている方々を含めて、地域で顔の見える関係の中で移動販売をやられていて、そこに社会福祉協議会やケアプラも関わっているというところがすごく功を奏し、特徴的なものになっていると思いました。
また、顔の見える関係があるからこそ、そこに集まれば自然に交流の場になるというのはすごいと思いました。

工夫をしていくことで皆さんも楽しくできます

市長

区社会福祉協議会として、地域に継続して楽しんでもらうための工夫のようなものは何かありますか。

参加者

団地とハイツが合同で移動販売ボランティアの連絡会を定期的に開催されていて、毎回様々なアイデアを出していただいています。工夫をしていくことで皆さんも楽しくできますし、それを見聞きした、他の区内の販売拠点も同じように連絡会を開催されたりするなど、パイオニアであり続けていただいています。

市長

地域の中で移動販売を「良くしよう」という思いがあって、「工夫をしなきゃいけない」ということでいろいろ話すようになることが良いのでしょうね。

「何かお手伝いできないかな」「住民の方を少しでも喜ばせてあげることはできないか」

市長

スーパーとしては、3~4年前に栄区と港南区で移動販売を開始されたというニュースを拝見しました。40数年の歴史がある店舗で、地域の方々に愛用されてきたお店だと思うのですが、そういうこともあって移動販売を実施されようと思ったのでしょうか。それとも、住民の方から強い要望があってのものでしょうか。いずれにしても社会貢献、地域貢献の側面があると思うのですが、移動販売を始めるという話はどのような経緯で出てきたのでしょうか。

参加者

店舗をオープンしてから数十年経ち、開店当初に来られていたお客様がだんだんお店に来られなくなってきたという状況になっています。やはり荷物が重いということもありますので、そういう方にはインターネットを活用するなどして配達をしたりもしています。しかし、それも難しい方もいらっしゃる状況で、自治会の方やケアプラザ、社会福祉協議会などからお困りの声を多く聞いています。そういった中で「何かお手伝いできないかな」「住民の方を少しでも喜ばせてあげることはできないか」というような考えから開始をしております。

市長

長いこと店舗を構えられていて、社会福祉協議会やケアプラザとも関係ができていたという側面もあるのでしょうか。

参加者

元々関係ができていたというよりは、移動販売を通じてできたというところです。移動販売をするにしても私どもだけではできない、販売することはできますが、困っている方がどちらにいらっしゃるかなどは私どもだけでは分かりません。そういったところと、「見守り」や「コミュニティの形成」も含めて地域と一体となって行っていくためには、皆さんと話し合ってご協力をいただいて、移動販売を実施してきました。そういった中で社会福祉協議会やケアプラザとの関係が生まれたと思っています。

市長

社会福祉協議会やケアプラザ、あるいは住民の方の強いご要望があれば、他の地域でもこういった活動は考えられますか。

参加者

もちろん現在もしていますし、先ほどお話ししたとおり私どもだけではできないので、皆さんと一緒になって買い物支援や健康支援、見守り、コミュニティの形成といったところを皆さんと情報共有しながらやっていきたいと思っています。

楽しく住民の方のために販売できる環境をつくっていただけている

市長

移動販売は、他の地域でも展開されていると思うのですが、こちらの地域の特徴は何ですか。

参加者

関係者の皆さんのご協力がとても大きい地域だと思います。

市長

それは地域の方々のご協力の度合いも、地域ごとに変わる可能性があるということですかね。地域の方々の情熱だと思うのですが、やはりそれがないと持続可能にはなりにくいのでしょうか。

参加者

地域の方々の情熱があると、とても助かりますし、私どもの販売員にとっても、ご協力があるということは、楽しく住民の方のために販売できる環境をつくっていただけているということになります。

市長

先ほども地域の皆さんがすごく楽しそうにいろいろ話をしていただいていました。まさに楽しみながら作られているというこの環境やこちらの移動販売のような仕組みを、いたるところに増やすというのは必ずしも容易ではないですかね。
他の地域でもこういったことに関わられていると思いますが、他の地域ではどうですか。

参加者

開始するに当たって、最初は皆さん自治会としての負荷が増えるというところもありますが、始めてみるとすごく楽しかったりします。ボランティアの皆さんたちも、最初は「毎週なんて大変だ」と思ったかもしれないですが、今はこうやって楽しくやってくださっています。ただ、やってみないとわからない部分がかなり大きいので、なかなか「やってください」と、すぐにはいかないというのが現状です。

市長

ボランティアの皆さんとしては、参加する前と後でお気持ちの変化はありますか。

参加者

最初は、できるときにお手伝いするという感じでいたのですが、会長のお二人が本当に一生懸命で、その姿に触れて、楽しくやっています。

参加者

いろんな方と関わることができて、楽しくお手伝いさせていただいています。皆さん一生懸命で、すごく励みになります。

参加者

スーパーのスタッフの方も本当に皆さん明るくて、やりがいとパワーをいただいています。本当にこちらのほうこそ感謝しています。

本当に大変たくさんの方に来ていただいて

参加者の写真。

市長

移動販売の手数料などを拝見しても、リーズナブルな価格でされているのですが、売り上げとしてはいかがですか。

参加者

お買い上げいただく点数(購買点数)も開始当初よりも上がり、本当に大変たくさんの方に来ていただいて、非常に売り上げの方でも貢献していただいています。そういうこともあり、先ほどの説明にもありましたが2か所続けてやると売れすぎて商品がなくなるということで、午前と午後に分けたということもあります。

市長

他の地域で移動販売を開始されたものの、撤退を余儀なくされたということもあるのでしょうか。

参加者

完全に撤退したところもございますし、販売する場所をもう一度検討させていただいて近隣の違う場所で販売をするようになったこともあります。

移動販売は移動してやってくる「交流の場」

市長

地域の特性もあるのかもしれませんが、こういった移動販売が持続可能にする成功の条件はいろいろあると思います。様々な方々が関わり、地域全体で移動販売に取り組む意義や効果はどういったものだと思われますか。

参加者

栄区の方々はどちらかというと地域を強く思い、そこに根ざした人たちだと思っています。なので、「移動販売やるよ」と言ったら反対する人はいないです。参加する、しないはあっても、反対する人はいない。だから非常にうまくいくのだと思います。栄区の中に7連合ありますが、販売拠点は19か所ですので、1連合にそれぞれ3か所くらいにあります。そういう意味では、栄区というのは住みやすいし、そして「何かやるよ」といったらみんな集まってくる場所です。
私の住む地域でも移動販売をやっていますが、最初は自治会の役員で運営をしていました。ところが、役員ではない人も集まってきて、若い人も出て来られるようになりました。そういった中で、「この人に自治会の中で活躍してもらいたいな」って思ったら、声を掛けて自治会の役員として立派に活躍してもらっています。
そういったこともあって、移動販売の良いところは、確かに「買い物支援」ということもあるのですが、自治会を維持していく上でも非常に有効だということもあると思っています。

市長

移動販売は移動してやってくる「交流の場」みたいなことですね。

参加者

そう思います。必需品も買えて、自治会としても若者を役員として巻き込むこともできる。

市長

移動してやってくる「交流の場」になっているということが素晴らしいですね。離れた場所にあるスーパーに行くことが困難な方も食材を手に入れることができますし、いろんな人とコミュニケーションが取れる。社会福祉協議会やケアプラザはそういった場所を活用して、見守り活動等にも応用することができる。素晴らしい取組ですよね。
一方で、やはり住民の方々の気持ちが重要という事業者の方のご意見もありました。行政としては、こういった交流・絆・憩いの場というものを広げていきたいとは思ってはいるのですが、まずはやはり住民の皆さんのお気持ちというものが重要ということですよね。今回お話を伺った強い思いをもったリーダーの方々がいて、その方々を支えていただけるボランティアの方々がいて、そういった環境があれば、事業者さんとしてもいろいろとご協力いただけるということなのかなと思いました。
こういった貴重なお話を伺う機会をつくっていただき大変楽しかったです。

市長コメント

市長

市長の写真。

本日は改めまして大変有意義な意見交換をさせていただきまして、ありがとうございました。
移動販売という名前はついているが、実態は移動販売を超えているという、そういう場だということが改めて分かりました。
上郷西ヶ谷団地・上郷西ヶ谷ハイツの皆様が、こういった素晴らしい取組をはじめたパイオニアとして熱い思いをもって、活動を続けてこられた結果だということが分かりました。こういった取組を横浜市としても参考にさせていただいて、今後高齢者の皆様に寄り添っていくために、どういった政策が必要なのかということをしっかりと考えていきたいと思います。
今日はこのような貴重な機会をいただきまして、大変ありがとうございました。

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市民局総務部広聴相談課

電話:045-671-2335

電話:045-671-2335

ファクス:045-212-0911

メールアドレス:sh-shukai@city.yokohama.jp

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