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上菅田笹の丘小学校
最終更新日 2024年8月20日
上菅田笹の丘小学校建替工事
名称 | 上菅田笹の丘小学校 |
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所在地 | 保土ケ谷区上菅田町134の1 |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 |
延べ面積 | 10,156㎡ |
設計 | 株式会社コンテンポラリーズ |
工期 | 令和3年9月29日から令和5年10月23日 |
施工 | (建築工事)松尾・風越・石井JV |
空撮全景
校舎外観
校舎外観
中庭
体育館外観
コミュニティハウス外観
教室
多目的室
体育館内部
プール
昇降口
給食室
設計者からのコメント
敷地内に主に3つの段差があり、また丘の上に建つというメリットを最大限に活かし、廊下の突き当りや洗面スペースなどの共有部から、周辺の風景を360度望めるような展望できる回遊性に富む平面構成としている。このことによって地域周辺だけでなく遠望も獲得でき、こどもたちが成長とともにより広範な風景を楽しむことができる。日々の日常の変化を廊下を歩きながら感じられる、そのような風景とともにある学校である。
地域連携では体育館、コミュニティハウス、放課後キッズクラブ、地域ミュージアム、図書館など、地域と連携できるプログラムを敷地東側に集め、周辺からもアクセスしやすい配置にしている。特に図書館は1階平面図でみると学校の中心に配置され、学校の図書が動線上に配置されることで、行きや帰り道にも図書館に触れることが出来るよう計画されている。さらに1階南側には個別支援学級が南側の菜園に向かって配置され、外に出て土に触れながらの学習も可能にしている。何より、2,3階に配置された教室は、出来るだけワンフロアに多くの教室を集めることで、高学年と低学年が同じフロアで学習できるよう配慮している。断面的にも高低差を活かし、体育館の大きなボリュームを沈め、東側の景観を阻害せず、また近隣住民への圧迫感を抑えるような断面構成を採用している。
建物全体の内部環境として5つの階段室を開放的にし、縦動線を移動しながらも他の教室や中庭など、他の児童の様子を階段を上り下りしながらも視認出来たり、階段上の有圧換気扇を回すことで、そのチムニー効果で学校全体の内部の空気を緩やかに動かしている。外部動線としての特徴をあげると、中庭の閉塞感を減らすため、2ヶ所のピロティで外部に貫通させて正門と南門を繋ぐ動線をつくり、中庭が登下校や日々の活動動線でありながら程よく校舎に囲まれたこどもの居場所を形成している。拡張されたグランドからの建物立面はバルコニーの手すりをコンクリートで立ち上げ、2階から屋上パラペットをグラデーショナルに壁の高さを変化させ、全体としての一体感を強調している。
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