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PCB含有の有無を判別する方法

最終更新日 2023年4月1日

重要なお知らせ

高濃度PCB廃棄物の処分期間は、令和5年3月31日をもって終了しました。
本ウェブページ及び市発行の手引き等には、参考として処分期間中に掲載していた高濃度PCB廃棄物の判別方法・処分方法等の情報を掲載しておりますが、変圧器・コンデンサー等は令和4年3月31日、安定器・汚染物等は令和5年3月31日にそれぞれ処分期間が終了しています。
万が一、高濃度PCB廃棄物に該当するものが見つかった場合には、速やかに横浜市資源循環局事業系廃棄物対策課減量推進係(電話番号:045-671-2513)へご連絡ください。

変圧器・コンデンサー等

(1)対象機器

 ビル・工場等に設置されている高圧受電設備などで使われている変圧器・コンデンサー等に、PCB含有の可能性があります。
 キュービクルや倉庫に、使用を止めた電気機器を保管していないか、調査してください。
 なお、通電中の設備を調査する際は、感電の恐れがあるため、必ず電気主任技術者に相談してください。

(2)判別方法

(ア)高濃度PCBかどうかの判別方法
 昭和28年(1953年)から昭和47年(1972年)に製造された変圧器・コンデンサーには、高濃度PCBが使用されたものがあります。
 高濃度のPCBを含有する変圧器・コンデンサー等は、機器に取り付けられた銘板を確認することで判別できます。
 銘板の情報を基に、各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本電機工業会のホームページ(外部サイト)を参照して判別してください。

(イ)低濃度PCBかどうかの判別方法
 コンデンサーは平成3年以降(※1)、変圧器類は平成6年以降(※2,3)に製造されたものには、PCBは含有されていません。
  (※1)ニチコン(外部サイト)製のコンデンサーについては、平成3年以降のものでPCB汚染の報告があります。
  (※2)絶縁油の入替や絶縁油に係るメンテナンスが行われていないこと。
  (※3)富士電機(外部サイト)製の一部の機器については、平成6年までに出荷された機器にPCB汚染の可能性が残るとされています。
 上記の製造年よりも前に製造された電気機器については微量のPCBが混入している可能性があります。
 銘板の情報を基に、各メーカーに問い合わせを行い、微量のPCB混入の可能性が否定できない場合は、電気機器の絶縁油を分析し、
 PCB濃度を測定します。

 参考:環境省PCB早期処理情報サイト(外部サイト)

(3)PCB濃度分析

 電気機器の絶縁油を分析する際に、むやみに油を採取するとPCBを含む油が外部に漏洩し、周辺環境が汚染される可能性があります。
 絶縁油のPCB分析は専門の分析業者に依頼するようにしてください。

 参考:横浜市環境技術協議会(外部サイト)(045-782-1170)

安定器

(1)対象機器

 昭和52年(1977年)3月以前に建築された事業用建物(※)には、PCBが使用された安定器が存在している可能性があります。
  (※)工場、ビル、マンションやアパート等の共同住宅の共用部、倉庫等が対象です。
     一般家庭用の照明器具にはPCBが使用されたものはありません。
     過去に事業用として使われていた建物も含めて調査を実施してください。

(2)調査方法

 照明器具のラベル、または安定器の銘板の記載内容を確認することで、PCB使用安定器かどうかを確認します。
 使用中の照明設備は感電の恐れがあるため、なるべく電気工事業者や専門の調査会社等にご相談ください。
 電気工事業者の紹介を希望する事業者の方は、資源循環局事業系廃棄物対策課減量推進係(045-671-2513)に
 ご連絡ください。電気工事業界団体(神奈川県電気工事工業組合)への取次ぎを行います。

 

 

(3)判別方法

 昭和32年(1957年)から昭和47年(1972年)に製造された安定器にはPCBが使用された可能性があります。
 PCBを含有する安定器は、安定器に貼り付けられた銘板を確認することで判別できます。
 銘板の情報を基に、各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本照明工業会のホームページ(外部サイト)を参照して判別してください。

 参考:環境省PCB早期処理情報サイト(外部サイト)

その他(X 線装置・溶接機・昇降機・汚染物等)

 変圧器、コンデンサー、安定器の他に、平成5年(1993 年)までに製造・販売されたX線発生装置、溶接機、昇降機制御盤等の電気機器についてもPCBが使用されている可能性があります。
 また、PCB油、PCB油が付着した汚染物、感圧複写紙、塗膜等についても、濃度に応じた適切な処理が必要です。

工業用X線検査装置

一般社団法人日本検査機器工業会に加盟する4社の製造機器のPCB使用状況は次の資料のとおりです。
高濃度PCB含有絶縁油を使用した可能性のある工業用X線検査装置(PDF:170KB)
4社以外の製造機器は、直接メーカーにお問い合わせください。

医療用X線発生装置

一般社団法人日本画像医療システム工業会ホームページ(外部サイト)を参照いただくか、直接メーカーにお問い合わせください。

分析用X線検査装置

一般社団法人日本分析機器工業会ホームページ(外部サイト)を参照いただくか、直接メーカーにお問い合わせください。

溶接機

一般社団法人日本溶接協会に加盟する13社の製造機器PCB使用状況は次の資料のとおりです。
高濃度PCB含有コンデンサを使用した溶接機(PDF:115KB)
13社以外の製造機器は、直接メーカーにお問い合わせください。

昇降機(エレベーター、エスカレーター)制御盤

建物の昇降機保守会社にお問い合わせください。

自作の機器

コンデンサーのメーカーを確認し、直接お問い合わせください。

PCB油・汚染物(塗膜・感圧紙等)

性状ごとに定められた濃度分析により判定します。分析の要不要・分析方法などについて不明な点がありましたら、横浜市資源循環局事業系廃棄物対策課減量推進係(電話番号:045-671-2513)へご相談ください。

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このページへのお問合せ

資源循環局事業系廃棄物対策部事業系廃棄物対策課減量推進係

電話:045-671-2513

電話:045-671-2513

ファクス:045-663-0125

メールアドレス:sj-pcb@city.yokohama.jp

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ページID:764-780-723

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