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電気火災

最終更新日 2024年9月20日

リチウムイオンバッテリーによる火災が多発しています

電気火災の中には、近年急速に普及している リチウムイオンバッテリーを原因とした火災が多く含まれています。
特に令和6年度は、9月15日現在ですでに28件が発生しており、過去3年間の平均と比べて5件の増となっております。

【火災事例①】
 就寝中に爆発音がしたため、部屋を確認したところ、充電中のモバイルバッテリーから煙が発生しているのを発見した。
 危険を感じたため、直ちにタオルに包んで庭先へ投げ捨てたところ、再度爆発を起こしたのち自然消火した。
 調査の結果、内部の電線が短絡していたことにより発火したものと考えられます。

【火災事例②】
 外出先で座席下に置いていた荷物の中のモバイルバッテリーから煙が出ていたのを発見し、持っていた飲料水をかけて消火に成功した。
 調査の結果、リチウムイオンバッテリーが内部が短絡したため、発熱し膨張破裂して出火したものと考えられます。

【火災事例③】
 火災警報器が発報したため、部屋を確認したところ、煙が出ているのを発見した。
 調査の結果、モバイルバッテリーを約1週間充電し続けたことにより、過充電となったリチウムイオン電池から発火したものと考えられます。
 

身近にあるリチウムイオンバッテリー

リチウムイオンバッテリーを使用した製品イラスト

リチウムイオンバッテリーは、

  • スマートフォン    
  • モバイルバッテリー
  • ノートパソコン
  • 掃除機
  • 電子タバコ
  • デジタルカメラ
  • 電気工具
  • 電気自動車    などの製品に使用されています。

どれも便利で身近な存在ではありますが、使用方法を誤ったり、使用環境によっては思いがけない火災を引き起こし、尊い命を奪ってしまうこともあります。

リチウムイオンバッテリーが使用されている製品の火災後

リチウムイオンバッテリーが使用されている製品を使う時は、

 (1)製品本体に強い衝撃、圧力を加えない。高温の環境に放置しないようにしましょう。
 (2)充電中は周囲に可燃物を置かないようにしましょう。
 (3)膨らんでいる、熱くなっている、変な臭いがするなどの異常を感じた場合は、使用を中止しましょう。
 (4)充電コネクタの破損や水ぬれに注意しましょう。
  参考:モバイルバッテリーの事故に注意しましょう!【消費者庁】(PDF:908KB)

購入時に気を付けるポイント

 (1)リコール対象製品でないか、リコール情報を確認しましょう。 ▶リコール情報を確認する


 (2)新規に購入する際は、PSEマーク*を必ず確認しましょう。PSEマーク
  
  *PSEマークとは、電気用品の安全性確保について定められた「電気用品安全法」の基準をクリアした電化製品に付けられるマークです。

不要になったモバイルバッテリーの廃棄方法

モバイルバッテリーなどの小型充電式電池は、メーカーや輸入販売事業者に自主回収・リサイクルが義務づけられており、集積場所に出すことができません。
不要になった場合は、〈リチウムイオンバッテリーの出し方〉を参考に、正しく廃棄しましょう。

電気火災を防ぐポイント

①電気コードに負荷をかけない

たこ足配線や、家具の下敷き、 束ねたままの状態で使用し続けると内部 が断線し、火災につながるおそれがあります。

電気コードの誤った使用方法


②コンセントプラグの水分に要注意!

プラグ部分に溜まった“ほこり”が湿気などの水分を吸収することで、火災 につながるおそれがあります。
濡れ雑巾や除菌スプレーなどは 使用せず、乾いた布で定期的に 掃除をしましょう。

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本メールマガジンは、横浜市消防局の火災調査員が、火災の調査結果を収集・分析し、火災予防に資する情報共有を行うものです。
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いつでも、どこでも、身近に防災が学べるウェブサイト「よこはま防災e-パーク」では、電気火災の具体的な対策や、身近に潜む火災の危険性等について、動画やクイズで手軽に学ぶことができます。
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消防局予防部予防課

電話:045-334-6406

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ファクス:045-334-6610

メールアドレス:sy-yobo@city.yokohama.jp

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