事業の目的

土地区画整理事業は、道路、公園、河川などの公共施設を整備・改善し、土地の区画を整え宅地の利用の増進を図ることにより、健全な市街地の造成を図ることを目的としています。
具体的には、中心市街地の活性化、密集市街地の解消、街区再編による土地の高度利用、拠点市街地の形成、 無秩序に開発された（スプロール）市街地の改善など、地域の様々な実情に合った柔軟な事業展開ができる手法として活用されています。

公共施設を整備・改善した良好な環境の市街地になることで、安全性、防災性、快適性、利便性が大幅に向上します。土地区画整理事業では、道路を拡幅し線形を整えることにより緊急車両の迅速なアクセスが確保され、防災性の向上を図ることができます。また、歩道と車道を分離することにより、歩行者の安全対策や交通の円滑化を図ることができます。さらに、公園やオープンスペースを適切に配置することで、通風や採光などの快適性が向上するほか、地域の生活環境の改善を図ることができます。

地区内の街区を構成する宅地が整然と区画され、公道又は広場に面することにより、宅地の利用価値や利便性が高まるとともに、木造住宅が密集した市街地の改善や、より防火性能や耐震性能が高い建物が建築されることにより地区全体の安全性の向上を図ることができます。