野生鳥獣

野生鳥獣は人里離れた山や森の中だけでなく、私たちの身近な場所にも生息しています。これらの野生鳥獣は、元々日本に生息していたものや外国から持ち込まれたもの、数が減っているものや増え続けているものなど様々です。野生鳥獣は、野生本来の生活を維持していくことが望ましいのですが、その実態は私たちの社会と密接な関係にあります。野生鳥獣と私たちが共存できる環境をつくり、維持していくことが重要です。

野生鳥獣も私たちと同じ環境で生きていますが、人はこれらの動物の生活にかかわらないというのが基本的な考え方です。野生鳥獣を見かけても、過度に近づいたりしないようにお願いします。
（野生鳥獣は驚いて威嚇や反撃をしてくることがあります。）

動物愛護の気持ちも大切ですが、野生鳥獣へのエサやりは、鳥獣が自然の中で生きる本能を奪うことになり、また特定の鳥獣だけが増えてしまう等の影響を与え、自然界のバランスをくずしてしまいます。カラスやドバトなどは、人からエサをもらうことにより、人を恐れなくなったり、生存率が高まることから数が増え、市街地に住み着きます。このため人とのトラブルも増え、結果的には鳥獣たちを不幸にしてしまいます。