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系図を調べる

最終更新日 2022年8月9日

もくじ

1 系図とは何かを知るための資料

系図とは、先祖代々の系統を書きあらわした表です。歴史上の人物の系統を研究する場合、系図は「関係図」として役立ちます。姻戚や養子の関係を調べることで氏族間の同盟関係を調べたり、親子関係や生没年から世代関係を確認したりすることができます。

『系図文献資料総覧 増補改訂』(外部サイト) 丸山浩一/編 緑蔭書房 1992年 5階 参考 288.0
系図をはじめ苗字や家紋、日本の歴史を調べるための史料や事典、叢書について広く解説しています。特に系図や家系に関する資料は1979年以前に刊行された単行本、雑誌記事まで広く集めています。
『系図研究の基礎知識』(外部サイト) 全4巻 近藤出版 1989‐90年 5階 参考 288.2
古代からの系図資料の説明と、そこから読み取れる歴史上の主要な人物の氏姓の解説を載せています。特に第4巻は中世から現代までの系図に関する史料の解説や現在の系図研究事情、自分の家系の調べ方について説明しています。
『日本史諸家系図人名辞典』(外部サイト) 小和田哲男/〔ほか〕編 講談社 2003年 5階 参考288.1
古代から幕末・明治維新まで、日本の歴史を動かした豪族・公家・武家の姓氏401を収録しています。系図や解説、家紋のほか、文献上に業績が残されている人物約8800名の解説を掲載しています。
『日本系譜総覧』(外部サイト) 日置昌一/著 名著刊行会 1973年 5階 参考 288.2
1936年に改造社から出版された『日本系譜綜覧』の複製です。皇室や諸家の系図のほか仏教、香道や連歌、書道、能楽、囲碁などの諸芸・諸流派の系図を収録し、1冊にまとめたものです。追補がなされた講談社学術文庫版(外部サイト) も出版されています。
『日本家系・系図大事典』(外部サイト) 奥富敬之/著 東京堂出版 2008年 5階 参考 288.2
日本史上に知られる名字1318項目を選び、その発祥と歴史的変遷をまとめています。巻頭に「姓氏・名字・名前小史」として姓氏や名前に関する用語の解説をしています。

2 日本史の便覧

系図調査は人物調査の一つです。それが歴史上の人物であればその人物が生きていた時代の制度を知ることが重要です。またその人物が任官した役職・官職の歴代一覧があると、その人物の業績を理解する助けになります。ここでは系図調査に役立つ日本史の便覧を紹介します。

『読史備要』(外部サイト) 東京大学史料編纂所/著 講談社 1966年 書庫
 昭和8年に出版された日本史の便覧の複製です。系図関連では寛政重修諸家譜(後述)官職名索引や学問、武術、芸術の系図を載せています。
『日本史総覧』(外部サイト) 全6巻、補巻3 今井尭/〔ほか〕編 新人物往来社 5階 参考210.0
 『読史備要』やその後出版された『読史総覧』を総括することを目的に出版された便覧です。古代から近代まで年代別に編成されています。
『日本史必携』(外部サイト) 吉川弘文館編集部/編 吉川弘文館 2006年 5階 参考210.0
 古代から江戸時代までを扱っています。明治以降、2006(平成18)年までは『近代史必携』で扱っています。

3 主要系図集

ここでは我が国で編纂された代表的な系図集を紹介します。系図が編纂される動機の一つは、時の支配者層が自分たちの政権の正統性を証明するためです。自分の家系が皇族を初めとする貴種につながるものであり、中でも自分の父・祖父の系統が一族の本家筋であることを表すために系図を綴りました。

1 尊卑分脉(尊卑分脈) 南北朝-室町時代

南北朝時代の公家・洞院公定が企画、一族の大事業として完成した私撰の一大系図集で、系図研究の根本資料とされています。本書は諸氏伝来の系図を豊富に集めて独自に配列し、さらに小書・注記を付して個人の事跡を記録しています。成立は1400年頃と見られますがその後校訂がなされたものが伝わっています。
『国史大系 新訂増補 普及版』(外部サイト) 58-60巻、別巻2 吉川弘文館 5階 210.0

2 系図纂要 成立1860年頃

江戸時代末期に編纂された皇室・公家・武家・釈家の系図集大成です。安政4年(1857年)、飯田忠彦の編集で完成したとされています。公家の系図においては当主の系譜のみでなく、子女も掲載しています。索引も姓氏索引、名諱索引、称号索引、さらには没年一覧があります。
『系図纂要』(外部サイト) 全15冊・別巻3 名著出版 1973年 5階 参考書 288.2

3 群書類従系譜部・続群書類従系図部

『群書類従』系譜部18系図・『続群書類従』系図部397系図をまとめたもの。天皇・公家・武家など約400点の系図のほか、中世以降に興起した地方の豪族の系図も収録しています。「諸家系図纂」を底本とした系図を収録しており、そのほか諸家伝来の系図等を含みます。
『群書系図部集 普及版』(外部サイト)全7冊 続群書類従完成会 1985年 5階 参考書 288.2

4 江戸時代の武家の系図

寛政重修諸家譜 成立1812年

「寛永諸家系図伝」(外部サイト) (1643年成立)の続集として江戸幕府によって編纂されたものです。特に江戸幕府成立後の記事は正確であるとされています。徳川家・御三家、御三卿の記述が省かれているので注意が必要です。
『寛政重修諸家譜』(外部サイト) 全22巻・索引4 続群書類従完成会 5階 参考 288.2

断家譜 成立1809年

慶長より文化年間までの約200年に断絶した大名以下御目見得以上の士880余家について載せています。
『断家譜』(外部サイト) 全3冊 続群書類従完成会 1969年 5階 参考 288.2

干城録 成立1835年

1万石以下の幕臣の系譜です。徳川家康から徳川家光までの時期を扱っています。「寛政重修諸家譜」の編纂に携わった堀田正敦が、禄高1万石以下の諸家の伝が不十分であることに不満を抱き、始めた事業でした。出典を明らかにしていることが特徴です。全235巻。
『内閣文庫所蔵史籍叢刊』(外部サイト) 57-64 汲古書院 1986年 影印 書庫

寛政譜以降旗本家百科事典

寛政譜重修諸家譜以降、慶応四年までの幕臣を扱った資料です。『江戸幕府旗本人名事典』(外部サイト) を底本にする形で、『諸向地面取調書』(外部サイト)『江戸幕臣人名事典』(外部サイト)『柳営補任』(外部サイト) の記述を併記しています。
『寛政譜以降旗本家百科事典』(外部サイト) 全6巻 東洋書林 1997-98年 5階 参考 281.0

大武鑑

「武鑑」とは江戸時代に民間から出版された年鑑形式の職員録。江戸時代の大名や旗本の氏名・系譜・石高・俸給など武家の大要を記したもの。こうしてさまざま刊行された「武鑑」を昭和に入り集大成したものが「大武鑑」です。なお巻一には江戸時代以前の各武鑑も収録しています。
『大武鑑 改訂増補』(外部サイト)上中下 橋本博/編 名著刊行会 1965年 5階 参考 281.0

5 江戸時代に編纂された公家の系譜 「諸家伝」、「諸家知譜拙記」、「地下家伝」

「諸家伝」、「諸家知譜拙記」は古代より幕末までの堂上諸家(昇殿を許された家)の系譜を家格順に収めたものです。本市所蔵の「諸家知譜拙記」は1966年に刊行されたものに「絶家伝」を併録した改題増補です。「地下家伝」は古代から嘉永5年(1852年)までの地下(昇殿を許されていない、四位以下)の廷臣を家ごと生年順でならべ、別に索引があります。
『宮廷公家系図集覧』は「尊卑文脈」、「公卿補任」、「諸家伝」、「地下家伝」、「諸家知譜拙記」、「群書系図部集」、「系図纂要」等を典拠とし、堂上家以外の下級貴族の系図も収録しています。

6 明治以降

江戸時代末期を基点とする旧華族を中心とした系図が出版されています。

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