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自分の家系を調べる

最終更新日 2024年1月15日

もくじ

1 自分のルーツを探る

自分が生まれたのは両親を初めとする先祖に当る人々がいたからです。では自分の先祖を知りたいと思ったとき、どのような調べ方があるのでしょうか。ここでは、自身のルーツの探し方を記載した本や、実際に調査をした方の実録が掲載されている本をご紹介します。

『自分のルーツを探す』(外部サイト) 丹羽基二ほか/著 光文社 2006年 5階 288.2

基本編と実践編に分かれて記述されているため、自分に合った部分から読むことができます。また、各章の最後に参考文献がついているため、もっと知りたいにも応えてくれる図書です。

『わたしの家系図物語(ヒストリエ) 調べてカンタン!すごいご先祖がわかる』(外部サイト) 渡辺宗貴/著 時事通信出版局 2019年 5階 288.2

ルーツ探しについて物語形式で記述しています。本書では図書館等へのレファレンス依頼方法や、その際の文面、またアンケート調査の方法なども例示しています。
『家系図のつくり方が面白いほど分かる本』(外部サイト) 丹羽基二/著 新人物往来社 2009年 5階 288.2
著者は日本の姓氏研究の大家でした。長年のフィールドワークの経験に基づき先
祖をたどる方法を述べています。先祖を調べるにはまずお墓参りからというのが著者
の持論です。
『戸籍を読み解いて家系図をつくろう』(外部サイト) 清水潔/著 日本法令 2009年 5階 288.2
自分の親や祖父母について調べる場合、まず戸籍を調べます。本書では戸籍制度の変遷から、戸籍の請求の仕方、明治以降6種類の戸籍の読み取り方について詳しく説明しています。
『ご先祖様、ただいま捜索中!』(外部サイト) 丸山学/著 中央公論新社 2018年 5階 288.2
行政書士である著者が実際に先祖探しを行った3つの事例を掲載しています。本書では実名で事例を掲載しているため、調査の過程で見つけた具体的な資料の写真等がいくつか掲載されています。第3章では出費や遠出なしで調査するならばどのような方法があるのかということについても記載しています。

2 姓氏・苗字(名字)を調べる

江戸時代には日本人の多数が公に姓を名乗ることを許されませんでした。明治8年の太政官令、いわゆる「平民苗字必称令」により日本人は姓を名乗ることを義務付けられました。現在日本の苗字の数は30万であるといわれています。

『姓氏家系大辞典 オンデマンド版』 (外部サイト)全6冊、 太田亮/著 上田萬年/監修 三上參次/監修 角川学芸出版 2012.7 5階 参考 288.1
古代から明治以前の苗字を集め、起源・分布などを解説した辞典です。読みの五十音順に配列、同姓別流についても項目を立ててあります。古文書類に基づいた紹介がされており、項目によっては系図や家紋も載っています。
『新編姓氏家系辞書 3版』(外部サイト) 太田亮・丹羽基二/編 秋田書店 1979年 5階 参考 288.1
『姓氏家系辞書』(太田亮/著)を丹羽基二氏が引用文を除いて現代口語訳し、追加補注等の改訂を行った辞書です。姓氏を読みの五十音順で掲載しており、それぞれの出自や発祥等を紹介しています。
『日本名字家系大事典』(外部サイト) 森岡浩/著 東京堂出版 2002年 5階 参考 288.1
平安末期以降に実在した名字6,000に対し、由来や発祥地、分布などを紹介しています。巻末に皇室・諸氏系図と県別上位30の名字が載っています。
『難読・稀少名字大事典』(外部サイト) 森岡浩/著 東京堂出版 2007年 5階 288.1
『日本名字家系大事典』に掲載されていない難読・稀少名字を中心に、そのよみ方とどこに多い名字かということが掲載されています。
『姓氏家系歴史伝説大事典』(外部サイト) 志村有弘/編 勉誠出版 2003年 5階 参考 288.1
日本の主要姓氏約4,000について、発祥・系譜・分布、家紋、歴史・伝説・人物などの項目を記載し、読みの五十音順に配列しています。
『角川日本姓氏歴史人物大辞典 14 神奈川県 神奈川県姓氏家系大辞典』(外部サイト) 竹内理三/ほか編 角川書店 1993年 5階 参考 288.1
神奈川県の歴史や人物、姓氏について解説しています。姓氏については第二部にて読みの五十音順で掲載されており、発祥や家系等を記述しています。項目によっては家紋や系図、人物や墓塔の写真を掲載しています。第三部資料編では神奈川県で多く用いられている家紋275種と珍しい家紋25種を、主な使用家とともに掲載しています。
なお、『角川日本姓氏歴史人物大辞典』は神奈川県の他に岩手県、宮城県、群馬県、富山県、石川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、山口県、鹿児島県、沖縄県と京都市が刊行されています。
『苗字の話 先祖探しの方法』 (外部サイト)松島茂光/著 近代文芸社 1995年 5階 288.1
前半では名字がどうして、どのように誕生したのかということについて述べられています。いくつかの名字についてはその由来を記載しています。後半ではルーツ探しの方法から、集めた情報のまとめ方まで知ることができます。
『名字と日本人 先祖からのメッセージ』(外部サイト) 武光誠/著 文藝春秋 1998年 5階 288.1
名字は鎌倉幕府の武家支配からつくられたという視点で名字の歴史について述べています。第六章「先祖探しと名字」ではルーツ探しの方法について述べられています。最後に個々の名字の調査に役立つ資料を参考文献として記載しています。

3 家紋を調べる

家紋とは、各家で定めている家の印です。その図柄は、名字にちなんだもの、家の歴史的事跡を記念するもの、信仰にちなんだものなどさまざまありますが、家の伝統・歴史・家系・由緒等を表すものでもあります。姓氏は江戸時代公用を禁ぜられた人々もいましたが、家紋にはその制限がなかったため、家紋によって家の系統や歴史をたどる糸口になることがあります。

『家紋大図鑑』(外部サイト) 丹羽基二/著 秋田書店 1971年 5階 参考 288.6
約7,500の家紋を収録。「総説・日本の家紋」では家紋について概要を解説、「家紋大図鑑」では図柄ごとの由来や使用家について解説しています。逸話、歴史、文学からの引用も多くあります。
『日本家紋大事典』(外部サイト) 丹羽基二/著 新人物往来社 2008年 5階 参考 288.6
「第一編 家紋のあらまし」では家紋の発生や見方、種類等について概要を解説、「第二編 家紋事典」では図柄ごとの由来や使用家について解説しています。収録家紋は6,200点以上あります。
『日本家紋総覧 コンパクト版』(外部サイト) 能坂利雄/編著 新人物往来社 1990年 5階 参考 288.6
「日本家紋総説」では、家紋の意義や由来、分類、改造と構成などについて詳細に解説しています。「紋章と解説」では、図柄ごとに解説が付され、使用家についても解説があります。
『家紋でたどるあなたの家系』(外部サイト) 千鹿野茂/著 続群書類従完成 1995年 5階 288.6
家紋と姓氏の関係を重視した事典で、家紋の図柄を引くと使用家系を一覧することができます。代表的な家紋を約1,600点、それを使用した姓氏を約2,500件掲載しています。巻末には出自大綱系図、家名索引、家紋索引、姓氏所収一覧といった資料も付され付録も充実しています。
『都道府県別姓氏家紋大事典』(外部サイト)東日本・西日本編 千鹿野茂/著 柏書房 2004年 5階 参考 288.1
著者による全国実地調査の結果を都道府県別にまとめたもので、県別の家紋の分布状況や姓氏・出自の関係を掲載しています。従来の説の訂正や新発見の家紋の掲載も行われています。姓氏家紋早見表では、名字・家紋名・出自がまとめられており一覧することができます。上巻巻末には日本の代表家紋700種について紹介・解説、下巻巻末には名字索引が付されています。
『苗字から引く家紋の事典』(外部サイト) 高澤等/著 東京堂出版 2011年 5階 参考 288.6
五十音順に配列された苗字ごとに引くことができる事典です。同じ苗字でも、地域や家の流れによって異なる家紋も紹介しています。本書では数の多い苗字の上位1,000位を目安に項目の取捨を行っており、人口の約70%以上をカバーしています。
『家紋大事典』(外部サイト) 高澤等/著 東京堂出版 2021年 5階 参考 288.6
日本家紋研究会が所有する約250万件の家紋を元に主に実用されている家紋・神紋・地紋など260種・5,300点以上を紹介しています。このほか、紋・図柄の解説や使用している家、国内の分布についても最新の研究成果が掲載されています。関連する史料も多数収録されており、巻末には分類別項目・家紋名・使用家による索引が付されています。


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