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デング熱・マラリアなど(蚊が媒介する感染症)

最終更新日 2023年12月19日

蚊が媒介する感染症とは?

蚊が媒介する感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。

代表的なものとして、デング熱、マラリア、ジカウイルス感染症(ジカ熱)などがあります。

海外渡航の際にも注意!

蚊の画像
ヒトスジシマカ(画像)

海外では、蚊が媒介する感染症が多く報告されています。

海外の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。

デング熱の特徴

主な症状

  • 発熱
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 発しん

症状が出るまでの期間

蚊に刺されて、2日から14日程度で、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛が現れます。発症後、3日から4日後に発しんが現れます。

感染経路

デングウイルスを保有する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺されることで感染します。

感染対策

海外の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。
 
詳しくは、感染対策のポイントをご覧ください。

マラリアの特徴

主な症状

  • 発熱(ゾクゾクする寒気を伴う)
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 胃腸炎症状(吐き気、おう吐、下痢)など

症状が出るまでの期間

蚊に刺されて、1週間から4週間後に発熱、頭痛、おう吐、筋肉痛などの症状が現れます。

感染経路

マラリア原虫を保有する蚊(ハマダラカ属)に刺されることで感染します。

感染対策

  • 海外の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。

詳しくは、感染対策のポイントをご覧ください。
 

  • 渡航前に予防薬の内服を行いましょう。

予防内服

マラリア流行地へ渡航する前に、マラリア予防薬の内服を行うことが望ましいとされています。
マラリア予防薬は、医師の処方が必要です。
ご自分の体調や渡航先について事前に医師と相談し、必ず指示通り服用してください。
予防内服について相談できる医療機関については、海外渡航者向けの予防接種実施機関検索(外部サイト)をご覧ください。

ジカウイルス感染症

主な症状

  • 発熱
  • 関節痛
  • 発しん
  • 目の充血 など

症状が出るまでの期間

蚊に刺されて、3日から12日程度で発熱、発しんなどが現れます。

感染経路

  • ジカウイルスを保有する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺されることで感染します。
  • 性行為によりパートナーに感染した事例も報告されています。

感染対策

  • 妊婦や妊娠の可能性がある方は、流行地域への渡航を控えましょう。(妊婦中に感染すると、母体から胎児へ感染し、小頭症などの先天性障害を引き起こす可能性があります。流行地域に渡航歴がある女性は、症状の有無に関わらず、最低6か月間は妊娠を控えるようにしましょう。 ) 
  • 海外の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。

 詳しくは、感染対策のポイントをご覧ください。
 

  • 男女ともに、流行地に滞在中と流行地から帰国後6か月間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は、症状の有無に関わらず性行為を控えるか、性行為の際はコンドームを使用するようにしましょう。

感染対策のポイント

海外へ渡航される方は、渡航先の感染症流行状況を「海外感染症情報」(厚生労働省検疫所)(外部サイト)「海外安全ホームページ」(外務省)(外部サイト)などで確認しましょう。

蚊に刺されない対策

海外の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。
また、帰国後も2週間程度は体調の変化に気をつけ、蚊に刺されない対策を行いましょう。

肌の露出を控える

蚊に刺されないように長袖、長ズボンを着用しましょう。また、素足でのサンダル履きを避けるようにしましょう。

虫よけ剤の適切な使用

  • 「ディート(DEET)」や「イカリジン(ピカリジン)」など有効な成分が含まれるものを選びましょう。
  • 年齢に応じた用法・用量や使用上の注意を守って、適切に使用しましょう。
  • 首、手の甲、足首などの小さな露出部分も忘れないように使用しましょう。
  • 日焼け止めを使う場合は、その上から虫よけ剤を使用しましょう。
  • 水や汗によって効果の持続性が落ちるため、こまめに塗り直しましょう。

献血の自粛

血液を介して感染する可能性があるため、帰国日から一定期間の献血は自粛してください。
詳しくは、海外旅行者および海外で生活した方(日本赤十字社)(外部サイト)をご覧ください。

その他の感染対策

蚊を増やさない対策

詳しくは、蚊について(生活衛生課)をご覧ください。

蚊のモニタリング調査

横浜市では、平成23年度から蚊の生息状況(生息する蚊の種類や数など)や、蚊が媒介する感染症の原因となるウイルス(デングウイルスなど)の保有状況を調査しています。調査結果は、横浜市衛生研究所のページをご覧ください。

参考

感染症に関するお問合せ先・相談先

【平日8時45分から17時00分の間】
お住まいの区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係にご連絡ください。

感染症に関する開庁時間外の緊急連絡先

  • 短時間(2から3時間)のうちに患者が急増している場合
  • 多数(10人以上)の患者発生がある場合
  • 感染症法に基づく患者等の届出に伴うご連絡【医療機関の方】

 
などの場合は感染症・食中毒緊急通報ダイヤルへご連絡ください。

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このページへのお問合せ

医療局健康安全部健康安全課

電話:045-671-2463

電話:045-671-2463

ファクス:045-664-7296

メールアドレス:ir-kenkoanzen@city.yokohama.lg.jp

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