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麻しん(はしか)
最終更新日 2024年1月10日
麻しん(はしか)とは?
麻しんウイルスに感染することで起こる病気です。
発熱や咳、鼻水、目の充血などがみられ、一度熱が下がった後に高熱とともに全身に発疹が広がっていくのが特徴です。
症状が出現する1日前から解熱後3日間まで、周りの人に感染させる力があります。
感染力が非常に強く、抗体(免疫)を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。
一度感染して発症すると、一生免疫が持続すると言われています。
主な症状
- 発熱、咳、鼻水、目の充血
- 2、3日発熱が続いたあと、高熱と発疹
肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。
その他、患者10万人に1人と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という合併症を発症することがあります。
物忘れなどの初期症状から、知的障害、運動障害などが現れ、最悪の場合では命の危険もあります。
症状が出るまでの期間
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
感染経路
- 空気中を漂うウイルスを吸い込むことによって感染します(空気感染)。
感染者と同じ空間にいるだけで感染することがあります。 - ウイルスが含まれたくしゃみや咳などに含まれるしぶきを吸い込むことで感染します(飛まつ感染)。
- ウイルスがついた手で口や目などを触ることで感染します(接触感染)。
受診の方法
- 麻しんのような症状が現れた場合は、受診をする前に必ず医療機関に連絡し、医療機関の指示に従って受診しましょう。
医療機関に、症状、海外渡航先や渡航期間、周囲に麻しんと診断された方がいるかなどを伝えてください。 - 受診する際は、周囲の方への感染を防ぐためにマスクを着用し、公共交通機関の利用を避けてください。
感染対策のポイント
予防接種
- 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクの着用のみでは予防できません。
最も有効な予防法は2回の予防接種です。 - 定期予防接種の対象のお子様(詳細は下記をご覧ください。)は、適切な時期に予防接種を受けましょう。
- 海外渡航の予定がある方や医療機関、教育施設などに勤務している方は、抗体価の検査や予防接種を受けることを検討しましょう。
定期予防接種の接種時期
- (第1期)1歳から2歳になる日の前日までの1年間
- (第2期)小学校入学前(5歳以上7歳未満)の1年間
詳しくは、麻しん風しん予防接種についてをご覧ください。
抗体価の確認
麻しんに対して十分な免疫があるか確認するための検査(抗体価検査)は、医療機関で受けることができます。(自費)
抗体価が低い場合は、医療機関と相談の上、予防接種を検討しましょう。
麻しん・風しんの患者を診察した際は
医師が麻しん診断を行った場合は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、ただちに各区福祉保健センターへ届出ください。
また、診察にて麻しんが疑われると判断された場合は、診療を終える前に速やかに各区福祉保健センターにご連絡をお願いします。
詳しくは、横浜市における麻しん・風しん検査診断の実施について/PCR検査検体を採取していただく際のお願い(注意事項)〈令和6年1月改訂版〉(PDF:340KB)をご覧ください。
参考
感染症に関するお問い合せ先・相談先
【平日8時45分から17時00分の間】
お住まいの区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係にご連絡ください。
感染症に関する開庁時間外の緊急連絡先
- 短時間(2から3時間)のうちに患者が急増している場合
- 多数(10人以上)の患者発生がある場合
- 感染症法に基づく患者などの届出に伴うご連絡【医療機関の方】
などの場合は感染症・食中毒緊急通報ダイヤルへご連絡ください。
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このページへのお問合せ
医療局健康安全部健康安全課
電話:045-671-2463
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ファクス:045-664-7296
ページID:659-227-585